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2022年12月16日 (金)

回りくどい

ここのところ、アルバイトスタッフに応募して下さる方が何人かいるのですが、昨日も夜に連絡がありまして。
メールではなく、電話で。ほほう、これは珍しい。
「あの、ソラのホームページでアルバイトスタッフの募集を見まして」
「ありがとうございます。アルバイトスタッフに関するお問合せですね」
という敬語でのやりとりが数分続いた後、
「あの、僕、以前にソラに通っていたことがありまして」
「えーΣΣ(゚Д゚;!! 本当ですかぁ?!」(いきなり敬語はやめられない)
「もう何年も前なので、覚えてないかもしれません」
何年も前かぁ。名前を聞きたい。でも、聞いても思い出せないこともあります。
卒業後、何度かやりとりがあって思い出す機会があれば覚えていられるのですが、そうでない場合、私の記憶力ではもう限界が・・・。
または、長く通ってくれていれば記憶に刻まれますが、短い期間だと思い出せないこともあります・・・。
なので、ああ、思い出せなかったらどうしよう?!
「えー! 名前、まだ言わないで下さいね。いいですか? 思い出せなくても恨まないで下さいね。もうね、名前、思い出せなくなることもあるんです」と予防線を張りまくり、
「じゃあ、名前を」
「〇〇〇〇です」
「覚えてるに決まってるじゃーん!」(セーフヾ(o´∀`o)ノ) 敬語終了!
そうそう、この子のことはずっと気になっていたので。
卒業後、個人レッスンをした時に、元気がなくなっていて。だから、その後、気になっていて。
実際にその後、様子を尋ねたりもしました。
そして、さらにその後も気にはなるもので。と思っていたら、その数年後、スカイランドにフットサルをしにきていて。声をかけてくれたことがありました。元気そうで安心したんです、その時。
でも、それでも気にはなるもので。数か月前に、「今、どうしてますか?」って電話で親御さんに聞こうかとも思ったんです。
ただ、その時は電話しなかったんですけどね。他のことでバタバタして。
そんな感じで気になっていたので、電話をもらえて良かったです。
元気に大学生をしている様子。
色々話して、「今度、じゃあ、面接ね」。
はい、卒業生は大事にしますが、ここでの仕事をしてもらうかどうかは別です。
本人がプロコーチを目指す場合は色んなことを教えます。プロコーチは厳しい世界なので、厳しくもします。じゃないと通用しなくなってしまうこともあるから。
プロコーチを目指さない場合はそこまで厳しくはしませんが、それでも、ここでは子どものことを大事にするので、他のサッカースクールよりも大変だと思います。
実際、他のサッカースクールでコーチ経験があるような人でもここでは長く続かないこともあります。子どものことをしっかりと見ることに全力になれない場合は、ここでは楽しさや達成感を得ることは難しいので、長く続かないのです。それ以前に、私も、その人が子どものことをどれくらい大事にできるか、仕事をどれぐらい一生懸命にできるかで、与える仕事、子どものことで任せられる範囲を考えるので。
子どもを伸ばす場なので。
もちろん、スタッフも大事にします。子どものことを考えてくれる人や仕事を一生懸命やってくれる人には私が教えられることは教えます。
ただ、こんな感じなので、卒業生でも、ここで働けるかどうかは別なのです。
実際に、小学生の頃の楽しい記憶から応募してくれる子もいますが、ここでどんな気持ちで私たちがコーチングを行っているか、どれぐらいのことに気をつけているか、どのように仕事をしているか、それを少し(本当に少し)話しただけで、「こんなに色んなことを考えてたなんで思いませんでした」「ただ楽しませればいいと思って、軽く考えてたから、やっぱり辞めておきます」という子も数人いましたから。
そう、子どもとして楽しむのと、子どもを預かるのとでは、まったく違うので。来た子を安全に帰す、それを絶対にしようと思うだけでも、とても大変なので。(実際にはこれが一番優先されることだと私は思っていますので、ここの意識に対する要求の基準は高いです。)
もちろん、勤務して、とても頑張ってくれた子もいますけど。
あ、でも、ここに勤務しない、勤務できないからといって、私は別にマイナスには捉えないです。
真の意味で子どもを伸ばしたり支えたりするコーチを目指すのでなければ、何もここで気にするようなところ(ここで大事にしている事や大事に考えるレベル)まで覚える必要もないので。
自分の楽しめることをすればいいと思いますからね。
サッカーのやり方は本当に色々ですし、サッカーコーチのやり方も色々ですし、働き方も色々ですからね。どれが正解というわけでもないし。
さてさて、どうなりますでしょうか。まずは面接面接。
それにしても・・・回りくどい言い方をして。まったく。
ところで、ソラでは、面接後、勤務を希望する場合に現場を体験してもらっています。
そのため、この子だけでなく、今、アルバイトの応募が数人来ていますので、現場体験をする人がコート内にいることがあるかもしれません。
ご理解、ご協力をお願いいたします。
※プロコーチを目指す人でなくても、仕事を一生懸命にやりたい人、先生を目指す人などには超向いている職場だと思います。



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