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2024年1月25日 (木)

何度も書いていますが・・・

低学年の子たちはずっといい感じで伸びていますね。
あれだけ楽しそうにしながら伸びているので嬉しい限りです。
「年齢を考えた上」で「覚えていった方がよい内容」については話しています。
・相手に対して発する言葉(出す側、受け取る側の両方の立場で)
・大きな危険を伴う行為
についてはよく話しています。
それらを学べる場が少なくなっていることを、色々なことを通じて実感しているので、ここでは大事にしています。
ところで、
子どもはお互いに誤解をすること、誤解をさせることがあるということをずっとここで書いていますが、子どもたちの様子を見ていると、それらを繰り返しながら、発すること、発せられたことをどのように受け取るかということを学ぶことが本当に大切だと感じています。
本当に、「完全に誤解している」ケースでさえ、「相手に対する見方をキミが誤っているかもしれないよ」ということを受け止めることが難しくなっているケースもあります。
こうしたことは、繰り返しながら、「本当だ、そうか」と覚えていきます。
色々な分野の技術の習得と同じですが、何度も繰り返して、少しの違いを認識できるようになります。また、そうしたことを繰り返して、色々なパターン、色々なケースがあることを覚えていきます。失敗を繰り返して覚えていくものです。ソラが開校してからずっと、ここではそうしたことをしていた子が多かったので、ここでは、「あいつと一緒に練習したくない」「あいつがいるからここに来たくない」と言っていた子同士でさえ、肩を組んで卒業するほど仲が良くなることが多かったのですが、今では、こうした「誤解をする・させる、それに気づかせる、学ぶ」機会がそもそも減っていることで(反復できる場が減って)、受け取めるべきところを受け止める力が低下しているように感じます。
反復は本当に大切です。スポーツの技術の獲得と同様、勉強での学力の向上同様、大切です。(記憶が関係するのでそれは当然ですよね。)
ですから、反復が少ない、力がつかない、誤解しやすくなる、という悪循環は止めたいところです。
ソラに来ている子はしっかりと反復できるようにしたいと思います。でないと、本当に、自分の視界から見た「誤解」となっていることで、「絶対にそうだ!」となり、相手のことを誤った評価で固めるようになっていきます。(以前に行った講習会で取り上げたことがあるので、ご参加頂いた方は思い出して頂ければと思います。子どもが自分の視界から見たことを全てだと思い、あのような誤解の仕方が実際によく起きています。このようなことは、参加して、反復しないと覚えることが難しいことです。)

こうしたことを反復し、「なるほどぉ・・・」と受け止めることができる子は、当たり前ですが少しずつ誤解をすること、させることが減っていきます。発する、受け取るというコミュニケーションの元となる部分を学んでいきます。
とはいえ、社会環境の変化もありますが・・・。
そうしたことを考えても、以前よりも多く、「実際のやりとり」を「年齢に合った形」で経験した方がいいと思います。的確に反復できる場が少ない、機会が少ないので本当に難しいですけどね・・・。

とにもかくにも、やる、やる、やる、です。
1、2、3月・・・まだまだ気づくべきことが多い子たちですが、学ぶ力があるので、どんどん伸びていってほしいと思います。

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