違う違う&そうそう
先週のスクールで。
5年生(になったんだよね💦)の子が、「こらこら、キミは今、そういうところをしっかりとしなきゃイカンのだよ」の様子。なので、近寄り、手を伸ばして指さそうとしたらその途中で向こうから手を出されて、「イェーイ」で手を合わせる形に。違うよ違うよ、イェーイじゃないよ。注意をしに行ったんだよ。なので、「あのね、そういうとこ!」と。もちろん他の子のことも見ているので、それぞれのペアのところに行って、様子を見て・・・で、また、「あいつめ、またあんな感じだな?」なので、今度は両手で攻撃をしようと思って手を伸ばしたら、向こうも両手を出してきて、両手でハイタッチの形に。
(・∀・)/\(・∀・)
「だからね、違うよ」。
まあ、そんな段階を踏みながらもその子はとてもいい感じになっていきました。
そして、ゲーム。
その子、ある場面で転倒。それを見て笑う声が少し。
すると、その子は、「なんで今ので笑うのかわからない」と。
ふむ。
でも、笑ってしまった子もバカにして笑ったのではないはずで。
実際にこういう時に照れ隠しではなくて本人が笑うこともあるし、見ていた子がバカにするとかではなくて笑うこともあります。状況的に面白くて、つい笑ってしまう感じです。
その時の状況は、「頑張っているんだから、その失敗を笑うのはちょっと違うな」という風に考える人がいてもおかしくないし、悪気なく、つい笑ってしまう人がいてもおかしくないという、どちらもあるなぁという状況でした。
ただ、笑った人に対して本人が怒るのは当然なので。
一応、その時のことについては、練習後、みんなに話す時に触れ、説明しました。全員に、色んな気持ちが起こることを知っておいてほしいので。
あ、一応説明・・・練習後までそのことを触れずにいることができたのは、転んだ直後、「なんで今ので笑うのかわからない」と言った時に、私からその子に少し話しただけでその子が良い状態をキープできていたからです。成長しているね、キミ。
それと、その子的にはその状況を「なんで今ので笑うのかわからない」と捉えたように、その子は他の子が失敗した時に責めるようなことは言いません。「大丈夫、大丈夫」とか「誰でも失敗はするよ」というような声をたくさんかけています。
そうかと思えば、最初に書いたように「こらこら」もあるんですけどね。
こうしたそれぞれの子の色んな色んな様子がとてもとてもいいのです。
かみ合うところ、かみ合わないところがあるから、お互いをより知っていくことができて。学べることが多くて。
ところで、その日は、そのような、笑ってしまうのも自然だし、笑うのはおかしいと思うのも自然というような、「その状況の捉え方が難しい場面もあるよ」というような話を子どもたちにはしました。
「だからこそ、わかりやすい場面でのことはつかめるように。相手の気持ちを考えるように」・・・そうしたことを話しました。
おそらく、(一般的に考えて)これからの子たちには、高学年になったらこうした話をする必要がこれまでよりもあるのではないかなと思います。逆に、年齢が低いうちに形式的に教えてしまうことは避けた方がいいと思いますけどね。
なので、話せる状況を作れる場なら、話した方がいいでしょうね。とはいえ、話をできる場も少ないとは思います。難しいところです・・・でも、やっぱり、ここでは伝えた方がいいと私は感じています。
「もう、こういう話をするのはやめようか」と考えることもあるのですが、どうしても、その先をを考えると・・・気がつくと話してしまっています。
スクール中にこうした話をしていると、時間がもったいないように考えられてしまうこともあり、離れていってしまう方もいるのですが、でも、やっぱり大事だと、どうしても私の頭は考えてしまっているようです。
だから、話しちゃうんだろうなと・・・。
ただ、こうした部分を含めて、少し前に紹介した手紙(卒業時に子どもと保護者の方からもらったもの)にはここの良さが書いてあって。ソラの、この空間を「貴重な時間」「大切な経験をできる場」と言ってもらったりもしているので・・・時代に合わなくても、やっぱりこういう部分は大事にしていこうと思います。
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766
ホームページ http://www.sonoyosade.com
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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