どこに重きを
毎日色々なニュースがあって、そういうものとは関係のないことをここでは書くことが多いのですが・・・先ほど見たニュースから、「これでまた、様々な教育現場で、注意をしようと思う人が少なくなるのは確実だろうな」と・・・。
注意されずに育ったら、どうなるんだろう。もちろん合わない注意などのことを言っているのではなくて。
注意されずに大きくなり、初めて注意を受けた時に、理解しようと思えたり、理解できない時に感情をコントロールできたりするのだろうか。
様々なツールの発達や、早期からそうしたツールを使ったコミュニケーションに慣れていくことは、コミュニケーション能力の向上にどう影響するのだろうか。
コミュニケーションは双方向。
心を発する、心を受け取る。相手の意思や気持ち、言葉、行動を理解する力が大切で。もちろん、伝え方も大切だけど。
順番としては、伝える人が伝える、それを受け取る・・・という順番が普通ですよね。
で、その「伝える」ですが・・・あまりにも早く、伝える方法、スキル、技術、「こういう言い方」などを覚えたら、受け手はその言い方での受け取り方には慣れるでしょうが、他の伝え方で伝えようとしたことを理解する力はつくのでしょうか。あるいは、奥の部分を感じたり捉えたりする力はつくのでしょうか。10年以上前から、これも同じようなことを書いていますが・・・。
それから、これは、本当は一回書こうとしたけど、やめた内容なのですが・・・少し前にジャングルで発見された子どもたち。13歳の子が一番上で、赤ちゃんを含めて面倒を見て・・・子どもだけで40日間、ジャングルで。
その子の思考はどれほど論理的なんだろうかと思います。相当、論理的なはずです。もちろん、そうではない、感覚的なものもあると思いますが、いわゆる論理的な思考もなければ、おそらく、無理だったはず・・・だと私は思っています。
その子たちは、(そのようなツールを駆使するようなものとは違う)それまでの日常の中から、そうしたものを身につけたのでしょう。
ただ、背景が、ここで私が取り上げられるほど単純なものではないはずなので、部分的に取り上げるのはあまりにもわかっていない人のすることだと思って、取り上げなかったのですが・・・今日、全然違うように映るニュースを見ながら、考えるべき部分に重なるものはあるのではないかと思い、あえて取り上げました。
本当に、受け取る力、表す力、ともに学ぶ機会を多くしていく必要を感じますね。
こうしたニュースを多く見たら、本当に、関わろうとする気持ちがどんどん減っていくこともあるでしょうから。(実際に、様々な職場でそうした傾向が強まっているはずです。これは仕方のない部分もあると思います。だからこそ、そうした経験を、小さな頃に、十分にすることに比重をもっとかける必要性を感じます。ただ、教育現場だけで努力しようとしても難しすぎる時代だと思うので、様々な場で考えていく必要があると思います。)
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