全員、進め
昨日の中学生クラス。
ある子が「あの、俺ね、いいことがあったんですよ」って。
えー? なになに。コイツの言う「いいこと」?
この子は数か月前、他の場のサッカーで、初めて口にする言葉を出すくらい、悔しい思いをして凹んだ子。
でも、それまで、一つずつ、ステップを乗り越えてきた子。「ここは越えろ」って、やっぱりあるので。
そういう時、私は、話すだけは話して、「来るか来ないかはオマエが決めていい」と言ったり、それも言わず、保護者の方から普通に話をしてもらい、行く、行かないを決めてもいいよという形にしたり、色々とします。その時のその子の状態を確認するために。(なので、私からのプレッシャーはかからない形で、本当に来なくても平気な感じの聞き方になっています。)
そういう時、この子は、ちゃんと一つずつ越えてきたのです。
そして、実際に、さらに伸びていたのです。
弱いはずはなく。ただ、まだ成長の途中。環境によっては、自分の力をわからなくなることもあります。でも、自分が越えるべきものを越える気持ちはあるのです。すぐには出て来なくても出させることはできるのです。そして、出させようと思えば、出すのです。もちろん、そこにはその子本人の挑戦がなくてはなりません。そして、その子はそういう挑戦はできる、するのです。
そんな子の気持ちを安易に壊されたら・・・。そして、安易じゃないかもしれないけどそれで自分でもあきらめたら・・・。
そんなのもったいないので。
なので、数か月前から、やはり一つずつ乗り越えるものを用意して、やってきていました。大変だったと思います、この子的には。でも、本人もそういうことをわかった上で、ここに来ていますので。
スクール中、すごくゆるく見える時とすごく厳しく見える時と両方あると思いますが、一人一人に対する、こうしたものが詰まっているので、外から見るとわかりにくい現場になっています。
さて、その子、それを繰り返し、力をメキメキと上げてきていまして。
で、昨日、「いいことがあった」って。
聞くと、「ほー!」で、さらに話が続いて、「おー! やったな!!」でした。
嬉しかったと思います。もちろん、私も嬉しいです。
でも、さらに上に行けるぞ。だから、さらに努力だ。
誰かに評価されることもあります。でも、評価に振り回されないように。評価によって、自分の力をなくさないように。
力を生かして、さらにパワーアップして、進んでいってほしいと思います。
今の中学生クラスも、チームです。
「大会に出ます」みたいな「正式な」チームではなくて、本当のチームです。
どんどん伸びていくことが予想できるので、嬉しいです。
◆サッカースクールのソラ 千葉で開催中
TEL 042-534-3766
※メールをお送り頂いてから2日しても返信がない場合はお電話にてご連絡下さい。
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※ここ数年、時間的に難しいため、レポートは更新していません。プチレポートのような形でちょっとだけ報告することがありますが、どんなレッスンなのか、ご感想などをよく確認したい場合は、数年前のレポートをご覧頂けるとおわかりになると思います。
=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
*Jリーグ所属のチームからお話を頂きましたがソラでずっとコーチをしています。
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