色んなものを越えていこう、超えて行こう
*サッカースクール・ソラ*千葉北スカイランド 校のブログです♪ (千葉市で開催中)
サッカースクールに通っている方からの嬉しいご連絡やお言葉が・・・続く続く・・・今日も頂き、皆さん、どうもです。
スクールで子どもが間違えたり、失敗しちゃうことがあります。
私はその時々で対応が違います。それまでの流れ、その時の状況など、ケースバイケースなので。
失敗を感じさせた方がよいこともあるし、感じさせない方がよいこともあります。
この前のU-12クラスで、ある失敗があった時のこと。
失敗した子の表情は・・・一見、冷静っぽいけど、数秒で崩れそうな、「結構キツイぞ」という感じ。
でも、近くにいた子が「大丈夫、大丈夫。俺もやったことある」と。それを10回以上言い続けていたんじゃないかなぁ。言うたびに、もう少し付け加えたりして、ちょっとずつ表現は変わるんですけどね。これでもかっていうくらい、「気にしなくて大丈夫」ということを言っていました。その時の失敗は、一般的には「大失敗」として捉えられることもあるけど、本当は大失敗とは「真逆」のことなので、本当に気にしなくていいこと。
なので、「その後も自然にできるといいなぁ」と思って見ていましたが、そうした声のおかげで、失敗をした子はその後もとてもいい動きをしていましたね。いや、むしろ、栄養を得た感じで、動きがさらに良くなっていました。
ところで、その励ます様子を遠目で見ながら、私の頭は・・・。
「大丈夫。俺も・・・」と言っていた子は、確かにちょくちょくと「こら、オマエ、話を聞いとけ」ということがあり・・・話を聞いていないために全然違うことをやって私に注意されることもあるし、グループで練習をスムーズにできなくて「あ、スマン!」と言っていることもあるねー。そこはそこで直した方がいいけどねー、それで実際に、その子と同じ失敗をしたこともあるんだよねー。その子の今の失敗とはちょっと事情が違う部分もあるけどねー、まー、そこは今はいいかー。
そういうものを友達の力にできることもあるんだから、それはそれで、いいよね。持っているものはプラスに使える方がいいからね。
まったくアイツはー。フフフンフンだねー。
なのでした。(ちなみに、このフフフン君もとても成長しています。成長に驚かされちゃうこともあります。)
こんな感じのフフフン君とは逆に、いつも話を聞いていて、練習も上手にできるけど、「あ、この子を助けたい」と思った時に言葉を出す勇気がでなかったり、行動を起こせなかったりという子もいます。それももったいないところではあるのですが、そういう子が、話を聞いていない子や練習をまだ上手にできない子と「普通に、子ども~の気持ちで、対等に」接することができれば、そういう力をつけていくこともできます。
「ああ、俺はこういう時に声をかけれないのに、アイツは声をかけれるんだ。すごいな」とか「俺が何て言っていいかわからなかったのに、アイツはずっと声をかけてるんだ」とか。技術で自分が優れているとか、自分は注意されないとか、そういうことで優劣を自分で決めてしまう場合は、そういう力をつけることができないこともありますもんね。
ここに来ている子たちは、そういうところで、ちょうど、それぞれに「もうちょっとだね」があって、それぞれに、「あの子、すごいな」と思える気持ちがあるから、どの子も伸びていけるんです。
面白いでしょう?
自分がまだうまくできないところや持っていない力を使って、伸びていく。なんか、面白いですよね。
この空間には、そういうことがたくさんあるので。
ついこの前、「私に注意されている子がダメというわけではない」ということも書きましたが(これは開校時からずっと言っていることですが)、こういうことです。
そして、こんなスクール中の子どもたちのやりとりを見ていた保護者の方は、「サッカーももちろんですが、コミュニケーションの勉強にもなっていて、本当にありがたいです」とおっしゃっていました。
その方の子は、スクールで「失敗」に見えることをしてしまった日、帰りに色々と話したみたいですね。スクール中、本当に色んなこと(栄養になること、成長のきっかけになること)があるので、色んな話をしたようです。
また、保護者の方は、子どもたちの様子について、「お兄ちゃんが励ましの言葉をかけてくれたり、お友達が楽しい雰囲気にしてくれたり、みんな一生懸命で、みんなが自然体の素敵なお手本だなーと感じます」と。
そうなんですよね、先ほどの優しい言葉だけでなく、色んな子が、自分なりに相手のことを考えて、色んなことを言ったりやったりします。
励まし方は色々で、面白いことをやって明るくしてくれようとする子もいます。自分なりのやり方、その子に合ったやり方だとは言え、結構ね、笑わせて元気にさせようという、それはそれで大変なんですよ。プレッシャーも絶対にかかってるし。表情を見れば、その時に面白いことを言ったりやったりしているのは、リラックスしてやっているのではないということがわかります。自分で楽しむときはリラックスしてやっている子でも、人のためだと「なんとかしなきゃ」と思うから、プレッシャーがかかるんだね、とても一生懸命になるんだね、キミは。こういう、普段も冗談を言うことがあるような子に対しては、「不真面目」と見られることもありますが、奥を見て、どうしようとしているのか、どんな気持ちでそこにいるのかを見てほしいなと思います。色んな思いから、色んな行動をとっているので。そこにあるのは、一生懸命に何かをしようとしている気持ちだったり、それができなくて・・・だったり、本当に幅が拾くて、方向性も色々なので。
そんな感じで、楽しんでいるように見えるのですが、手を抜いているのではなく、あれ、あの子たち、一生懸命なんです、みんな。
・・・実は、ちょうど、その日の様子を見ていた他の保護者の方に、「あの子たちはただ楽しんでいるように見えることがあるのですが、実は、一生懸命なんですよ」という話をしていたんです。
近くにいた子どもも「うん、うん」とうなずいていましたが、そう、一生懸命なんです。大人の目だとわかりにくいこともあるんですけどね。
私はコートの中で色んなことを感じながら立っているので、あの子たちの様子を見ると、色んなことに一生懸命だということが本当によくわかります。そんな、あの子たちの様子をよく見てもらえて、嬉しいです。
そう、一生懸命なんです、あれ。
本当にサッカーを好きな子が、サッカーを嫌いになってしまった時に、ここに来て、何故かイキイキする・・・私には、ここでイキイキするのはあたり前なのですが、普段、サッカーをしている時に楽しそうじゃなくなったり、消極的になったりしている様子を見ている保護者の方からしたら、「何故か」ですよね💦・・・こういうことが多いのは、そういう理由です。褒められたら褒められたで嬉しいとは思いますが、褒められるためのプレーをするのが面白いわけではないはずなので。楽しさは、他のこと、他のもの、たくさんなので。今、追うのは、そこだから。サッカー云々の前に、そこだから。
ホームページにも書いていますが、バスケをやっている子が元気をなくした時に「ソラに行けば?」と言われ、「なんで(バスケをやっている)俺がサッカースクールに行かなきゃいけないの?!」と文句を言うような子でも、ソラに来て本当に元気になる、なんていうことが結構あるので。
たぶん、それは、この空間にあるものが、大元の部分に触れるからだと思います。
あの子たちの一生懸命は、そういうものです。
あの子たちの良さを分かって下さる皆さんに、感謝です。
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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