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2023年4月15日 (土)

「なんじゃこりゃ」が多すぎですみません

偶然、一気に3人に、別々の要素で働きかけをできるチャンスがあったら、どうします?
しかも、まさに今、それぞれの子のそこの部分を改善したい(改善する必要がある)という要素が表れているタイミングだったら、見逃します?
そういう機会を逃すと、同じ状況になるのをまた待たなければならなかったり、違う状況で無理に注意する形になったり、注意しないからさらにマイナス方向に行ったりすることもあります。
様子を見ても良い段階や様子を見るべき段階もあります。
が、それぞれに、「もう次の段階に進まないとやばいよ」(友達が離れていったり、誤解されたままでいったりするよ)という段階もあるので。それぞれに悪意がなくても、悪いことをしているつもりでなくても、そうなることもあるので。
ただそれを見逃すかどうかの違いで、見える印象は大きく変わってきます。
そうしたことをウリャっと吸収させようとする働きかけをすることもあるので、「なんだありゃ!」「なんだあの言い方は!」なんていうこともあるでしょうね。
子どもにはちょうど良い形で吸収されても、外から見ていたらわからないこともあると思うので。(私が外から見ていてもそう思うでしょうね。)
そんな、一見、めちゃくちゃなことをしているスクールです。ごめんなさーい。
「一見、整っているけど、実は整う方向に行かない」というよりは、「一見めちゃくちゃだけど、栄養がいっぱい入っていく」方が私はいいなと思うもので。
そういえば、先週も、「これはいいチャンス!」が来たのです。
コート周辺で遊んでいる子。その遊び方は微妙なラインもある内容だから、見た目は似ていても「OK!」という時と「それはイカンね」という時があるもの。
その時は「イカン」。近くにいる子もそれを楽しそうに見ている。「あ、見ているの、アイツじゃないか」。
チャンス到来。
“なんじゃこりゃ注意”。
まず、注意されたうちの一人は、3月の終わり頃から「そこを覚えないと」が強めに出ている子。なので、4月に入ってからその要素への働きかけを2週続けていました。
あと一人は、先週、先々週と「ウキウキ感」が「マイナス面」で多く出てしまっていた子。注意が必要な様子もあったのですが、新年度が始まるとこうしたことはある意味自然なので、先週までは様子を見ていたところ。今週の様子で良い方に戻る変化が出ていたら、また様子(傾向)を見ようと思っていた子。
残る一人は、ある要素について、これまでに時間をかけながら段階を進んできた子で、あと一つ進んだ方が良いところが残っている子。3月の時点で、卒業する6年生にははっきりとその部分もわかっていて、わかってはいても、色々なやりとりや様子を見ると、やはりその子が次の段階に進む必要もあり。(その時々で6年生に個別に話をすることで対応をしていました。)

という組み合わせでの、注意される要素ありの遊びだったので、いきなり「なんじゃ」注意。
結果、「ヨシ」です。
いきなり厳しめの注意でいきましたが、それは最初に書いた2人に直接向けたもの、残る一人に間接的に向けたもの。「間接的に向けた」というのは、こうしたことの後、この子は多くの場合で、「そういえばさ」と話してくる。(こういう時、話を変えるために「そういえば」ということもありますが、この子には話を変えるという気持ちはまったくないです。)でも、その「そういえばさ」はその時ではなくてもよいことだったり。子どもにとっては「その時」が大事なこともあるから、基本的にはその時に聞いてあげた方が良いことが多いと思います。ただ、この子については、「今は違うよ」を覚えてほしい。そのために、何人かの6年生が離れそうになることもあったから。
実際に、この部分については、年単位で様子を見て、働きかけを段階的にしています。で、「次の段階まで進んだら、一安心」(逆にそこまでは行った方がいい)というところまで来ています。そして、いよいよ最終段階に行く時(数か月かけてもOK)なのです。
さてさて、この時も、「そういえばさー」と来ました。そこで、私は「うるさーい」と返答。(実際にはもう少し言葉をつけていますが、「あの場面か」となるといけないので、書かないでおきます。ソラではこうしたこともよくありますよー。どれも、子どもが悪いということではないですよ。)
私が「うるさい」と言われた子の親なら、子をかわいそうだと思うでしょうし、心が痛むと思います。すみません。子どもの気持ちがわかるから痛むでしょう。他の保護者の方も心が痛むかもしれません。親の気持ちがわかるでしょうし、子どもの気持ちもわかるでしょうから。すみません。子どもも、嫌でしょう。ごめんよ。
ただ、段階的にあれぐらいでないと、今はちょうどよくその子におさまらないことがあるので。
(強烈な働きかけのためにマイナス方向に行くケースはとても多いです。ですので、強烈な働きかけを肯定しているのでは全くありません。ここで様子を見て、何年も段階を踏んで働きかけをしてきたこの子に対して、その時の状況ではこれでOK、ということです。)
私的には、「おそらくこうくる、だから、こう行く」だったので。なので躊躇することなく、(普通の人が見たら)「なんであんな言い方をいきなりするんだろう」という言い方でしたが、それはこうした理由です。今、どんな時? 今、どっちが大事? 今、誰がどんな気持ち? を覚えてほしいので。(こうしたことの覚えさせ方もそれぞれの子によります。)

さて、こうしたことのあった後。
まず、最初に書いた2人については、別件で保護者の方に連絡する必要があったので連絡したところ、「そういえば先週・・・」とお話しされ、(私からその日の様子をお話しする前に)ちょうどそのような様子が気になっていたということでした。こうしたことからも、タイミング的にはちょうどよかったかもしれません。
さてさて、次の段階に進ませるために「うるさーい」と言った子。
その後のスクール中。とりあえず、「さっき言いたかったのは何?」と聞くと、「あ、あれはさ」と話し始め、「なるほど、それは聞きたいことだね。でも、あの時は違うよな」。(でもでも、それを聞くのは、偉いぞ、でした。)
そして、帰る時、他の子の様子を私が見ていると、「あのさぁ」と。今は、どう見ても、私が顔を覗きながら「大丈夫?」と聞いているコイツのことが優先。それを私にさせることを止めさせてまで「あのさぁ」が適切か、様子を見て理解しなくては、です。
そうしたら、「あとでいいや」。
一応もう一回書いておきますが、「あとで」じゃなくて、その時に聞くべきこともたくさんあります!(なので、スクール中にあんなに聞くことがあり、だから、「私語だらけー」に見える時もあるのです。それぐらい、その子にとっての「今」が大事なことはたくさんあります。)
「あとでいいや」。ふむ!
で、あとでゆっくり話を聞いて、「それはそうだねー」で終わりました。
こうしたやりとりが苦手とかできないとか、もちろんあると思います。でも、段階を踏んでいくと進むことがたくさんあります。早めに色々と決めつけてしまうことなく、段階を踏んで、様子を見て、歩いて、という形で進んで行くと「できない」ことではなくて、「苦手」でもないことも多いです。
実際には、「できる」「得意」と見える子たちが、「じゃあ、その奥は?」を見ることができないことも、考えることができないこともあります。
その子が進めるところまで進むためにも、見た目の得意、不得意ということは考えないで進むことも大切だと思っています。
あー・・・・なんか、まとまりのない文章を書いている気が・・・。しかも、じ、時間が・・・。
なんか、中途半端感が強いですがぁ、このへんで。
では!
いや、やっぱりちょっと最後の話を補足。
この子、とても良いところが多く、とても伸びています。
それから、話すことの内容を聞いていても、どんどん色んなことを吸収しているのがわかります。一回二回では傾向をつかめないことも、100回、200回くらいになると傾向をつかめることもあります。一週間では傾向をつかめないことも、一か月(だと短い時もありますが)、二か月、一年で傾向をつかめることもあります。そうして傾向を見てみると、この子はとても多くのことを理解し、吸収しています。
他の子もそうですが、ここでこうした書くことがあるのは、取り上げる子たちが悪いということはないからです。普通にあること(逆に、ないとおかしいよねということも多いです)を取り上げているだけです。というか、ソラに来ている子、グッドグッドナイスナイスだと思っていますので。
ということで、では!
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=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。



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