ハッピーバースデー、テメー(# ゚Д゚)
ということで、昨日大きな成長を見せた5年生君です。
サッカースクール後、「今日のサッカー、楽しかったー!」って言っていたそうです。
バカ者、いつも楽しいんだ。楽しくできるんだ。わかったかー!
そして、オマエはもう楽しむ力もつけてるんだよ、わかったかー! です。
だって、オマエのまわりにいるヤツラは、そういうことを助けまくるヤツラなんだよー! ですから。
その子は昨日、心をたくさん動かしてサッカーをしていました。
うまくいかない時に「うわぁ」とか「ああ!」とか「うーん!」っていう声がたくさん出ていました。自然に出ていました。もちろん、パスをもらうとする声とかも。
これまで、失敗しないプレー、成功とも言い難いプレーをしてきました。失敗しても、サササと隠れるような、成功してもサササと隠れるような。どちらも、思いきりできていない。何よりもまわりを気にすることがクセになっている。保護者の方は温かく見ているし、ほどよいスタンスなのに。ここのサッカーは他の人の目を気にするサッカーではないのに。
他のことも含めて、知る必要があることを具体的に、これまでに話してきました。
で、ちょうど年末年始がこの子が変わるタイミングでした。
もう、「この機会が最後だよ」でしたので。
繰り返しているうちに、もう、それで固まってしまう。なので。
アプローチを思いきり続けてかけました。こういう時は、外からどう見えるとか一切気にしないので、純度100%で働きかけをします。
その後、様子を聞き、「ふむふむ」でした。おそらく、つかむべきものをつかみ始めている、感じるべきことを感じ始めている。
それがあれば、外からの余計な声に影響されることは大きく減ります。ただ、余計な声でない声は、しっかりと受け取ることができるようになります。これは大きい。余計な声に影響を受け、しっかりと受け取るべき言葉を理解できないでいる状態と、余計な声に振り回されず、受け取るべき言葉を理解できる状態では、雲泥の差があります。
で、やったね、です。
この子は、努力しました。それでも、「いや、それ、違うから」ということも言いました、私。だって、それ、本当に違うから。で、もっと考える作業が繰り返されました。努力に入っていきました。そして、自分で達成感を得るところまでいきました。達成感を得ることはこれまでもあったと思いますが、おそらく質が全然違うもの。まわりから「褒められる」とか「注意される」とかで変わることのないレベルのもの。
それが繰り返されているからこその、昨日の様子でしょう。
過去に言ったことと同じことを昨日の前半も言いました。まだ昨日の前半では、テメー(。-`ω-)状態だったので。今、見せている成長をここで止めたら、もったいなさすぎる。今は、戻るべき時じゃないので。
そして、スクール中にさらに少しずつ変化し、さらに受け取り、その後のゲームです。
「うわぁ」「ああ!」、こうした声がこれまでに出たことはなかったのです。本当に。
おそらく、失敗しても、そこに気持ちが入っていないプレーを多くしてきたのでしょう。周りの目を気にしなくてはならないというか、気にしてしまう環境というか。それが先に気になって、自分の心のままにボールを追うことができない時間が長かったのだと思います。
でも、今は、自分の気持ちで追いかけている。心が動いている。だから、うまくいかなかった時に、「うわぁ」とか「ああ」という声が出たんでしょうね。
まわりの子や、自分に対して、心を許しているとも言えるかもしれません。
そうしてプレーしたサッカーだったから、「今日のサッカー、楽しかった」となったのでしょう。
ようやくだね、ようやく。
昨日がキミのプレーヤーとしての誕生日だね。
そうそう、昨日のスクール後、
「もし、〇〇〇〇が“楽しい”って言ったら、俺は自分をぶつ!」と前置きして、「〇〇〇〇、今日のサッカーは楽しかったか?」と聞いたら、「〇〇〇〇、今日の・・・」の時点で食い気味で「楽しかった!」と言いやがりましたー!
テメー(;゚Д゚) ちったぁ悩めよ。「楽しかったけど、コーチが自分のことぶつのか、悪いなぁ」くらい悩めよ。それを食い気味で言うとはなんだよ。しかもでけー声じゃんかよ。今日の前半、友達が「ごめん」と何度言ってもまったく何も返答しなかったじゃんかよ。ああ(# ゚Д゚) それがなに食い気味で言ってんだよー(##### ゚Д゚)
まあ、それぐらい楽しかったということで。
そう、だから、心を動かそう。
で・・・これも、というか、これが今回、最も大事だと思えること。それは、この子が「努力」したこと。「全然できないよ」「努力してるよ」・・・と思っているキミは、そもそも「あきらめているキミ」でしょ。そのキミが言うことと、もっと奥のキミが言うことはきっと違う。だから、もっと奥のキミに会いに行きなよ。で、この子が、年末から年始にかけて、そこに進んでいたことが大きいです。努力の成果です。やったじゃないか。
ところで、これまでに、私、一般的には「これがいい」「これがダメ」と言われることのある、「これがいい」とは逆のアプローチをこの子にかけたこと何度もあります。また、「これがダメ」と言われるアプローチをかけたこともあります。
「だから、できるようになった」とは言いません。はい。そんなマヌケではありません。ただ、少なくとも、それら、一般的に言われている形とは逆の働きかけがマイナスに作用していないことは確かです。私、はっきりと働きかけをするので、それらが違う場合は、はっきりと「それは間違っている」という様子が出ますので。
「正解」と言われること、「NG」と言われることは、本当に、ケースバイケースです。
振り回されすぎないようにしていきましょう。
例えば、正解というものが話されている場合でも、「本当にたくさんのケースを見てきているのだろうか、たくさん見ているとしたら、どれぐらいの見る力を持っているのだろうか」と思えることや、「現場のことを知っているのだろうか」とか「その子がその後、どこに接するかを考えているのだろうか、接する先のことを想像した上で答えているのだろうか」ということもあります。
もちろん、それらをすべて含んでお話しされているものもあります。
それこそ、「それが正解」「それNG」というくらい混在状態です。
なので、振り回されすぎないようにしていきましょう。
・・・にしても、やったな、テメーでした。
あ、もちろん、私は自分のことをぶちませんでしたよー。
だって、4年生の子が「コーチ、自分のことをぶたないでー!」って言ってくれたからぁ。
やっぱり子どもの声に応えないとぉ。(普段は聞かないこともあるけれどー。こういう時は聞く素直な私です。)
ということで、ハッピーバースデー?なのでした。
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=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年以上。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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