残念の中の
先日のこと。
小学生の子。〇月までしか通うことができない子。ここのところずっといい感じで、今週も頑張っていました。
「一週でも、二週でも、上手になるから、〇月まで頑張れよ」と言うと、「うん」と。
たぶん、この子はここを辞めたくはないのだろうと思います。たまに、そんな様子を見せます。
頑張ってはいるけど、あきらめに近いような顔を見せることもあります。
状況から、おそらく無理はない顔です。
そんな子と、スクール後に少し話す時間がありまして。
「ここのサッカー、楽しかったか?」と聞くと、「うん」と。
そして、会話の中で、その子は、
「だって、〇〇とは学校でも会えるけどさぁ・・・」と言いました。言葉はそこまで。
その後に続く言葉は誰でもわかりますよね。
この子は、周りの子との関係を大切に捉えていたんですね。
一緒に練習をしながら、楽しさや嬉しさを感じていたんですね。
周りにいる、学年が自分よりも下の子たち、学校の違う子たち、学年の違う子たち、ここでしか会えない子たちとの時間・空間。
その子・・・実際にそのようなことをプレーでもしっかりと表していましたからね。
その子のそんな言葉を聞き、本当に私も残念なのですが、でも、その子がそのように思っていることがとても嬉しかったです。
だから尚更、残念さもさらに・・・なのですが。
そういえば、その日、そのクラスの始まる直前に、U-9クラスの方からちょっとした質問を受けました。
私は質問に答えながら、さらに、コートの中で話しているある二人を指さしました。
「あの子とあの子はあんな風に話していますが、学校も学年も違うんですよ」と。
それを聞き、保護者の方は驚いていましたが、その後で、先ほどのような会話があったので。
ほんと、ここはちょっと・・・特別です。
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