未使用派? 愛情ある手入れ派?(補足しました)
新品のピカピカ状態のものっていいですよね。
使うのがもったいなくなってしまいます。
飾っておくという前提、使わないでおくという前提のものもありますよね。
でも、もともと使うためのものとか、使うことで価値が出る(資産的な価値という意味ではなくて、使うことでその物の良さが出る、使うことで役立つ、より幸せになる)ものもありますよね。
使うことで、よりハッピーになるもの(使われるものも良さを発揮して、使う人も良さを発揮できる)だったら、ピカピカだと使いにくいですけど・・・やっぱり使いますよね。
で、大事なものなら、丁寧に手入れをしますよね。
傷とかがついても、綺麗に修繕したりして。
傷の跡が残ることもありますが、でも、丁寧に手入れをされたものって、大事さが伝わってくるというか、温かさが伝わってくるというか、いいですよね。
人と物は違うので、そのまま当てはめるのはよくないと思いますが、生まれてきた子はやっぱり生きていくために生まれてきているので、ずっとピカピカの状態なわけはないですよね。
大事に育てようと思うと、傷がつかないようにと思うこともあるかもしれませんが、飾っておく「物」ではありません。
もちろん、つけてはいけない傷はあると思いますが、そういうものではなく、本質に影響を与えないようなもので、避けることができないものは、普通、たくさんあると思います。
育てようとしたら、言葉をかけたり、触れたりすることは当たり前です。
その時に、物の傷とは違いますが、嫌な思いをさせてしまうこともあるでしょう。思いがけず、傷つけてしまうこともあるでしょう。
大人も、生きていくのですから、自分が傷つくこともあるでしょう。
お互いに、ちょっと嫌な思いをさせてしまう、傷つけてしまうことはあると思います。
でも、大事にしていたら、それを修繕するじゃないですか。
方法はきっと色々だと思いますが。
そうしたものがある方が自然で、そうしたものがある方が、「その人」ってはっきりわかるし、「その人たちならではの関係」だって、はっきりわかるし。
例えば、物であれば、遠くから見ても「あれが自分の!」ってわかるような。
そういう修繕(?)は、おそらく、本質に温かく作用するように思います。
「そんなことを言うのはNG」「こうすればOK」、ふむふむふむ。なーるほど。
でも、大事に、丁寧に育てていたら、一時的にお互いに嫌な思いをさせてしまったり、傷つけてしまうことがあっても、それを何とかしようとするはずで。その跡は、きっとお互いにとって、大切なものになるんだろうなと思います。
「こうしたことを言っていいのだろうか」「言ってしまった」ということでご相談を頂くことが多いのですが・・・もちろん、本質に影響を与えるほどの傷を良いとは思いませんし、過干渉もよくないと思います。
でも、自然なものは、逆にあった方がその人らしいのでは? なんて思います。(関り過ぎはマイナスも多くなりますから、相手の様子を見ながら、調整していくことができるといいですね。)
ちょうど昨日、スカイランドで綺麗な床を見たのですが、「ほぉ、新品の状態だ、綺麗。でも、手入れをされているものも綺麗。単純な意味での綺麗さは新品の状態に劣っても、温かさとか、色んなものが含まれていて、綺麗。」なんて思ったもので。
ちょっと感じたことを書いてみました。
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もちろん・・・の前提は・・・
物であれば、その物の「質」、どんな素材でできているかとか、どんな構造になっているかということは理解しておくことが大切ですよね。
そこを理解していないと、傷とかではなくて、そのものを壊してしまうこともありますから。
ですから、本質を理解することは大切だと思います。
それを理解した上での、やりとりを通じた傷の話、でした。
=補足のコーナー(・∀・)=
子どもに声をかける際に、「確かにそれは言わない方がいい」ということもあります。それを言うと逆効果とか、言い方を変えた方がいいとか。それらは状況にもよりますよね。なので、私がおススメするのは、相手の気持ちを考えてから声をかける、ということですね。当たり前じゃないかと言われそうですが(;'∀') 相手の気持ちを考えるには、相手の状況を理解して、なんでそうなるのかなぁと想像して、その上で、こう言ったらどういう気持ちになるんだろうとか、一回ちょっと考えてみて・・・それから言えば、おそらく、その後、どのような流れになるにせよ、適切なフォローをしようと思うことができると思います。状況から、なんでそうなるのかなぁの「なんで」という部分を考えてもわからなければ、きっと、声のかけ方にも良い意味で影響すると思います。わかろうとする気持ちが含まれた言葉になるなど。
ちなみに、私が子どもに注意するような言葉をかける時は、もちろん、子どもの気持ちを想像します。親御さんに見えるところで注意をすることもあるので、親に見られるのは嫌だろうなとも想像します。(子どもがそこを気にしない方がいいと思える時は、親御さんにも子どもにも気にならない方法にします。)それから、子どもの気持ちだけでなく、それを見ている親御さんの気持ちも想像します。それは、親御さんは、自分の子どもの気持ちを想像した上で、子どもが注意される様子を見るだろうから。子どもの表情を見るだろうから。「コーチに注意されて、辛いだろうな」と想像するだろうな、そういう子どもの様子を見るのは本当に辛いだろうな、と想像します。子どもの気持ちがわかるほど、親御さんも辛いだろうと思います。
その上で注意をするので、注意するのと同時に、申し訳ないと思っています。そして、これも同時に、「だから絶対に伸ばします」とも思っています。さらに加えると、注意される子の近くにいる親御さんの気持ちも考えます。自分の子が注意される気持ちをわかるでしょうから、注意された子の親御さんの気持ちも考えてしまうでしょう。黙ってた方がいいのか、声をかけた方がいいのか、悩むだろうなとか。そして、注意された子の親御さんも、近くにいる人に気を使わせたら申し訳ないと思うかなとか。
(アシスタントコーチにも、たまにこうした話をすることもありますが)
こうしたことまで考えていると、注意するのはキツイです。
でも、注意しなくてはならないこともあるので・・・じゃないと他の場で嫌な思いをすることになるかもしれないし、大きな事故などにつながるかもしれないし、後に、違う方向に行ってしまうかもしれないし・・・。色々と考えた上で、必要なことをするようにしています。
こうしたことを開校時から繰り返してきて・・・開校時に在席していた方から、今も子どもの成長(もう大人ですけどね)のご報告など、ご連絡を頂けるので・・・。ソラを開校する前にコーチをしていた頃の親御さんからも。
なので、やはり、必要なことはコートの上でしていきたいと思います。
あー・・・(このブログを見ているのは会員さんだと思うので)子どもにどうアドバイスすべきかなど・・・ご相談、大歓迎ですからね。一般のサッカー環境で起きていることなどは、どうしてもわかりにくいと思いますので、遠慮せず、いつでもご相談下さいね。ほんと、誤解されている情報などに振り回されて、言わない方がいいことを言ってしまうと悪循環に陥ることもあるので。学校とかチームのことも。何かあれば、いつでもご連絡下さいね。
◆サッカースクールのソラ 千葉で開催中
TEL 042-534-3766
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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