カテゴリー「ソラの子の成長」の記事

2023年9月15日 (金)

オリンピック選手と同じ表情・・・Σ( ̄□ ̄|||)


と書くと、大人のような顔で、私語もせず、とても真剣に練習に取り組んでいる様子を想像する方もいるでしょうが、はい、全然違います。
クモです。
クモに物を投げて当てようとしている子どもの表情です。
それが、真剣そのものなのです。きっと、写真でその顔を撮ったら、単純に、めちゃくちゃ凛々しく、カッコいい表情です。
子どもが、6mくらい上の方に、クモ(とクモの巣)を発見したのです。
その子が、それに物が届くか、投げてみたのです。深い意味はないです。それを見たもう一人の子も、投げ始めました。
ちなみに、物と言っても、スクールで使う備品で、クッション素材の軽いものです。もちろん、危なくないです。
軽さから考えて、どんなに一生懸命に投げてもそこまで届きません。
面白いので様子を見ていました。
当然届くわけはなく。
最初、その場でジャンプ。ジャンプ+投げるをやっていたのですが、途中から助走をして。
その助走から、投げる。
文字で書くのが難しいような声を出す場面も。まるでオリンピックのやり投げのよう。
走る時の顔は真剣そのもの。投げる時も全力。自然に声が出ちゃうくらいの。
その後も工夫に工夫を重ね、色んなやり方をしていました。
その間に見せる表情は、笑いもするのだけど、真剣そのもの。
カッコイイ表情で。
「クモが二人いるよ」から始まった時間。そして、この表情。オリンピック選手の顔。
でも、狙いは「クモふたり」。
もう・・・・面白すぎなのでした。
ところで、この間に見せていた動きはどれも経験できるといい動き、反復できるといい動きでした。
実は、とてもとても良い練習にもなっています。
最近は、こうしたことを思いきりできる機会も減ったので、昨日はそんな時間をとても長く長く過ごさせました。
よく頑張っていますねー!
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。



10秒

昨日のU-12クラス。
最初の雰囲気から、当初考えていた働きかけの1つをやらないことにしました。逆に、もうやらないでおく予定だった働きかけを継続することに。これは子どもたちの様子を見て決めたのですが、やはりプラス面とマイナス面があるので、昨日のスクールを終えて、次回もその働きかけ(もうやらないでおく予定だったもの)を継続するか否か、非常に悩むところです。
その前にワンクッション置いて、そこで様子を見てこちらで行うかどうか判断する、そこで決めたあとは動かさない。これを数回繰り返す・・・というのが良さそうです。
と、今書いた働きかけ云々は、空間全体に対してのものではなく、いくつもある中の一つの、ある子のあることを改善するためのことです。こうしたことのつながりや重なりで空間はできているので。その子のそれについては、もう残りの回数から、これで卒業までにギリギリ間に合うかどうか。この一、二回が特に勝負でしたが、やはり昨日の様子からだと当初決めた通りで行く方が良かったのではないかと反省。子どもたちの様子から、彼らの優しさや温かさで進ませようとしましたが、その判断が間違っていました。(子どもたちはとても良いことをしただけですが。)結果論ですけど。
こうしたことや他のこともあり、最初の段階で色んな時間のズレができました。そして、空間としては本来のソラとはかなりかけ離れた「ただ練習をやる」ような空間になったので、途中で修正をかけました。その後、修正をかけることができたのではないかと思えるくらいいい状態になったのですが、最後の30秒で崩れました。
正確には、最後の10秒で崩れました。立て直したかったので、本来なら終えるはずだった時間に10秒、20秒と追加したのですが、ダメでした。合計でおそらく30秒くらいの時間です。
10秒早く終わりにすればよかったのかもしれません。
ゲーム時にたどり着いた状態を見る限り、修正は一度できたと思いますが、おそらく、そこにいくまでに子どもたちが色んなものを使い切ってしまったということもあったのだと思います。
頑張っていた子たちが「使い切ってしまった」「でも心が動いているので動いてしまう」ということが表れた最後の10秒、そして、その後の20秒でした。無理のある空間で色んなものがかみ合わなくなっていました。
ですが、確実に大きく大きく成長している子が多く、それは様々な様子からも伺えました。
その10秒、30秒の中で、ある子の顔にボールが当たりました。ボールの当たった子は一生懸命ボールを取ろうと動いていて、そのためにある子の蹴ったボールが顔に当たってしまいました。ボールを当ててしまった子のキックは決して雑でも強すぎでもありません。悪いプレーではありません。それでも、当ててしまった子は、ボールが当たった子の様子が気になっていました。
スクールが終わって、コートの外に出た時に、自分がボールを当ててしまった子の横に座り、謝ったり、様子を見たりしていました。謝っても気になって、隣にずっといる感じでした。
この子の、こうした部分に大きく大きく成長を感じます。きっかけは3週間前にありました。大きく大きく、心と体が動くようになっています。特に、受け取る力が大きくなっています。それがよく表れている昨日のスクール後の様子でした。
こうして、多くの子が大きく伸びています。だから、オールオッケー状態の気持ちで終わってもいいスクールでしたが、それぞれの子の伸び具合や卒業までの時間があるので、オールオッケーという気持ちに私がなれないだけです。
子どもたちの伸びは、すごいです。お家でたくさん褒めてあげていいと思います。
ちなみに、ボールが当たった子はチームには入っていない子です。優しい子です。でも、その時すべきことに全力です。もちろん、とても楽しそうに練習します。それとつながっている、「楽しい」からの一生懸命です。自然に入り込んでいく感じ。昨日も、ボールを誰よりも追いかけていました。それを小さな頃からやっているので、すべきことをする、心が動く、体も動く、もちろん、挑戦をする・・・・そういう力がついています。
昨日、ゲーム開始前も、その子が自分のいるチームの子に一生懸命に声をかけ、私が「これをチームで決めて」と言ったことをやろうとしていました。顔が真っ赤になるくらい一生懸命に声を出していました。そういうことが決して得意ではないはずなのに。
実は一昨日もチームに所属すべきかなどのご相談を(その子のご家族ではない)保護者の方から頂いていますが、チームに所属しなくてもこうした成長を見せる子が多いです。逆に、チームに入っていてもそうした力を身につけることができないことや身につけにくくなることもあります。要は、どんな経験をするか、なので。
形ではなく、身をおき、参加することで伸びる場にしていきたいと思います。

◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

 

2023年9月 6日 (水)

バカだなぁ、そんなわけないじゃん

「呆れられたと思った」と言って泣いた子がいました。
バカだなぁ、呆れるわけないじゃん。
ただ、この子が「呆れられたと思った」のは、他の場でそのようなことで呆れられたことがあったことや、呆れた人がとった行動と私の行動を同じように思ったからのようでした。
呆れることではないし、私のその子に対する行動も(周囲で見ていた子が「そういうのとは違うよ」とわかるくらい)全然違うのですが、そのように思ってしまったようです。
この子に限らず、大人も子どもも、過去の経験から色々なことを判断していきます。だって、それが学習するということですもんね。
だから、まず、どんなことを、どのように経験するのかがいかに大事かということだと私は思うのですが、こうした部分で偏った方法や考えが多くなっていて、逆にマイナスも出てきているように感じています。
「これが正解」「これは違う」とか、表面上をキレイにとか、そんなところではなくて、もっと幅を広げる経験をできるといいと私は思います。
考えの幅、心の幅。
気持ちを出す力の幅、出す方法、出す大きさの幅。
同じように、気持ちを受け取る力の幅も。受け取り方の幅を広げる、受け取る大きさを大きくする、受け取る深さを深くする経験。
大きさ、深さを広げて、逆に、浅さも使えるように。そうすれば、深く受け取るべきでないことを深く受け取らないですむことも増えるでしょう。もちろん、深く受け取るべきことを捉える力もつくでしょう。
こうした力をつけるために、それぞれの子に色んな考えがあり、その考えや気持ちを色んな出し方で出すこと、そして、それを受け取る(理解する)ことができる場がとても大切だと思っています。そして、こうした経験を何度も何度も繰り返すことが大切だと思っています。
うまくいったり、いかなかったりを経験できることも大切です。
こうして、たくさんできた自分の経験から、色んなことを判断するようになっていくと思うので。
こうした経験をたくさんすれば、「それは違う」もわかるようになるでしょうから。
ということで、こうした経験をたくさんできるように。
・・・と考えてスクールを行っているので、もう、めちゃくちゃに見えることもあるのです。
でも、昨日もありがたいお言葉をいくつも頂いたのですが、来れば来るほど変化は出ているので、このめちゃくちゃには結構栄養があると思います。

ところで、最初に書いた子、スクールが終わり、お家での様子を見て、親御さんからもご連絡頂いていますが、思わず笑ってしまうほどの様子です。音符がついていそうな子どもからの「こう言っておいてね」もありまして。笑ってしまいます。

他の場では作れない空間を、子どもたちにも作らせたいと思います。
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。



2023年8月30日 (水)

だって、遊んでるから

昨日は年中さん、年長さんのサッカースクールからスタート。
なんか・・・成長しています(* ´艸`)
それぞれの子とのやりとりが・・・面白いです。成長を感じ取れるので。
といっても、大人の求める理想的な成長をしているというわけではなくて(そういうものを求めているわけではないから)、子どもの心と行動が自然にニョキニョキと成長する方向に動いているのが面白いです。
続く低学年クラスでも、そのような感じで子どもが成長している様子がたくさんあって、面白いです。
あー、面白かったです。
練習に参加する様子。取り組み方。集中度合い・・・・どの子もそれぞれに良い方向へ来ています。入会した頃は全部の練習にずっと参加することがなかなかできなかった子が、今ではぜーんぶの練習に参加しています。こうなってきた過程も見ているので、成長がよくわかります。どの子にも、そうした成長の過程があります。
泣きながら来た子は、帰りは笑顔。プレーも超早くて、かっこよくて。
「もっと積極的にボールに行けるといいな・・・」だった子は、とてもたくさんボールを触っていて。
みんな、それぞれに成長している様子があって、よかったです。
そして、U-12クラスは、とても面白いことがありました。
色んなやりとりから、それぞれの子の頭の働き具合とか、意識とか、色々なものを確認しながら練習は進めていきます。
で、ゲームでの動きが微妙な二人に確認を。疲れていて速く動けないのか、それとも無意識か。
上達につながらない動き、成長につながらない意識を継続・反復しても仕方ないので(というかマイナスにしかならないので)、話を聞き、では、「ゲームはやめておこう」と言いました。
こうしたことをすると、よく勘違いされます。特にチームに入っている子や入っていた経験のある子などは、「一生懸命にやっていないから怒られた」というように。で、練習に参加できない状態をカッコ悪いとか、練習できていない状態を悪いとか思って、「やらせて下さい」と言ってくることがあります。
でも、そういうものではないのです。見た目はスポーツ現場によくある光景なので、そう見えるでしょうが、ぜーんぜん違うのです。
で、「やりたい」と言ってきたのですが、とりあえず、「いや、やらないでいい」と答えました。
かわいそうだと思でしょう? 思いますよね。ただ、これは、色んなことを考えてのことです。
で、時間を置き、その2人が速く動くことができない原因が疲れのためなのか、無意識なのか、それとも足が痛いとか体調が悪いとかなのか、聞きました。
一人は無意識に動きが遅くなっていたようです。もう一人は足が痛いとのこと。
で、改めてゲームをやるかどうか聞くと、「速く動けないからやらない」と一人が答え、それに同調するようにもう一人も「足が痛いからやらない」。
速く動けないという子には、「あれで速く動いていると思っているの?」と聞くと、「うん」と言い、でも、その速さでは遅いと私が言うから、「もっと速く動かないといけないならできない、やらない」ということでした。
「なるほど、ではやらないでおこう」。
別に私は怒ってもいませんし、注意もしていません。普通に、こうしたやりとりです。
結局、その後、最後までゲームに参加していないので、怒られたように見えているかもしれないですけどね。
コートから出て行ったのも自分たちでただ出て行っただけなので。
ただ怒っているなら、「勝手にコートから出るな」とか、または、逆に、「コートから出ろ」とか言うと思いますが、そういうことは一切言っていないので。
で、練習終了。
こうしたことがあった後の時間の過ごし方は、どういうものでもいいと思っています。
ただ、心にそれが入って入れば。
で、どうやら心には入っていたようで。
みんながいなくなった後、片付けをしていたこちらの方に、二人+保護者の方で歩いてきました。
「あれ? 謝るのかな?」と思ったのですが、ただ自動販売機でジュースを買いにきただけでしたー!
まあ、謝るようなことではないので謝らないのは正解。(ただ、こうした時になぜか謝ることがあるので、そういうパターンかと思っただけです。)
ははは、飲み物ね。いい感じだね。それでも、自動販売機の方に来れば私との距離はとても近くなるし、とりあえず、私がこちらにいることがわかっている上でのことなので。完全拒否とか完全逃避だったら、まず近くにも来ないので。なんとなく、いい感じだね。
そうしたら、その後、そこらへんで遊び始めました。子どもっぽく、遊んでいます。全身、全力使ってるじゃん。笑ってるじゃん。
この遊んでいる時の2人の様子ですが・・・
さっき、「速く動けない」と言っていた子は、とても速く動いていました。「2人で対決」のような感じで遊んでいたのですが、すごく速く動いていて。本当に動きが速い子なので、もともと。
で、さっき、「足が痛くてできない」と言っていた子は、ダンクシュートを決めるくらいの跳躍を何度も、どちらの足も使って思いきりやっていました。保護者の方も見ていて、「足が痛かったら、そんなに跳べないだろ!」でした。
そんな2人を見て、「バカじゃないの?」と言う私。
保護者の方に、「こんなにバカバカっていうスクール、今はないですよね。すみません」と言うと、「でも、(自分の子の様子を見て)バカですからねぇ」と。「ですよねー!」という私でした。ただ、ここでの「バカ」は馬鹿にする「バカ」ではまったくないので。他の場でのものとは質が違いますので。
それにしても、動きすぎだ。とても楽しそうだ。そのまま帰るよりは、こうした様子を見せたかったのかもしれないし、関係をこうして戻したかったのかもしれない。他の理由かもしれない。理由なんていくつも考えられるので。
でも、いいんじゃないの? そんな感じで、でした。
で、汗だくになるほど、素早く、思いきり動きまくっていたので、「ゲームに参加してたくさん動いてたら、今、こんなに動けなかったのにねー!」と私が言うと(←イヤミです)、「だって、やらないでいいって言ったから」(←コーチのせいじゃーんという抵抗です)と。
「でも、やってもいいって言ったよね。だけどやらないって言ったのはキミだよね」(←かかったな。甘いのだよ)と言うと、うぬぅと苦笑い。
で、「ね、キミはこんなに速く動けるでしょう?」と言うと、「だって、これは遊びだから」って。
そう、これが問題のところです。
この子のせいではないのです。
サッカーチームに入っている子って、無意識に、ゲーム中に動けなくなること、動かなくなることがあるのです。
それは、一般の場でのサッカーのやり方が影響しています。
まだ本人が気づくうちはいいのですが、それが自然になり、頭でもそうした理解になると、無意識にそうなるのです。あまり動かず、速く動かず。
これは、伸びる力のある年代ではとてももったいないことで。だから、「速く動くこと」について、さっき確認したのです。
ちなみに、この子の、この「速さ」の部分のマイナス方向への変化については、夏休み前に保護者の方にも伝えています。
遊んでいる時に、「速いじゃーん」と私が言うと、「これは、遊んでるから速く動けるんだよ!」と何度も言っていた子。
それが速いとわかっている。
その速さと、ゲームで見せた、本人は速いと思っている動きの速さ(私が「遅い」と指摘したもの)との違いはわかったでしょう。
だから、遊ぶ気持ちでサッカーをできるといいのです。遊んでいる時はこうして発想も自由で、体を使いまくれるのです。「遊び」というと、「手を抜いている」とか「本気じゃない」とか、勘違いすることもあると思いますが、子どもにとっての遊びは、心も体も動きまくるもの。自然に挑戦を繰り返すもの。こうしたこと、ここでたぶん100回以上書いていますけどね。(うそじゃなく、たぶん100回以上書いています。)
子どもから出てきた、動きのいい時に自分が何をしているか・・・が、「遊び」。
この子はもともとそういう動きをできていたのです。それが、違うサッカーを覚えることが多くなり、その速さが減ってきたということです。意識や考え方も、「サッカーのプレー」については固まってきはじめたのかもしれません。ずっと「サッカーをして遊ぼう!」の動きだったのに、それがなくなったら、もったいないよ。自分でももっと速く動けることがわかっているんだから。
さて、伸ばさないと・・・。
で、もう一人の「足が痛い」はずだったのに、すんごく高くジャンプして、足をバンバン使っていた子は、「てめー、足、痛くねえだろ」でした。足は本当に痛い可能性もあるので、勝手にこっちでそうした判断を下すのはよくないのですが、その手前、練習中に一度そのことについては会話をしていたのです。その会話を通じて、「足が痛いからやらない」がウソであることが「私にバレている」と、この子もわかっていたはずで。だから、あんなにハイジャンプとダイナミックな動きをしていたんでしょう。ウソをつく理由も、まあ、これまでの流れを考えると決してすべてを「違うよ」とは言わないでいいことなので、私的には、いいんじゃない? でした。キミたち2人にとっては、2人で怒られちゃうような、2人で同じ方向に持って行く時間も大事だしね。
・・・こんな感じでお互いにちょっとイヤミを言うのを楽しんだり、「だってさ」「でもさ」などを半笑いで言い合えるので、ここでのやりとりは、本当に、一般の場での似た光景とは違うのです。
で、結構スッキリして帰った2人でした。うん、いい感じだね。
こんな感じで、コートの中にも、コートの外にも、色んな時間があります。
そして、また、コートの中で会う。
一般の環境にあるマイナス面の影響を最少に留められるように、そして、ここでプラスを養えるように、頭と心を使っていきます。
力を失わずに、伸びて行こう。気づかぬうちに自分の力を抑えることなんて、忘れてしまえ。
ということで、これからのこの2人の伸びに期待。
・・・という2人のことだけでなく、昨日は個人個人、また、お互いの関係性などについても、色んな成長、変化を見ることができました。
もう書けなくて・・・残念ー。
本当に、楽しかったです。
(誤字脱字、あるかもしれないのですが、このまま投稿します。わかりにくい文だと思いますがお許しを。)

◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

2023年8月29日 (火)

卒業生、ありがとう。今いるみんな、ありがとう。

今朝、途中まで書いて投稿した「途中なのですがー」に付け足して、書きますね。(途中までは今朝と同じ文です。)

昨日、スクール中にベンチに人影が2人。
暑い中、ベンチに2人。ずっといる・・・。間接視野で見るけど・・・・誰???
で、途中でベンチの方に行った時に、ニコニコしながら近づいてきてくれて。
この雰囲気は、卒業生だ!
でも、誰?!?!
ここでもちょくちょく書いていますけど、本当に顔って変わるんですよ。
だから、わからないんですよ。
なので、「えー、誰だかわからないから名前言って言ってー!」と言ったら、「俺のことはわかるでしょう? 会ったことあるし」「俺のこともわかるでしょう?」って。
「わからないから教えて!」と。
そう、「絶対にわかるよ」という質問に「わからなくてどうしよう」となっている時は、ヒントを出されるほど拷問になるのです。
昨日の二人は結構すぐに教えてくれたので助かりましたー!
あ、でも、名前を聞いても思い出せないこともあります。今までに来た子でそのような子はいませんでしたが、例えば短期間の在席で、卒業後も連絡を取り合うことがない場合は、忘れてしまうこともあります。これは、記憶の問題で・・・私、もう歳なのでー! 許して下さい。短期間の在席でも、卒業後、ちょくちょく連絡を取っていた子は覚えていますけどね。
さてさて、その二人。
お前とお前かー!
よく覚えています。
一人は少し前にメールでやりとりをした子。「今度行きたい」と言ってくれていた子です。前も来てくれたようなのですが、その時はスクールのない日だったみたいで。今回、また来てくれましたー!(ありがとう!)
この子は、小学生の頃、スクールの体験の申し込みでお母さんが電話をしてくれた時、電話の向こうで「ヤダー! 絶対に行かないからねー!」と大きな声で言っていた子です。「無理やりでも連れてきちゃって平気ですよ」と伝えて、お母さんが連れてきてくれました。
で、そのまま入会して(無理に入会させたりはしないですよ)、ずっと在籍して、卒業後もちょくちょく連絡をくれて。
そう、ここはそういう場なのです。無理やりでもOKな場です。そうではない場もあるので、無理やりは良くない時もありますが、ここは全然違う場なのです。子どもの「ヤダー」で、「よし、子どもの考えを優先しよう」でお母さんが連れて来なかったら、この子とはこうした関係にはなっていないし、この子にとって、ここがこうした場にもなっていなかったと思います。そう思うと、お母さん、ナイスプレーでした。(子どもの考えを優先すべき時と、そうでない時があるのは確かです。ただ、ケースバイケースなので気をつけて。)
で、「ヤダー」と言っていた子はソラを大好きになってくれて、いつも楽しそうに参加していました。ボールの触り方がよくて、テクニックを自然に身につけていっていましたね。ちなみに、小学生の時にはチームに入っていませんでしたが、中学からは部活に入り、ずっと頑張っていましたよ。
今は大学生。サッカーへの関り方も「ちょっと難しい役回り、大変な役回り」をしながら行っているようです。「そう、それ、大変なんだよねー」をやっていました。頑張ってるなぁ。「これから、もっと大変になると思う」と言っていましたが、表情は明るく。やりがいを感じながら頑張っているのでしょう。素晴らしい。立派です。
もう一人は、卒業後もちょくちょく偶然会っていた子。高校生の時も偶然会いました。高校生の時に会った時は、私は歩きで、向こうは自転車。すれ違い、進んだ後で振り返り、「山口コーチ?」だったので、距離があって(顔を近くでは見ていないので)。それに、あれからまた何年もたったから、顔つきが変わっていましてー! かっちょよくなりやがってーでした。子どもの頃のプレーは、スピードある動き、走り、ドリブルでした。たまに見る昔の写真の中に、その子が他の子と寝ている写真がありました。6年生だけの集合写真の時に、みんなで寝そべって撮ったもの。なぜかその写真、とても記憶にあるんですよね。
この子も小学生の時にはチームに入っていなかったのですが、中学からはサッカー部で頑張っていました。
今は、教員を目指しているとのことで。
今、この時代にそう思っていること、とてもすごいと思います。この子が子どもの頃の、どの時代の先生で、どの先生なのかはわかりませんが、この子のこうした考えに影響を与えてくれた先生に感謝です。できることがあれば、サポートしていきたいと思います。もちろん、考えが変わり、教員でないものを目指しても、応援します。
この子は、子どもの頃、プレーしている時は、常に迷いなくプレーしていました。考える前に動いている感じです。目標が定まっていて、そこに向かう。今持っている目標を大事に、進んで行ってほしいですね。
2人とも、よく来てくれました。とても嬉しかったです。
ところで、その時に、「そうだ! 成人式の時に若松軍団に会ったんだよ。その時、写真撮ったんだ!」と言って、写真を見せてくれました。「若松軍団」・・・当時、その子たちが通っている曜日には、若松のチームに入っている子がたくさん来ていたので。
成人式で会ったらしい。面白いでしょう? 若松の子たちはサッカーチームに入っている子たちで、この2人は当時はサッカーチームに入っていないです。住んでいる地域も学校も違うんですよ。でも、こうしてしっかりと覚えていて。何年も後に、成人式で声をかける。その時の写真を嬉しそうに見せてくれる。あの子たちは、こうした関係をここで作っていたんです。
今いる子たちも、そうしたものをここで作っています。
これ・・・珍しいことなんですよ。
貴重なことだと思います。
あの子たちだから、この子たちだからできることだと私は思っています。
写真には懐かしい顔がいっぱい。
なるほどぉ、大きくなるとこんな顔になるんだね・・・と、なんか、ドラマの回想シーン的な感じで面白かったです。
つくづく思います。
おまえら、いいぞ。
そして、ありがとう。
これからも、よい時間をたくさん過ごしてほしいと思います。
・・・なんて後に、今の6年生のある子が私の顔を見て、「コーチ、なんか、久しぶりに会って・・・・」と私の表情と気持ちを感じ取っていました。
みんな、来てくれてありがとう。
こんな子たちの集まる場なので・・・私は大好きです。
それぞれの子に、今が、よい時間になりますように。

◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

2023年8月12日 (土)

心配に思っていること・・・それは、普通ですよー(補足しました)

先日、卒業生と保護者の方が来てくれました。数年会わぬうちに「随分しっかりしちゃったね」と言うと、親御さんが「いえいえ、猫をかぶっています。家では全然!」と言っていました。外ではしっかりしているのに、家ではぜーんぜんなこともあるそうです。
他にも似たような話を先週だけで何人かの方から聞きました。「家の中ではかんしゃくがすごいんですけど」というものも何件かありましたね。卒業した子たちの中にも、スクールに来たばかりの頃はそういうことをおっしゃる方、そういう様子を見せる子は結構いましたね。でも、少しずつそういうことが減っていくことが多かったですよ。それから、年齢が進むにつれて、家族、周りとの関わり方、自分の出し方、気になることなども変わってくることがありますから、そうした成長のタイミングによっては、「家の中では・・・」ということが続くこともあります。べつにおかしなことではないこともありますからね。
ここで見ている限り、とりあえず、そういうのは・・・普通に、よくあることですよー! つまり、普通ですねー! とだけ書いておきますね。(心の面でどこかでバランスを取る必要があったり、どこかでストレスを強く受けたりしているようなケースでは、ソラの中で色んなものを出しているうちに、自然に落ち着いてくる子もたくさんいますよ。)

※ここで言う「普通」とは、「その子に問題があるというわけではない」という意味で使っています。普通に癇癪を起しているだけなのに、必要以上にそこを強調して見ようとすることもありそうで、そうなると、その子の問題として考えられてしまうことがどうしても増えてしまうので。子どもが何かに直面して、困っていて、お家でしか出せない、という状況を「普通」と言っているのではありません。

あまり心配して見ると、もう、そういう風にしか見れなくなることもありますからね。そうした傾向に対する忠告です。(あえてキツメの「忠告」という言葉にしちゃいましたが、責めているとかではありません。どちらからというと風潮に対する忠告です。)
例えば、球技でのパス。ちょっと経験があると、「ああ、あのパスとあのパスは同じ意図だな」とか思うことがあるかもしれないじゃないですか。「意図がわかった」と思う場合もあるでしょう。(私はこういうの、わからない派です。)でも、もっと経験があると、同じように見えるパスが実は違う意図だとわかることがあるでしょうからね。経験の差でしょうね。で、経験がさらに深まると、色んな可能性があることがわかるから、簡単には決めつけようとしないじゃないですか。または、決めつけるということではなく、多くの経験があるからこそわかる違いを伝えてくれるとか、正しいことを教えてくれるとか、ありますよね、きっと。
この例え、わかりにくいかもしれないですね(私の文、ダメなので。)
例えば、色。よくある色鉛筆セットとかに入っている青しか知らなければ、似た色も「青」だと思うでしょう。
でも、もっとたくさんの青を知っていて、たくさんの色を知っていて、さらには、青のようで青じゃないんじゃないの?とか、青だけでできているようだけど実は青とは全然違う色と色を合わせてできた色だとか、青じゃなくて緑とか、そういうことまで知っている人は、そうした「見た目」の「青」を簡単に「青」とは言わない、思わないかもしれないでしょう? 逆に、知っているからこそ、「青」ではない、正式な色名がある場合はその色の名を教えてくれるかもしれないですし。
さらにはさらには、色の名に名前をつけないでその色を扱う人、その色を理解している人もいるでしょう。
色々な理由から、色に名前がある方が便利なことが多いので、名をつけることもあるでしょうが、まあ・・・話が深くなるとわけがわからなくなるので・・・つまり・・・
だから、簡単には決めつけない方がいいですよ、ということが、子どもの行動とか特性とかについて書かれている記事などにも言えるように思います、ということでした。
情報によって、もう、そうだと思うとそういう風にしか見れなくなることもあると思うので。
つい先日も、直前に見た、ある情報に引っ張られて行動を変え、後悔した方がいました。「もう、そう思ってしまって」とのことでした。逆に、直前に得た情報で難を回避できたり、情報を得て良かったということも多いと思いますけどね。
子どもの行動などについては、情報には簡単には引っ張られないようにした方がいいなぁと強く思う今日この頃ごろごろごろ~です。

それにしても、ソラの子たちは、本当にみんな面白く、いい感じだなと思います。私に注意されていても、その子たちはとってもグッドな子たちです。ここで一見マイナス評価的に書かれていることがあったとしても、その子たちはとってもグッドな子です。伸びる力のある子です。
深くお読み頂ければわかると思いますが、あの子たちにあるのは・・・可能性だけです! なんて書くとまたウソっぽくなりますが、私は正直、そう思っています。

◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

2023年8月 6日 (日)

普通にしていたら学べることだらけ(だって、あの子たち、すごいんだもん♪)

ところで、先日のワークショップでの子どもたちの様子、自然でしたよね。楽しんでいましたよね。
そういう時は、一般的な場で言われていること(の中で当たっていること)はまず表れているんですよ。
例えば、よく、何か子どもにルールを守らせたりする時に(ゲームの使用時間とか)、自分で意思決定したように(するように)するといいとか言われますよね。でも、なんか誘導するようで嫌だなって思う人もいるんじゃないかと思います。誘導するように答えを導き出させて、でも、本人が考えているような形で、なんか違和感があるなっていう人、いるかもしれませんよね。それとか、本人の意思に任せる、と言いながら、実は誘導しているとか。そういうことが適している、いないもケースバイケースだと思うので、ここでそれが良いとか悪いとかは取り上げません。
よく、そんな形で取り上げられる、ルールをどう守らせるかということ、ルールを守らせる時のNGやOK・・・。
そうしたことの大元の部分で大事なことを、昨日の子たちはしっかりと経験できていました。
ルールが必要になること、ルールはそれを楽しむためにできるものだということ、だから、守る必要があるということ・・・そういう元の元みたいなものを、遊んでいる時に、子どもは自ら作り、守る、こわす、作るを経験していきます。
実際に、「ここはこういうルールね」とか「やっぱり、こうしよう」とか、昨日、どんどんルールを子どもたちが考えていきましたよね。目的・目標に対して必要なものを自分で考えて、それが適切でなければ(楽しめない方に進むなら)考えなおす、という作業を繰り返していました。
ルールがないとどうなるか、ルールの必要性・・・そうした、大事なことの元を今の体と頭に、ちょうどいい感じで記憶させることができていると思います。
細かく挙げたらキリがないので書きませんが、そういうことだらけでしたよね。
そうした光景をたくさん見ることができれば、言われている「NG、OKが実際にどうなの?」ということを確かめることもできるんですよ。
それからそれから、遊んでいる時って、次から次へと発想が出てくるでしょう?
しかも、それを自分で試す。それを繰り返す。
脳の中だけでなく、実際に手足を動かして。しゃべって。反応を見て。
ということで、昨日参加した子たち、とてもいい感じでしたよー!
ということでしたー。
こうして、素のままの子たちが自然に行っていけば色んなことを学べるはずなのに、それが難しくなってしまっていることがもったいないところです。なので、こうした環境を作らなくてはならなくなっています。
でも、だったら・・・作れー! ですよね。
明日も楽しんでいきますよー。

2023年7月23日 (日)

サッカースクールで伸びちゃえ伸びちゃえ

サッカースクールに参加中のお子さんの動きの変化を見た保護者の方から、「本当に嬉しかったです」というお声。「びっくりしました」とも。
私も、(それまでと)「全然違うじゃーん♪」と思いながら、動きが変化したその子を見ていました。
そして、保護者の方から見たら、
「サッカー大好きでただただ夢中でボールを追いかける頃に戻ってきているように感じる時間でした! ありがとうございます!」
と感じたそうで。
私は立場上、スクールや個人レッスンで、「好きで始めたサッカーが嫌いになってしまった」「サッカーを始めて、楽しいと思ってチームに入ったら、サッカーが楽しくなくなってしまった」というご相談をたくさん頂いてきましたし、実際にそのような子もたくさん見てきました。
特に個人レッスンでは、そのようなサッカーのことが日常生活にも影響しはじめて、無気力になったり、考え方や性格(行動)にも変化が出てきてしまい、子どもを何とかしたいと思った保護者の方からご依頼頂くことも多いです。
そうしたレッスンで私が最もやりたいことが、動き、心を戻すことで、わかりやすく言うと、先ほどの保護者の方の言葉
「サッカー大好きでただただ夢中でボールを追いかける」状態に戻すことなんです。
心も体も、子どもに合った、とても良い状態だから。
ふむ・・・話を戻して・・・
頂いたお声をバクバク・・・よかったー(・∀・)/
また、保護者の方は、ソラのコーチング風景、スクール風景について、
「コーチの動機付けや声掛け、適度なプレッシャーの与え方、子供の褒めるところをピンポイントでつく、その環境が子供の能力だけでなく、心を刺激して安心させて育てる土壌なのだと毎回感じております。」とおっしゃって下さって。
スクールの様子をご覧いただき、そして、中にあるものを感じて頂けて、感謝です!
今は本当に伸びる時なので、これからも、グングングーンと伸びる空間を作っていきますよ!
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

2023年6月25日 (日)

私が最も信頼しているもの

先日スクールをご体験頂いた方から、またまたご入会のお申し込みを頂きました!
・・・のですが、実は、その方には、スケジュール的にお通い頂くのが難しいだろうなと理解した上で、「参加してみませんか?」とお声かけをしたのです。
これ、普通に考えると、「体験してもらって入会につなげよう」って思われますよね。
でも、違うんですよ。
私もその考えが悪いとは思いませんし、そのほうが相手の方にとって良いと自分が素直に思えて、しかも、相手の方のご負担にならない場合はいいことだと思います。
(だから、ソラはいいですよーって大声で本当はみーんなに言いたいのですがぁ・・・)ただ、スケジュール的に難しかったり、距離的に難しかったりする場合は、入会を勧めるのって相手の方にとってご迷惑やご負担になってしまうじゃないですか。仮にご満足頂いた上で「入会したい」となった場合でもご送迎の面でのご負担やお仕事をされている場合のスケジュール調整などを考えると無理はさせたくないなと思い、「体験してもらって入会につなげよう」とは考えられないのです。
私、個人レッスンで他県の子を見ることも多くありまして、そういう時は、スクール(ソラ)の子のサッカーの良さをたくさん話します。距離的に絶対に通えないので、あの子たちの良さをいくら伝えても宣伝のためにスクールの子のことを褒めているという誤解を与えないですむので。だから、安心して、(相手の方にもご負担にならないので)スクールの子のことを話すことが多いです。
ただ、千葉県内だと、宣伝をしているように誤解されてしまう可能性もあるので、話さないことが多いです。
個人レッスンを行いながら、「絶対に来れない」とわかれば、(通えない・通わないという前提なので)話してもご負担にならないので話すことがありますが。
実は今回は、個人レッスンを継続されている方に、そんな感じで「参加してみては?」とお声かけしたのです。
私、ソラで子どもたちがやっているサッカーを、本当に心からすごくいいと思っていまして。あの子たちの様子を本当にすごくいいと思っていまして。あの子たち一人一人、そして、デコボコな感じありつつの関り具合も、あの子たちがするサッカーも本当にいいと思っていまして。
だから、レッスンをしている子に対して、「私の力よりも上のもので、しかも、最高のもの・・・」となった時には、ソラ空間を処方するのです。一回で効き目バッチリだから。
実はですね、こうして他県の方に話して、実際に千葉まで来てスクールに参加した子も数人いるんですよ。そして、あの子たちの様子を見て、皆さん、とても嬉しいご感想を下さるんですよ。これ、社交辞令じゃなくて。その子たちは他県なので、その後、また個人レッスンを行う形なのですが・・・スクールの子たちを見て、「違うな」と思えばレッスンの依頼は途切れるはずじゃないですか。でも、ご継続されるんですよ。あの子たちの良さを見て、色々なことをご理解頂けるんです。それぐらい、あの子たちのサッカーってすごいんですよ。
そんなあの子たちのサッカーは、子どもらしさの詰まったものです。
先日、様々な発達について講習会を行わせて頂きましたが、それら年代の、様々な要素の発達面での特徴が詰まっているものです。だから、子どもたちに栄養とならないわけがないのです。
ただ、そうした自然な場がとても少なくなっていたり、「一見」自然な場だと思えてもその自然にはすでに人為的なもの(多くの情報等)が多く影響していたり、なんていうことがあるので、それらのない自然を人工的に作り出す必要もありまして。
だから、そのような空間をあの子たちと作っています。
私がプロコーチになった頃、ちょうど、育成年代でのサッカーのコーチングについて色々なことが整理され始めました。そして、これもちょうどなのですが、「発達」に関する色々な言葉も出始めました。少し前に読んだ記事に、「その言葉が一般的になったのは2005年に***ができたからだけど、その数年前から現場では・・・」とありましたが、私がプロコーチになったのは1997年で、サッカーのコーチングを勉強するにあたり、子どものことを勉強する必要性を感じ勉強し・・・というタイミングがとてもよかったんですよね。サッカーの指導方法と子どもに関する様々なことのそれぞれが進んで行く時期・バランスと、私が勉強したいなと思った時期がちょうど重なり、私はラッキーだったと思っています。
そして、ソラを立ち上げたのが2005年。(まさに先ほどの“2005年に***ができた”という時期からの開校。)
ソラを立ち上げてからは、サッカーの指導についてとか、子どもの発達についてとか、現場で子どもを見ながら、どのようなことがどのような影響を与えているのかということをそれまでよりもよりしっかりと確認することができました。始まる前、始まり、最中、それから・・・をとても良い形で学ぶことができたと思っています。言われていることと実際のズレ、言われていることが当たっていることもそうでないこともあることなど、色々と確認することができました。
こうして色々なことを確認してきた私が、「どうしても」という時に最も効果があると思っているものが、あの子たちの作る空間なんです。
ソラにお子さんを預けられている保護者の方から子育てについてご相談を頂くことがあります。
子育ての仕方、子どもの様子、それらは色々あっていいと思います。
皆さんの育てている子たちの良さや、子どもならではの(大人もですが)不完全な部分を活かして、どの子も伸びる空間が作られています。
そして、そんな空間にあるものを感じた方は、今回取り上げた方だけでなく、無理してでも通おうとして下さったり・・・。
本当にですね、皆さんのお子さんがここで作っているものは、そういうものなんですよ。すごいんですよ、皆さんのお子さん。(繰り返しますが、スクールに通うことについては、無理はしなくても、本当に大丈夫ですからね! 通えなくなっても、ここの子たちの良さを理解できる方は子どもをしっかりと見れる方で、ここのサッカーを楽しいと感じる子には必要なものが入っているということで。そんな子、保護者の方は大丈夫なので。無理しなくても不安になることなく、安心して歩いて行って下さいね。)
ということでー・・・またまた明日から伸ばすぞい。
とか書きながら、たまに疲れが抜けていないのですがぁ・・・若くはないもので・・・すみませんねー。
(不完全だらけな私です。)
さて、ではでは!
*講習会、次回分の内容(細かいところまで)、一通り完成しました~♪
 ほっと一安心~♪

◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766 
ホームページ http://www.sonoyosade.com
Adre_2
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
★サッカースクールについて詳しくはこちら 
個人レッスン・プライベートレッスンについてはこちら
個人レッスン・プライベートレッスン報告こちら
※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。

 

2023年6月20日 (火)

まったくもう・・・伸びちゃって

今日のU-12クラス。面白い。
繰り返しながら、色んなことを覚えていくことはとても大切です。繰り返さないと覚えられないこともたくさんあります。なんていうことをこの前も書いていますが、本当にそうだと思っています。
繰り返すと言っても、いつも多くのものが変化してしまう中では、学ぶことが難しくなります。
要素がたくさんあるので。それらがある程度同じ状況でないと、「前はこうだったから、今度はこう」を試しても、それが適切なのかどうかを判断することが難しくなります。
という前提で、今日のあの子たちは、とてもいい感じでした。
子どもたちの来る様子。
ちょっと照れる、ちょっと笑う、ちょっと気まずそうな顔をする・・・それらが全部、「ふーん」「はーん」「なるほどねー」的な感じで。つながってるじゃないか。
見た目、自由すぎるかもしれませんが、今のあの子たちは、おそらく、ちょうどこのあたりから積み重ねていくのがいいのでしょう。
みんなが無意識に作った段階ではなく、みんなが色んなことを意識した上での段階・状況だったと私は認識しています。挑戦がしっかりと含まれています。
これがスタートでもいいでしょう。何と言っても、コロナ禍の三年があるので。
今日、あの子たちは、みんな、いい感じでくっついていたなぁと思います。
昔々の学校的な感じがありました。
ゲームに関係のないことを話す、サッカーに関係のないことを話す。それがどれだけ大事なことか。
超ー・・・大事ですからね。コミュニケーションの大元です。
極端な話、サッカーの話なんてしなくても、そこでつながれば、お互いを成長する方向に持って行くことができます。
なるほどね、あの子たちの今は、おそらく、今日のあの様子がベストなんですね。
あとは、その中でどれだけ動きを吸収させるか。それは子どもの責任ではなく、こちらの責任。
・・・とかカッコつけちゃってーですよねー。でも、本当にそうなので。
・・・とか書いちゃっていますけど、実際に動きが良くなっていることが色んな場面で確認できているのでー。
あの雰囲気の中で、実は動きがとても良くなっています。
良い日でしたー!
ちなみにー・・・U-9クラスは・・・もう、しっかりと表れちゃってるんですけど、それぞれの子の成長が。
それぞれに、課題と言うか伸ばすべき部分ってやっぱり違うんですけどね、そういう部分が、もう、良くなっているのがすごくわかっちゃうんです。目に飛び込んできちゃうんです。もう、心の中でずっと笑いっぱなしです。
よいぞよいぞー。

より以前の記事一覧

フォト

カテゴリー

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30