合わせてもらう経験、合わせる経験のバランスが・・・
ゲーム機でやるゲーム、賛否両論ははるか昔からありますよね。はるか昔によく言われたことで、私も「そうだな」と思っていたのは、自分の好きなところで切れること、都合が悪くなったらすぐにリセットできることのマイナス面でした。そうしたことが人との関係やすべきことをする時の姿勢にも影響するというようなマイナス面。私の記憶から超~ザックリとまとめたものですが💦
そこから時間がたち、そのようなゲームだけでなく、さらに色んなもの、色んなことを自分の好きな時に好きな形でできるようになっていますね。
それはとても便利で、便利になったことによるメリットもとってもあると思います。
ですが、その分、そのようなメリットによって逆に失いそうになるものがあることも忘れないでおく必要があると感じています。
今感じることの中の一つは・・・自分が合わせてもらう経験が多くなりすぎて、相手が自分にしてくれていることに気づけなくなってしまっていることもあるのではないかなぁ・・・と。
相手側の努力に気づかずに相手を批判したりとか、あるかもしれないなぁなんて思うことがあります。
子ども同士のやりとりを見ていて、「相手の子がやってくれていることにもっと気づいた方がいいな」と思うこともありますし、大きくなった子やスタッフ募集に来てくれた人たちと話していても、そういうことに気づいているかどうかで、今の自分の状況の捉え方や周囲の人に対する捉え方も違ってくることがあると感じています。
一方で、自分が周りに合わせる経験はどんどん少なくなってきているように感じます。「周りに合わせる」と書くととてもマイナス的なイメージで捉えられてしまうかもしれませんが、へんに周りに合わせるということではなく、周りの人の気持ちを考えて行動する、という経験はやっぱり大事だと思います。ここ数年、「周りに合わせる」「みんなで同じことをする」ということのマイナス面があまりにもクローズアップされて、周りに合わせることやみんなで同じことをすることがとても悪いことのように捉えられるくらいまで進んでしまったような気もしますが。
そうした中で、先ほど書いたように「自分の好きな形でできるプラス面」が表に出されることが増えて・・・。
なんか、ちょっとバランスが崩れてしまっているように感じます。
そのために、成長が止まってしまったり、偏ってしまったり・・・なんていうことも出始めているように感じていますので、スクールの中ではそのようなバランスも大事にしていきたいと思います。
それから、別の視点から・・・
マイナス面、プラス面・・・どちらにも共通すると私が思うのは、時間と場所に対する価値観でしょうか。
時間を選ばずにやりたいことができること、場所を選ばずにやりたいことができること、そうしたことが多くなったことが、その時にしかできないこと、その場所でしかできないことに対する考え方、捉え方、価値の見出し方に影響しているようにも思います。
その時、その場でしかできないこと。
もっと大事にしたいなと思います。
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