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2023年4月25日 (火)

根本

練習のやり方が違っている時・・・でも、頑張って練習しているように見える時。
見かたや対応の仕方は色々ですね。
やり方が違うけど、一生懸命だからいいじゃないか。
一生懸命だから、やり方を教えてあげよう。
説明を理解する力がなくてやり方を間違えているのだろうから、仕方ないか。
他にもたくさん、見かたはできます。
①一生懸命だからいいじゃないか・・・ふむ、優しいし、認めてる。
②一生懸命だから、教えてあげよう・・・ふむ、優しいし、認めてる。
③理解がまだできないのだから、仕方ない・・・ふむ、優しいし、認めてる。
ただ、見るタイミングによって、そのように映っている時は?
単純に、話を聞いていないためにやり方を間違えている場合は?
話を聞いていれば、やり方を間違えずにできる場合は?
そのような場合、話を聞くことができるようになれば、やり方を間違えずに練習することでしっかりと上達し、自分の力をより認めることができますね。
①~③だと、上達しないケースもあるので、後々の段階で、自分の力を認めることができるようになるかどうかは何とも言えないですね。しかも、②については、話をさらに聞かなくなる可能性もあります。
成長させよう、上達させようと思ってみれば、やり方が違うのは「何故だろう」になり、その原因を見つけようとする。話を聞いていないことが原因だとわかれば、そこにアプローチをかけることができる。
さらに、「何故聞いていないのだろう」と考えて様子を見れば、より具体的な原因を見つけることができる。
「この子は、こういう子だから、これでいい」「この子はこの段階だから、これでいい」。
深く見て、そう判断するのなら、それでいいと思います。でも、深く見ずにそのような判断をすることもあります。肯定しているようで、実は、ある意味、(もっともっと伸びる)その子の力を決めつけていることもあります。
コーチの勝手な判断で、そうしてしまわないように。コーチの見る力がないせいで、そうしてしまわないように。
見る、見る、見る。これが大事だと思っています。
ちなみに、今日(昨日)、話を聞いていない子たちの理由は・・・ぷぷぷ、でした。わかるといえばわかる。
それでも、違うやり方を繰り返し、その、違うやり方をしているところだけを見られたら、肯定的に見られる場でも否定的に見られる場でも、伸びない方向に行ってしまうことがあります。
なので、できていない、やっていない理由を(他の場で)誤解されることのないようにさせたいと思います。
「できない、やっていない、間違える」を繰り返したら、しっかりと様子を見ながら判断してくれる場なら安心ですが、そうでない場合は、起きている現象から決めつけられてしまう。
すると、それからは、その決めつけられたことを元に、色んな行動を見られるようになってしまう。本当は違うのに。しかも、それが進むと、その見られ方、評価のされ方で自分自身を評価するようにもなっていってしまう。
そうならないように、そうさせないように。
長期的に見て、より伸びるように。
そのために、今をしっかりと見るようにしなければ。
***
「できないこと」「間違うこと」「わからないこと」が「悪いことではない」ということは、常にスクールでは話をしています。むしろ「いいことだ」として話すこともあります。そうした根本がある上での、上の話です。

 

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