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2023年2月26日 (日)

いつ、自由なサッカーをするのだろう

「小さなうちに、こうしたことを覚えておくと良い」。
その「覚えておくと良い」と言われる内容には、時代時代で流行りのようなものはやはりあるようですよね。色んな国の育成年代でのトレーニングが研究されたり、紹介されたりしていますね。国によって少しずつ傾向が違うこともあるでしょうし、同じ国でもチームの育成の方針によって違うこともあるでしょう。
そのように紹介されているものを勉強して、「よし、こうしよう」と思う人も多いと思います。そうした内容が子どもにとって良いことであることもあるでしょう。
ただ、「正解の形を考えながらの練習」「プレーとしての正解を覚えることへの意識」が、増えている、強まっている、低年齢化・早期化しているな、と感じてしまいます。
小学3年生くらいからは、多くの場で、理想の形への準備が始まっているのではないでしょうか。トップにつなげるための考え方やサッカーのやり方など。
そうした情報もどんどん発信されていますからね。
子どももうまくなりたいだろうし、悪いことではないとも思いますが、あまりにもそうしたものを教えられることが多いような気がするので、じゃあ、いつ、自由なサッカーをするんだろうなぁ、なんて思っちゃいます。
正解の枠とかがなくて、目的も色々で、色んな発想や動きが飛び出すサッカー。その「最中・過程・前後」を含めても、うまくなる要素もたくさんあって、記憶に残る要素もたくさんあって。そんなサッカーなんですけどね。
いつまでできるんでしょうね。
どうやって攻めるとか、どうやって守るとか、本当に自分で色々と考えて、うまくいったり、うまくいかなかったりをたくさん繰り返せて。考えや動きも、どんどん発展する。
教えられちゃうと、どうしても、その影響は受けますからね。
公園のサッカーも、昔とは随分変わってきている部分もありますしね。
でも、いつまでできるんだろうなぁ、そういうサッカー。どれぐらいの子が経験できるんだろうなぁ、そういうサッカー。
スポーツマンガの中には、チームスポーツのものでも、だいたい、個人の対決が出てきますよね。試合や練習以外の場でのもの。それは、そうしたものが大元になるっていうことでもあるんでしょうね。それがあっての、その後だったりしますもんね。
そして、マンガを読んだり、アニメを見たりする時には、(読んだり、見たりしている私たちは)そういう、試合以外の場でのやりとりにとてもたくさん心を動かされるわけじゃないですか。
だから、そういうシーンの描写があんなに長いんですよね。
それに、試合の場面でも、プレーそのものというよりも、プレー中の思いや考えがしっかりと描写されていて。そこに引き込まれるんですよね。
とても長い時間ドリブルしたり、その間のやりとりもたくさんあったり、あれ、心とか考えの描写がなく、本当にただ長い時間ドリブルしているのを見ても、面白いと思えるかというと、そうじゃないでしょうしね。
まったく状況が変わらない時間が長いのを見るだけでは、楽しいと思えないでしょうしね。
それほど、心の動きに人が興味を持つ、心を動かされるということですよね。
もし、変化のない状況が長く続いても、それを楽しいと思えるとしたら、それは心情を想像しているからでしょう。
こうした大元の部分を、より広げる機会を、いったいいつまでできるんだろう、なんて思ったわけです。

必要なら、楽しむ材料は与えます。また、作らせます。
公園にだって、木が落ちていたりしますし。
でも、教えすぎはしないです。自分で見つけるものもあるでしょうし。
木だって、使い方がたくさんあって、その使い方を考えたり、見つけたりしている時の子どもの顔が最高だと思うので。
そんなサッカーを、いつやるの、いつまでできるの?
◆サッカースクールのソラ 千葉で開催中
TEL 042-534-3766
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。


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