恐ろしい話と驚いた話
前の練習時にちょっと話をした子と昨日電話を。
練習時に話した内容は結構大事な内容で、それが影響することにはリミットもあるため、次の練習前に確認しておくために電話をしてみました。
で、「話したこと、何でもいいから覚えてる?」と聞くと、「えー?」+「・・・」。
「て、てめー・・・」と心で思いながらも、待ち・・・ずーっと出てきそうにないので、
「ほら、クイズ番組とかでさ、焦ったりすると思い出せないことあるでしょ?」と言った上で、「どうする? 思い出すまで待ってもいいし、こっちから話してもいいよ。自分で思い出したいなら、電話を一回切って、思い出したらまた話すのでもいいよ」と言うと、「このまま思い出せるまで考える(だからこのまま待ってて)」で。
数分待つと、出てきました。
偉い、よく思い出そうとした。
で、結果としては、「それは絶対に覚えているだろうけど、一年以上前にも言った(この前も言ったことは言ったけど、これまでにもう10回は言っていることなど)今回話した中ではそれは重要ではない」ということは覚えていたのですが、大事なことは思い出せず。
この前話したのは主に2つ。細かくしても3つ。
うーん、メインで話したことを覚えていない・・・。
で、「じゃあ、こっちから言うね」で話し始めると、それを聞き、「あー!(そうだった)」の声。
思い出そうとしていたことがわかる感じでした。
途中まで話すと、どうやら、そういう話をしたことは覚えているらしい。
が・・・肝心の部分はまだ出てこない。
途中までは何となく覚えているようなので、一度、話を整理。と言ってもそんなに長い話でも複雑な話でもないのですが。
さて、その話の本当に大事な部分をこの子は覚えているだろうか。
私がその練習時にしっかりと言った、「だから、***したらいいと思うよ」と言った内容を。
「あの時、オレ、「だから、***したらいいと思うよ」って言ったじゃん? 思い出せた?」に対する、その子の答えは、「だから・・・「××方がいい」?」って。
そんなことは全然言っていない。一言も言っていない。それどころか、それとはまったく逆のことを言ったのだ。
なので、「そんなこと、一言も言ってねーだろー(。-`ω-) 俺、「だから、***したらいいと思うよ」って言っただろ」と言うと、「ああ、そうだった」と。
どうやら、思い出したらしい。でも、「今まで忘れてたよね・・・」というと、「うん」。
そんなにたくさん話していないけどね、一番大事な部分を忘れていて、しかも、思い出そうとさせたらまったく逆のことを言いおった・・・・。
思い出した後はちゃんと内容を思い出していましたけど・・・うーん・・・教える側としてはこんなに恐いことはないのです。(保護者の方がここの練習中の様子やこの子と私のやりとりの様子をよく見ているので安心ですけどね。このようなケースばかりではないので・・・。)
でも、こうしたことがあるのって、この子だけではないのです。
ただ、この子の場合は、話した内容を思い出そうと努力して、しかも、違っていたら「違った」とわかったことが大きいです。自分のために話をしているということはしっかりと感じ取っています。ここを取るかどうかは本当に大きいです。(保護者の方がここでの様子について、しっかりと理解されていることもとても大きいです。)
この子には厳しめの注意をしたことが何度もあります。ただ、奥の部分は伝わっているようです。なので、気まずそうにすることはあっても、かなり理解してきています。ちなみに、電話で話す時はだいたいタメ語です。
ところで、一昨日、高学年クラスの練習後に、友だちと話しながら帰ろうとする子に声をかけた時のこと・・・。
私も中学生クラスの練習があるのであまり時間はなく、ただ、私が声をかけたい子は友だちと話していて、その時は話しかけない方がいいタイミングで。
話のあいまを狙って、「今だ」のタイミングで、「そうだ! 〇〇〇!」って声をかけたら、「なんだよー」って言われましたー!
まあ、そんな感じなのです。
ちなみに、「なんだよー」と言われた時に伝えようとしたのは、その子にとって嬉しいことです。
「なんだよー」の後、「へー! じゃあ、俺も・・・」と普通に話しています。
・・・この子にも、かなり厳しい注意やきつめに真面目な話をしたことが何度もあります。ちゃんとそれら(話した内容)を理解、吸収してきています。
「なんだよー」ね、ふふ。
・・・なんていう一昨日、昨日でした。
ところでところでさてさてさて、今日は、明日来る子に渡す分のメッセージカードを書きつつ、高学年の子たちが6年生に書いてくれたメッセージカード(持ってきてくれた分)をそれぞれの子用に分類。
分けながら、「みんな、ちゃんと書いてくれてありがとう」。
すると、6年生宛のカードの他に1枚の紙が。
「ん?」と思って見ると、「サプライズで」と書いてあります。
そう言えば、他の子から「他の曜日の6年生の子にも書きたい」と前に言われ、私はその時に、嬉しくて、驚いて・・・なんてことが思い出され、もしかしたら、この子も「他の曜日の6年生の子にも書きたい」とか言うのかなって思って、「サプライズ」の後を読んだら・・・ソラのコーチ宛にでした。
これは本当にサプライズだー! 全然そうは思っていなかったので、本当に驚いちゃいました。
子どもがこういうのを書くのって結構大変なはずで。しかも、6年生宛のものを書いた後にわざわざ・・・本当に、素で驚いてしまい、また、とても嬉しかったです。
この子にも、プレー面で改善した方がよい部分をアドバイスする時に、結構きつめに話したことがあります。本当は褒めつつアドバイスしたいところですが、段階、状況、経緯、ここ以外の場でのことなどを含めて考えると、結構きつめに言うことが必要なケースもあります。
この子には、そうした「結構きついぞ」という言い方を2つのことでしてきました。この半年くらいの間で2回。そういう言い方でないと改善しにくいケースだったので。この子に、自分に力があることを知ってほしいし、伸びてほしいので。
そんな子からの、「楽しい」入りのサプライズ。
一昨日、昨日、そして、今日。みんな、厳しめの注意、話をしたことのある子です。
その子たちの今の様子。客観的に見てわかる様子。とてもいいです。(あ、最初に書いたヤツ、お前はもっと頑張れ。)
注意されることはみんなあると思います。話を理解すること、(それができなくても)思いを理解すること・・・成長に大きく影響するなとつくづく感じます。
以上、恐ろしい話と驚く話でしたー。
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