カテゴリー「ソラの子の成長」の記事

2024年12月 6日 (金)

残念の中の

先日のこと。
小学生の子。〇月までしか通うことができない子。ここのところずっといい感じで、今週も頑張っていました。
「一週でも、二週でも、上手になるから、〇月まで頑張れよ」と言うと、「うん」と。
たぶん、この子はここを辞めたくはないのだろうと思います。たまに、そんな様子を見せます。
頑張ってはいるけど、あきらめに近いような顔を見せることもあります。
状況から、おそらく無理はない顔です。
そんな子と、スクール後に少し話す時間がありまして。
「ここのサッカー、楽しかったか?」と聞くと、「うん」と。
そして、会話の中で、その子は、
「だって、〇〇とは学校でも会えるけどさぁ・・・」と言いました。言葉はそこまで。
その後に続く言葉は誰でもわかりますよね。
この子は、周りの子との関係を大切に捉えていたんですね。
一緒に練習をしながら、楽しさや嬉しさを感じていたんですね。
周りにいる、学年が自分よりも下の子たち、学校の違う子たち、学年の違う子たち、ここでしか会えない子たちとの時間・空間。
その子・・・実際にそのようなことをプレーでもしっかりと表していましたからね。
その子のそんな言葉を聞き、本当に私も残念なのですが、でも、その子がそのように思っていることがとても嬉しかったです。
だから尚更、残念さもさらに・・・なのですが。

そういえば、その日、そのクラスの始まる直前に、U-9クラスの方からちょっとした質問を受けました。
私は質問に答えながら、さらに、コートの中で話しているある二人を指さしました。
「あの子とあの子はあんな風に話していますが、学校も学年も違うんですよ」と。
それを聞き、保護者の方は驚いていましたが、その後で、先ほどのような会話があったので。
ほんと、ここはちょっと・・・特別です。

2024年12月 3日 (火)

理解した中学生

先週の中学生クラスでは、ある子に厳しめに話をしました。厳しめといっても当然のものですが。
その子は他の場でケガをしていて、今回はケガが完治していない中での練習参加なので、「できることだけ」「接触なし」での参加です。その「できることだけ」というところがポイントで、安全そうに見える練習や一人で行う自主トレでも転倒すればとても危険になるのです。
その子はスクール外の活動でケガをすることもちょくちょくあるので、やはり、これ以上はケガをさせたくないのです。
それに、その子も練習したくてしたくてスクールに来ているので、できる限り練習はさせてあげたいので。
そのため、話しを聞きながら様子を確認して、練習の様子を見て、その子がコートの中で練習できる方法を考えて、他のみんなの練習も考えて・・・と行っていたところ、その子に厳重注意をする必要が出たので、注意をしたのです。
必要なことは話した後で、その後の様子・経過を見た上で、「これはまたケガをしてもおかしくない」(治りかけでのケガは本当に避けたいので)状況だったので。これは、その子が自分で自覚して注意できる・意識できるところがそこまでだということなので、わからせるしかないので。
ただ、その日に(それまでに)話したこと、その後のやりとりの経過を振り返れば中学生でも理解できること。(そのような流れは作っているので。)
厳しめでも仕方ないです。ケガをさせたくないのと練習させてあげたいのと、両方なので。守りながら伸ばすためなので。
おそらく、その日の練習をとても楽しみにしてやってきたその子にとっては、あんな感じでとても厳しく注意されてしまうとは考えていなかったと思います。
ですから、次の週の練習、つまり昨日の練習には反抗的に、または、あきらめ的に「行かない」となる可能性もあるかなと思っていました。年齢的にそうなっても自然な年齢なので。
前回の練習で起きていたこと、自分がやっていたことなどを理解していれば来るはずですが、理解できていなければ、「行かない」となる可能性あり、でした。
そして、昨日の練習に・・・
その子はやって来ました。
特に変わった様子はなく。ただ、それは見た目で。話を聞く姿勢、理解しようとする姿勢は前回までとは全然違います。
また、持ち物、準備などにも、変化が表れていました。
当然、練習中の様子は、そのような姿勢とそうでない場合とではまったく違います。
(前回とは)「変えてきたな」でした。
ソラの子たちが伸びる、その伸び幅は、後半になるほど上がります。この子は(他の子もですが)これからさらに伸びていくので。
「やるじゃないか」でした。
まだ油断はできないのですが・・・。

他にも、昨日はある中学生で、「あれ? え? ああ、なるほど・・・」がありました。
直前に聞いていた話から予想できる様子とはちょっと違う様子を見せる子。
事前の情報からだけで判断することはまずしません。もちろん、とても大切な情報として、しっかりと頭の中に入れます。その上で、実際の様子を見て判断します。実際の様子も、ある一点とか一時点のものではなく、色々な場面での様子、経過を見た上で、線が表れてから判断します。
そうしてできた線が、事前の情報から推測できるものとは違うのです。明らかに違う。
終わった後、その子に話を聞き、なるほど・・・でした。頑張る姿勢が上がっていたんですね、本人なりに。
そして、実際にその幅は実は大きかったらしいです。それが表れているのが昨日のゲームでのプレー。
相当頑張らないと触れないボールにつま先が届いたり、相当頑張らないとキープできない状況でキープできたり。
ここでのゲームでの様子には、結構色んな様子が正確に表れるのです。
ただ、ゲームでの様子を見た時点では、「あれ? これはどっちだ?」でした。それ(すごく良い動き、意識)を裏付けるものがあるのかどうか。そして、先ほど書いたように終わった後に話して、その時のその子の様子から、「ああ、なるほど」(裏付けあり)となりました。
なるほど・・・実はかなり(サッカー以外のことで)自分で意識を変えていたんだなとわかりました。
ただ、そこには、他の子との会話も関係していると思います。ちょうどよいタイミング、時期に、ある子との会話でそこに触れていた場面が以前にあったので。そうしたことは間違いなく影響していると思います。
そして、それは、その子がそうしたもの(他の子との会話から感じることができる)をまだ持っているからであるのと、話した子もそうしたものを与える力があるからだと思います。

いいですね、中学生クラス。

2024年11月27日 (水)

なんで泣いてるの?

今週あった様子から。
U-12クラス。
ある子の目に涙がありまして。
それに気づいた子が私のところに「なんで泣いてるの?」って。
私は私でコーチとしてその前にその子との距離感、関わり方で接していますが、子どもたちはそうではないので、「なんで泣いてるの?」って。
「なんで泣いてるの?」と聞かれて、そのわけを話す時もありますが、この時は「なんでだろうね・・・」という感じで答えました。
その後の様子は子どもによります。
ある子はその子に近寄って、声をかけたら、「大丈夫だから」と言われて、その様子から、「今は近寄らない方がいいんだな」「そっとしておいてあげるのがいいんだな」と理解。
ある子は近くに様子を見に行く。
ある子はどうしようか考えてる。
そんな感じで。
低学年の子たちなんかだと、こういう時、一回は気にして声をかけるけど、その後は「もういいや」とか気にならなくなることがあります。それはそれで自然なことです。まだ自分のことが一番の時。どれぐらい周りのことを気にするかというのは、まだまだなのです。自分の気持ちをたくさん経験することが大事なので。
ただ、そうした経験をした後の高学年では、次の段階に進みます。ここ数年の間、(一般的に見ても)ここで進んでいないこと、進まないこともあるのですが、これは進むべきところです。
昨日、運動面での「教えなくてはできるようにならないこと」に触れましたが、こうしたことも、「教えて、経験して、繰り返して」をしっかりとしないと覚えられないことが増えています。
だから、様子を見て教えるのですが、その日はどうなったのかというと・・・
その子がまだ泣いている状態で集合。もちろん、集合させるタイミング、座らせる位置(子どもが座りそうな位置)をこちらの立ち位置や雰囲気で調整します。
で、子どもたちが座って。
様子を見て。
泣いている子を気にする子・・・もう一回話しかけようかなと思ってその子の方へ身を乗り出しかけて、「いや、まだそっとしておいた方が良さそうだな」と思って身を元に戻す・・・その戻す動作の途中で、泣いていた子に少し反応あり!
それを見て、「やっぱり話しかけようかな」で、ちょっと声をかけて。泣いていた子も目を手で押さえながら答えて。
でも、この時は何て言ったのかわからない感じでした。
こういう時は難しいですよね。まだ方向が見えないので。
でも、まだみんな気にしているし、気にされている子もみんなの方へ戻ろうとしていて。
こういう時の、正解がない距離感。本当に「言葉だけ」とか「行動だけ」とかではなくて、そこの空気、動いている気持ちが含まれている空気、そういう空気が流れている間での距離感、行動。
これが私は好きです。
「これが正解」みたいなスキルじゃないのです。
空気が読める・読めないということが問題となるところではないのです。
「間違っていそうだけど実は大当たり」「理想のようだけど(大人が喜びそうだけど)実はずれてる」とかありますからね。
それぞれの子の、そこでの心配する気持ちだったり、周りの子への気持ちだったり、そういうものが関わっていく様子。
「気にする、気になる」が続く。
お互いにこれまでに色んなやりとりをしてきたので。
そういえば、昨日、その子のことを一番気にしていたのは、一、二か月くらい前に気持ちのすれ違いでその子とお互いにちょこっとあった子。その後、お互いに誤解していたことや誤解を与えていたことを理解して、子どものやりとりを繰り返して消化していたんです。
そんなことがあった子が、一番気にしていましたね。
で、数人のそうした思いがあり、微妙な距離感があり、そこから、「マジカルバナナ」が始まり、子どもならではの言葉がたくさん出て、いつの間にかみんなで笑っていて。
よし。
はい、そこからチーム分け。そして、ゲーム。
当然です、その後のゲームが良いものになるのは。
やっぱり、あの子たちの空間は、最終的にはこうした空間になるのです。

2024年11月26日 (火)

サッカーが嫌いになったらおいでよ

昨日のU-12クラス。
練習の様子を見ながら・・・。
これなぁ・・・。普通のコーチが見たら絶対にふざけているように見えるんだろうなぁ。
でも、違うんだよなぁ。
食べ物の名前とかキャラクターの名前とかワザの名前とか術の名前とか・・・色んなことを言いながらやってるけど、ふざけてるんじゃないんだよなぁ・・・。
みんなで練習をしようと思って、みんなで関わろうと思って、そのグループでは自然にそうなっていったんですよね。
ふざけているわけではないので、動きもとてもいいし、「危ない!」という場面でもケガをしないし。「ごめん」「ありがとう」という言葉もしっかりと出ているし、しかも、強さ、速さ、タイミングなど、色々な言い方で出ているし。
あんなに声を出して、学校も学年もサッカー経験も全然違う子たちが関わって、楽しそうに練習してるんだから、すごいよなぁ。

なーんて思っていました。
その隣のグループはまた違った感じで、練習がうまくいくように声をかけたりしていて。
グループごとに様子は違うのですが、どれもよくて。
そんな練習を経てのゲームでは・・・。
本当にそれぞれの子の動きも、声も、関わり具合もとてもよくて。
あんな感じで子どもたちがサッカーをしているのって、一般的に考えると、実は相当めずらしくて。
「ああ、これ、撮っておいたら絶対にいいんだけどなぁ」としみじみと思ってしまいました。
とてもいい様子が溢れているので、あの子たちがいかにすごいことをやっているのかを説明したいしぃ! という感じで。
一般的に見たら本当に希少なものなので、一般的なコーチやそのような環境に慣れている保護者の方などには見えにくいかもしれないのですが、広く、長く、様々なサッカー環境を見てきた立場から言うと、本当にいいサッカーをしていますね。

どこかのサッカーでサッカーを嫌いになったり、人と何かをすることを嫌いになったりした子がいたら、ここにおいでよ。

そう言える、あの子たちのサッカーでした。

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◆レッスンコーチ(ヤマグチ)
プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。

 

2024年11月15日 (金)

本当にネジがゆるければ崩れます。だから、崩れないということは

昨日のU-9クラスには、子どもたちの色んな良さが出ていましたね!
あちらこちらに同時発生。
見ていると、面白く、かわいく。優しさ、発想、好奇心。
ちょうどいい感じで色んな要素が絡まって、本当にいい感じ。
練習前からそんな感じだったのですが、練習開始時には、その直前に会話を始めた子の話が終わらず、そのまま「集合」。
集っても話は終わらず。(その子は)まだ話したいのだからこれでよし。そして、その子と話をしている間にも、他の子が話しかけてくる。と、さらに他の子も話しかけてくる。
できる限り聞こうと思い、あいまあいまで「えー? そうなの」とか「そうだよね」とか「うんうん」と答えながら、離れたところに座って話していない子は興味をなくすのも自然なので、その子たちの心も気にしながら・・・「はい、名前呼ぶよー」。
それにしても、色んな話をしてきます。
あれ食べた、これ食べた、今日あれ食べる、明日あそこ行く、おうちであれやった、学校でああだこうだ、コーチは鬼、コーチはおむすび・・・まあ、本当に色んな些細なことを話してくれます。
昨日は「ターボババア」の説明をずっとしてくれた子もいます。
ただ、その些細な一つ一つのことに対して、こうして心を動かせることは色んなことの土台だと思いますし、今はまさにその土台をつくる時ですから、こうした時間を大事にしたいと思っています。大人になると些細なことですが、子どもにとってはしっかりとした一つのこと。といっても、「しっかり」の意味はそれぞれの子で違いますけどね。
また、こうした時のやりとりで(学校のそれぞれの科目で取り上げるような)色んなことを養うことができることも事実ですし(学校の授業では覚えにくいこともこうした時間に覚えることができることもありますし)、私としてはその子が今、(色んな発達要素について)どんな発達段階にあるのかということを確認することもできます。
色んな意味で、大切な時間でいい時間です。
そういう時間を持たせながらも、もちろん上達は絶対にさせます。そうじゃないと自分や友達に力があることや互いに大事な存在だということを気づきにくくなることもあると思いますので。
高学年もとてもいい感じで、とてもいい様子でしたが・・・今、書く時間がなくなってしまったので、また今度書きますね。

 

2024年11月13日 (水)

こうして重なると偶然ではないということもわかります

月曜日の練習を振り返って。先日も書きましたが、ゲームでの動きやドリブルがすごく良くなっている子がやはり多い多い・・・。そして、他の曜日でもグーンと来た子、いるじゃないですか。
で、その子たちの共通点・・・そう、室内練習を境に伸びた子も多いのです。先月、月曜日コースの振替練習を室内で続けてやったのですが、そこに参加していた月曜日の子たちの伸び、見た目が明らかです。そして、そこに、他の曜日の子で振替で参加した子もいたのですが、その子たちも伸びが明らかなのです。実際に、先月の室内練習ではそのような動きが身に着く練習を(遊びのように見えますが)たくさんしているのです。ちゃんと、必要な要素を養えるように、サッカーに必要なスキル・動きを分解しつつ、その各要素をあのような練習で身につけられるようにしていますので。しかも、反復効果も大きくできるチャンスだったので、その効果も大きくなるように行ったので。(実はちゃんとした理論の上にやっています。)
なんか、本当に、とてもいい感じですね。
ところで、そんないい感じの子たちですが、どの曜日もそうですが、たいがい練習の前半は笑ってしまいます。
特にU-9クラスの子たちの前半には、年代的な特徴がとても出ています。
一人一人が取り組むメニューを「今度はこれだよー」と言ってやっていると、「ねえ、コーチぃ」と声がかかる。
「ん? やり方がわからないのかな?」と思って、「なーに?」と聞く。
すると、
「今日、学校でね、・・・・」という話が始まる。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
今やっているメニューとは関係ないし、サッカーとも関係ないし。
そんな話をそのタイミングでしてくるかね。
でも、こういう子、結構います。
で、いいんです、これで。はい、そういう年齢だし。
それに、今は、こうして、学校であったことを子どもが振り返る時間が減っているし(絶対に大事なのに)、こうして目の前の人と話しながらの伝え方、受け取り方、心の動きを覚えていく機会も減っているし。
サッカーの練習中に関係ないことのように思えるかもしれませんが、サッカーの練習どころじゃなくて、もっと大元で大事な部分ですからね。
それがあった上での、サッカーへの取り組み方です。
10年以上前は、逆に、そういう話をしていたら、「今は、これをやろう」と言っていましたが、今はあまりにも、「これをやろう」「出来なきゃダメ」等、先に進むのが良しとされていて、今覚えるべき多くのことを普通に覚えることが難しくなっているので。それによるその後の問題をたくさん見て来ているので。だから、10年以上前とは逆の対応になっています。
もちろん、単純に時代で区切ることなく、個別での対応をしてきているので、細かく言えば、ケースバイケースですけどね。
・・・で、「今日、学校でね、・・・」と言っていた子たち、ちゃんと伸びるので。たくさんの子、伸びています。
話を聞きながら、その子の段階や状況を理解でき、それに対して、もちろん、こちらも大切なことは伝えるので。
ちょうど、昨日、そのようなことに関連するご質問を頂いたので、ここでもちょっと触れさせて頂きましたが、大人の考える集中力と子どもの持つ集中力はちょっと違います。ここが混同されている現場が多いですが、違いますので、お気をつけ下さいね。
さて、今度はどんな「今日ね、(・∀・)」を聞けるのでしょう。
さてさて。

2024年10月28日 (月)

また一つ進んだか

ある子がスクール後に元気がなかったそうで。
その子、元気をなくすような出来事はなかったはずなんですけどね・・・。
その理由を保護者の方が聞くと、そんなことを考えるようになったんだと「心の成長を感じ、ジワッと感動しました」とのことで。
その内容を聞き、私は驚きました。
「そこまで来たのか?!」でした。少し前まで、その手前の段階にいた子。その段階にもうしばらくいると思っていたんですけどね。練習中の様子から、まだ次の段階には行かないかなぁと思っていたんです。その段階でもその子は良さを十分に発揮していて、本人はもちろん、周りの子にもプラスになっていたから。
でも、次の段階に進んだんですね。ちょうど二週続けて、そこに進む子は進める内容の練習もしたのですが、こうしたこと(その後の成長)からも、その子の練習への取り組み具合がわかります。笑顔あり、楽しみあり、冗談あり、でも、それらが自然な感じ。なので、吸収すべきことは吸収する。真面目に受け取るべきこと、しっかりと受け取るべきことはしっかりと受け取る。楽しみながらも、その強さもつけてきたから、練習時の言葉をちゃんと吸収してる。すごいですね。
今6年生のその子。
本当は6年生全員に、一度そこまでは行ってほしい。さらに、そこまで行った上で、(卒業までの間に)次の段階に時間を十分にかけてほしい。その期間に、周囲の人間とのやりとりをたくさんしてほしい。そうした経験を十分にした上で、次の段階、中学生段階に進んで行ってほしいと思っています。
中学生に入ると、色々なことが周囲からは見えなくなってしまうこともあるから。

さて、その子がたどりついた今の段階。
それはここのところ私がU-12クラスの子たちに特に話していることの一つ。
それを理解して、感じながら練習に参加できていることの表われです。
そこを(自分自身の経験が少ない)早い段階で感じすぎてもよくないし、過剰に感じすぎてもよくないし(その結果、自分の力を出せなくなることや自分の力を知らないで終わることもあるので)。
だから、段階があるのが理想なのですが、その子は一つ段階を進みましたね。
これからの成長が楽しみです。伸びろ・・・。

ところで、先日、他の方から、子どもがここのサッカーがとても楽しいみたいで、ここのサッカーに行きたい、ここのサッカー以外に行きたくないくらいの伝え方をして下さり、曜日数を増やそうか検討しているというお話を伺いました。
練習の反復サイクルは成長面に大きく影響するので、来れるならそれが理想です。
たまにここで取り上げる、介護の仕事を始めた友人は、その職場でしか介護の色々なことに触れる機会がないため、スキルや知識をしっかりと定着させるために勤務する日を増やしたそうです。もともと他の仕事があるため介護の仕事をできる日はあまりないはずなのですが、彼も反復サイクルの重要性を理解しているので(彼の場合は介護の場がその勤務先しかないため)知識、スキルを定着させるために2~3日に一回勤務できるようにしたそうです。時間的に少しきつくなったそうですが、実際に覚えたことの定着度が上がっているそうです。
ちなみに、私はスクールで若いスタッフの仕事の覚え具合やスキルの定着具合を何人も見てきていますが、やはり反復サイクルは大きく影響すると感じています。
大人でもこれぐらい影響するので、覚えていく段階の子どもたちに影響するのも理解できますね。

私は私で、スクールで子どもたちの伸びを生む好循環を作れるよう、頑張っていきます。
さて、では、今日もよろしくお願いしますね。

2024年10月18日 (金)

ソラなくしては、なかった(/・ω・)/

木曜日のスクール後、嬉しいご報告を頂きました。
スクール中の子どもの様子や、スクールでどのような働きかけを子どもたちにしているのかなどをよく見て下さっている方からのご報告。

「これはお伝えしなくては!」と思って下さったそうで。
子どもがもらってきた、学校の先生からのコメントを読み、(学校での様子などで、嬉しいことが細かく書いてあり)「これは、ソラなくしてはなかったことだ」と思ったそうで。
その内容(先生からのコメント)を聞き、スクールでのその子の様子としっかりと重なりまして。
もともと、ここでの働きかけは、スクール以外の場でその子が楽しい時間を過ごせるように、伸びるようにと考えて行っています。(昔から書いていますが、そういう働きかけをスクールではしています。)
だから、こうして、他の場で楽しい時間を過ごせていることがとても嬉しいです。
今回のご報告は高学年の子の保護者の方からのものですが、高学年クラスの子たちには、4月から、見る、聞く、理解するということの大切さを話しています。そういう部分でもこの子は成長しているので、おそらく、学校でもその力を発揮できているのだと思います。
お父さん、お母さんは「ソラのおかげ」だと思って下さったそうですが、これは本人の努力(スクール中に成長する様子を色々な場面で見せています)と親御さんの支えによるものです。
本人の努力・・・子どもたちの様子を見て、私は注意もしますので。そして、その時に注意された内容をどう理解し、自分でどう取り組むか。こちらからする話をどのように捉えているか、捉えるか・・・これが大切で。段階を踏んで話すので。この子はそうした時に成長する姿をちゃんと見せていたので。
そのようなことも含めて考えるので、嬉しさも倍増です。

「ソラのスクールで覚えていることが学校の授業で着実に生かされているのを感じ、感動します!」とのことでした。
私も嬉しいですし、他のスタッフも喜んでいます。
よかったですね!

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2024年10月13日 (日)

たくさんの「ありがとう」と色々な「ありがとう」を(補足しました)

先日もとても嬉しいご連絡を頂きました。
中学生のある子が今、サッカーを本当に楽しんでいるそうで。
小学生高学年の頃を「~~だったり、~~ばかりの日もありましたが」と振り返られ、そして、ソラに「ずっとお世話になれているから親子共々成長できているんだなと思います」とおっしゃって下さって。
つい先日も、以前の様子を振り返ってのお話を載せていますが、その方とは違う方です。皆さん、本当に長くスクールに通って下さっている方が多いので、このように言って下さる方が多いのです。

皆さんに感謝していますが、最近ここで取り上げた方たちには・・・
とてもとてもとても、本当にありがたく、心から感謝しています。
何故なら、お子さんの様子を見て、「辞めた方がいいのでは」と考えたり、「辞めさせる」と決めたり・・・そこからの、「やっぱり通わせよう」という方たちもいるので。
子どもの様子を見て、どのようなことが起きているのか、どのように成長しているのかということを的確に把握することは、今の時代は本当に難しいのです。
(私は立場上、そして、このスクールのやり方の特性上、何百人という子たちの様子を数年に渡って見る(だいたい3~8年間くらい継続して見ることが多いでしょうか)、子どもと保護者の方の関係ややりとりの様子を同じように継続して見る、ということをしてきているのでわかることがあるだけです。この立場でなければ、或いはこのようなスクールのやり方=学校でのことやチームでのことなどを24時間体制で連絡をもらう×365日=でやってきていなければ、おそらく、わからないことがたくさんあると思います。実際に、昔、ケガをした時などに病院に行き、レントゲン写真を見せられて先生に「ここがほら」と言われてもすぐには先生の言っていることがわからないことがたくさんありました。先生はパッと見て、「ほらここ、ここ、ここ」とどんどん当たり前のように説明するのですが、私の目はそれに追いつきませんでした。これと同じだと思います。)
色々な場で用いられている定規(=子どもの成長を計る理論的なもの)がすでにずれているのです。ですから、その定規に当てはめられての評価は実態とは少しずれていることがあるのです。また、保護者の方自身も気づかぬうちにその定規を正しいと思ってしまうこともどうしてもあるので(情報の流れ方のせいでそうなってしまう)、自分の子の様子を的確に捉えるのがとても難しくなっているのです。
そのような現代の中で、子どもとやりとりをして、子どもの様子を見たら、スクールを辞めさせると考えてしまうこともあるのです。
ただ、私は子どもの実際の成長やその評価の仕方(ズレの生まれてきている経緯等も含めて)も見て来ているので、本当に、辞めてしまうのはもったいなくて、「実は(保護者の方の捉え方と実際に起きていることは)違うんですよ」「これでいいんですよ」「ここを改善した方がいいですよ」と伝えることがたまにありまして。
たまにですけどね。常に言うわけではありません。
考え方はご家庭ごとに色々とあっていいと思っていますので。
ですが、スクールでは本当に色々な働きかけを繰り返していて、色んなことを改善しているので、そのような様子を見た上で、「実はこんなに変化しているんですよ」とか「実は(成長段階として)このような状態になっているんですよ」と伝えることがあるのです。時間とかもたくさん使ってそのように少しずつの成長を繰り返したり、今の段階を把握しようとしたりしているので。
最近取り上げた方たちは、このように、「辞めさせようか」と考えたことがある方たちです。
そして、その際、私はその時に行っていた働きかけや起きている変化、今後の心配事等を話していたので・・・。その上で、「やっぱり通う・通わせる」と考え直して下さった方たちなので。
立場的には、私からは「もったいない」とかは言いにくいんですよ。
「ただ引き留めようとして言っている」と誤解される可能性もあるので。(そんなことは私はしないですけど、一般的にはそういう引き留めはあることですから。)
だから、(されてもいい誤解もありますが)そういう誤解はされたくないので、言いにくいし、言わない時もあるのです。
それでも言う時は・・・本当に子どものことを見て欲しいからで。
そして、「なるほど・・・」と理解して下さる方もいまして。
最近挙げた話の中には、そのような方たちの子のこと、結構出ています。
ここに通っての成長を喜んで下さったり、感謝して下さったりする方がいらっしゃいますが、いえいえ、です。
子どもたちがそのように成長できたのは、そのような時でも保護者の方たちがこちらの考えを理解して下さったり、実際に起きていることを見て考えてくれたりしたからです。
それはとても難しいことなので・・・だから、それをして下さっている皆さんに、本当に、心から感謝しているのです。
そして・・・本当に成長している子たち。
嬉しいです。
ちなみに、今、中学生でとても頑張っている、とても楽しんでいる子は、低学年の頃、私に「ねえ、ボク、あまりサッカーを好きじゃないんだよ」なんて言うこともありました。
そういう一言ではわからないこと、たくさんあるんですよね。「その段階ではそれでいい、それで十分」ということもあるんですよね。(逆に、「その段階でそれはマズイぞ(直した方がいい)」ということもありますが。)
その後の高学年の時には「~~だったり、~~ばかり」の時期もあり、そこからの今。(実際にはその後も色んな過程・経過があり。)
今のサッカーでの頑張り、達成感の得かた・・・とてもいいですからね、その子。
その子にも・・・おまえも頑張っているのは確かだけど、その前に、保護者の方へ感謝しろよな、です。

皆さん、本当にありがとうございます。
(他の「ありがとう」も書きたかったのですが(だからタイトルをあのようにしたのですが)時間がなくなってしまったので・・・また今度・・・。)

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2024年9月18日 (水)

合うかどうかを事前にチェック・・・の前に知って頂きたいこと

昔は、誤解をすることも誤解をさせることも、誤解をした側と誤解をさせた側、双方の理解力を高めることにつなげることができました。
自分や相手を認める幅を広げる、自他を認める力を上げる機会にもなりました。
今は、そうしたことが難しくなっていますね。
誤解をしたらそのまま離れてしまうなど(離されてしまうなど)。
誤解のあったところからその後のやりとりは省かれてしまったり、必要性をあまり考えられなかったり。
「その後のやりとり」は関係を見守る時間がとてもかかりますし、理解できる形に持っていくまでには心もたくさん使います。
でも、ここが省かれたり、重要だと考えられなかったりすることで、自他を認める力の発達が抑えられている部分はとても大きいと感じています。自分を認める力がついているように見えても偏った形になってしまっていると感じることなどがあるのではないでしょうか。または、他者を否定する力になっていると感じることがあるのではないでしょうか。
・・・ということを言える立場ではないのですが、スクールをずっと行ってきて感じていることです。
ここではそうしたやりとりを大事にしたいと思っています。
子どもの気持ちを大事にしたい方、どうしても子どもの表情を大事にしてしまうという方、そのような部分での発達や成長を大事だと考えている方はぜひ来て下さいね。(このようなことも勉強やスポーツの技術と同じように何度も経験を繰り返さないと発達・成長できないと感じています。)
ところで、昨日の高学年クラス。火曜日の高学年の子たち、かなり上がってきましたね。
低学年の子たち同様、色んなことを話します。私に色んな話をしてくるし、私からも話します。
そうしたことを集めて、重ねてのスクールでの様子見です。
そして、大切だと思うことを話します。
この数週間で・・・聞く力、話していることを受け取る力が上がっていますね、あの子たち。
そのような元の部分の変化が色々なところにプラスに影響しているのだと思います。
この空気、この流れを逃さずに、しっかりと上へ進ませたいと思います。

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