心配に思っていること・・・それは、普通ですよー(補足しました)
先日、卒業生と保護者の方が来てくれました。数年会わぬうちに「随分しっかりしちゃったね」と言うと、親御さんが「いえいえ、猫をかぶっています。家では全然!」と言っていました。外ではしっかりしているのに、家ではぜーんぜんなこともあるそうです。
他にも似たような話を先週だけで何人かの方から聞きました。「家の中ではかんしゃくがすごいんですけど」というものも何件かありましたね。卒業した子たちの中にも、スクールに来たばかりの頃はそういうことをおっしゃる方、そういう様子を見せる子は結構いましたね。でも、少しずつそういうことが減っていくことが多かったですよ。それから、年齢が進むにつれて、家族、周りとの関わり方、自分の出し方、気になることなども変わってくることがありますから、そうした成長のタイミングによっては、「家の中では・・・」ということが続くこともあります。べつにおかしなことではないこともありますからね。
ここで見ている限り、とりあえず、そういうのは・・・普通に、よくあることですよー! つまり、普通ですねー! とだけ書いておきますね。(心の面でどこかでバランスを取る必要があったり、どこかでストレスを強く受けたりしているようなケースでは、ソラの中で色んなものを出しているうちに、自然に落ち着いてくる子もたくさんいますよ。)
※ここで言う「普通」とは、「その子に問題があるというわけではない」という意味で使っています。普通に癇癪を起しているだけなのに、必要以上にそこを強調して見ようとすることもありそうで、そうなると、その子の問題として考えられてしまうことがどうしても増えてしまうので。子どもが何かに直面して、困っていて、お家でしか出せない、という状況を「普通」と言っているのではありません。
あまり心配して見ると、もう、そういう風にしか見れなくなることもありますからね。そうした傾向に対する忠告です。(あえてキツメの「忠告」という言葉にしちゃいましたが、責めているとかではありません。どちらからというと風潮に対する忠告です。)
例えば、球技でのパス。ちょっと経験があると、「ああ、あのパスとあのパスは同じ意図だな」とか思うことがあるかもしれないじゃないですか。「意図がわかった」と思う場合もあるでしょう。(私はこういうの、わからない派です。)でも、もっと経験があると、同じように見えるパスが実は違う意図だとわかることがあるでしょうからね。経験の差でしょうね。で、経験がさらに深まると、色んな可能性があることがわかるから、簡単には決めつけようとしないじゃないですか。または、決めつけるということではなく、多くの経験があるからこそわかる違いを伝えてくれるとか、正しいことを教えてくれるとか、ありますよね、きっと。
この例え、わかりにくいかもしれないですね(私の文、ダメなので。)
例えば、色。よくある色鉛筆セットとかに入っている青しか知らなければ、似た色も「青」だと思うでしょう。
でも、もっとたくさんの青を知っていて、たくさんの色を知っていて、さらには、青のようで青じゃないんじゃないの?とか、青だけでできているようだけど実は青とは全然違う色と色を合わせてできた色だとか、青じゃなくて緑とか、そういうことまで知っている人は、そうした「見た目」の「青」を簡単に「青」とは言わない、思わないかもしれないでしょう? 逆に、知っているからこそ、「青」ではない、正式な色名がある場合はその色の名を教えてくれるかもしれないですし。
さらにはさらには、色の名に名前をつけないでその色を扱う人、その色を理解している人もいるでしょう。
色々な理由から、色に名前がある方が便利なことが多いので、名をつけることもあるでしょうが、まあ・・・話が深くなるとわけがわからなくなるので・・・つまり・・・
だから、簡単には決めつけない方がいいですよ、ということが、子どもの行動とか特性とかについて書かれている記事などにも言えるように思います、ということでした。
情報によって、もう、そうだと思うとそういう風にしか見れなくなることもあると思うので。
つい先日も、直前に見た、ある情報に引っ張られて行動を変え、後悔した方がいました。「もう、そう思ってしまって」とのことでした。逆に、直前に得た情報で難を回避できたり、情報を得て良かったということも多いと思いますけどね。
子どもの行動などについては、情報には簡単には引っ張られないようにした方がいいなぁと強く思う今日この頃ごろごろごろ~です。
それにしても、ソラの子たちは、本当にみんな面白く、いい感じだなと思います。私に注意されていても、その子たちはとってもグッドな子たちです。ここで一見マイナス評価的に書かれていることがあったとしても、その子たちはとってもグッドな子です。伸びる力のある子です。
深くお読み頂ければわかると思いますが、あの子たちにあるのは・・・可能性だけです! なんて書くとまたウソっぽくなりますが、私は正直、そう思っています。
◆サッカースクールのソラ 千葉市で開催中(四街道市などからも子どもが通っています♪)
TEL 042-534-3766
ホームページ http://www.sonoyosade.com
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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