月曜日のU-9クラス。
ソラの第二学期スタート、最初のクラス。楽しくスタートを切ろう。
と思っていたのですが、スクール開始前の雰囲気から、ちょっと気をつけなくてはならない様子が子どもたちの間にありまして。
なので、気をつけて・・・と思ったら、集合して、最初の段階で、「このままだとやばいな」という様子がありまくりだったもので、いきなりとんでもないことを言ってスタートをすることに。
それぐらいのことを言わないと、子どもに入らないので。ただ、それぐらいのことを言っても、子どもの捉え方と大人の捉え方は違うので、子どもに「とてつもなく大きく入りすぎる」ことはないので。
普通に、保護者の方が聞いていたら、「うわー」と思う表現ですが、子どもに入る大きさは、もう少し小さいのです。
(逆に、大人が「うわー」と思わないようなことでも、子どもが「うわー」と思うこともあります。今回はそうではないことで。このあたりは難しいのですが。)
たぶん、私が先生で、教室で言ったら、次の日から先生を辞めさせられるでしょうね。
あ、なんて言ったのかと言うと、「よし、今日のゲームは、相手の足を思いきり蹴ってもよいことにする。それでやる。思いきり蹴れ」と言いました。
ね? 引くでしょう?
だって、安全について、危険について話している時に、それをしっかりと感じていないから。
年齢的に聞けない雰囲気や話し方もありますが、その時は違う。聞ける。
実際に、捉えている子もいたので。
でも、全体としてはちょっと危ない雰囲気だったので。
で、そんなことを言ってスタートしましたが、もちろん、経過があり、過程があり、そのまま特に何も言わずにゲームを行いましたが、危険なプレーはなかったですよ。
「いいか、さっきは相手の足を思いきり蹴っていいって言ったけど、それはウソだからね」なんてことを言わなくても、ちゃんと蹴らないでやりましたよ。あ、「ここの子は」「ここの子だから」という大前提があるんですけどね。
逆に、一般の場では、「蹴るのは反則」とわかっていても、蹴ることがありますけどね。それも、結構強く。
でも、「危ない」「痛い」を子どもが自然に学べる場では、そうしたことは普通は起きないですから。
で、昨日も起きなかったので。
それでも、大きなケガや事故につながりかねない雰囲気があったので、昨日は最初にそんなことを言ってスタートしたのでした。
みんなが見ている前で言ったので、「あんなことをコーチが言うのか?」って思われても仕方ないのですが、別にそんなことはいいのです。実際に子どもを守れるかどうかが大事なのです。
それに、みんなの見ている中で言っているので、例えば「あんなことを言って、本当に蹴ったらどうするんですか?」と質問をされたら、私が見て確認した状況、様子をすべて事細かに伝えることもできるので。そうすれば、まず理解できるはずなので。
ちなみに・・・・普通のサッカースクールはゲームの時に必ずスネ当てをさせるところが多いと思います。スネ当てがないと危ないので。実際にスネ当てをしていないとやばいなというくらいの感じでゲームをしていることもあるでしょう。(そうでないところもあると思いますが。)
でも、ここでは、スネ当てを忘れた子がそのままスネ当てなしでゲームをできることもあるくらいです。
だって、普通に、相手の足を蹴ったら痛いよね、それ、ダメだよね、がわかっているから。
ただ、わかっていても蹴ってしまうこともあると思うので、様子を見て、「危ない」と判断すれば、スネ当てを忘れた子にはスネ当てを貸しますが。
基本的にはソラでもスネ当てを着用させますが・・・でも、今は、つけなくてもできるくらい、あの子たちの頭は働いていて、体も動いていることが多いですね、実際には。
・・・学校が始まり、いきなり大きなケガが起きている場も少なくないようです。
昨日の雰囲気から想像すると、それは当然起こりうると感じます。気をつける必要がありそうですね。
ここでは気をつけて行きます。(学校が気をつけてないと言っているのではありません。昨日の私の言葉を使ったら、アウトでしょうから、注意喚起も難しいこともあるでしょう。)
ところで、とんでもない言葉を使っている私ですが、あえての部分もあるので、アシスタントには適切な言葉を使うように話しています。
ちなみに、今日(火)はスクール前にアシスタントコーチに一つ、「この言い方はしないように」と言いました。
それは、ペアを組む子がいなくて子どもが一人余っている状態になってしまっている時に、コーチが組むために声をかけるときの言葉。余っている子を探して、「余っている人、いる?」というように、「余っている人」という言葉を使わないように指示しました。(昨日はまだ私が指示をしていないので、この言葉をアシスタントコーチが使っています。)
アシスタントコーチの成長の仕方も見つつなので、これまでもアシスタントコーチがこの言葉を使うことがありましたが、経過を見ていました。ただ、そろそろ指示をした方がよいと思い、今日、指示しました。
私もコーチを始めた頃は「余った人」という言い方をしていました。子どもの世界に起きていることをまだ深く理解できていなかったのです。子どもの世界に起きていることを、様々なことまでまだ知っていなかったのです。その後、子どもの世界に起きていることを理解していく中で、この言葉を使うのをやめました。
本人に「余っている」と思わせるのがよくないケースもあるためです。全然気にしなくてよいケースもあると思いますが、気をつけた方がよいケースが短期的にも長期的にもあるからです。
あえて意図的に使うこともありますが、基本的にはソラでは使わない言葉です。
※それぞれ、アシスタントコーチは、どのような言葉を子どもにかけたらよいのか、常に考えながら言葉をかけてくれています。一言かける言葉について、言い方を考えてくれています。それでも、見て来たものや経験から気がつかないことはあります。なので、指示をしました。どのコーチも、言葉のかけ方を気をつけてくれています。
・・・というくらい言葉について考えているスクールでの最初の言葉なので。
スポーツ現場や教育現場で、不適切な形で最初のような言葉が使われることもあると思いますが、そうした場、そうした考えとはまったく違うものなので。
ちなみにちなみに、先ほど取り上げた言葉以外でも、普通は言わないような言葉でここで私が使っている言葉はありますが、ここで、それらが子どもにどのように受け取られているか、マイナスなのか、プラスなのか、平気なのか、ダメなのか・・・子どもの様子をよく見て、その後の経過をよく見ていたら、おそらく判断ができるでしょう。
今日(火)も面白いことがありましたが・・・あの子たちをしっかりと守っていきたいと思います。
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766
ホームページ http://www.sonoyosade.com
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。