なぜ
たまに、スクールに向かう途中、ワンセグでテレビを聴いています。
残念なニュースも流れます。驚くニュースも流れます。
それにしても、この頃、こうしたことをよく聞くようになったな・・・と思えることも。
ただ、こうしたことが起きた時に、「自分で自分を守る力も大事」とか「危険察知能力も大切」と言われることも多く、その力は絶対に大事なものですが、昨日の番組内での言い方は、「それは違う」でした。
次の内容に移る前に、最初にメインの人が「自分で自分を守る力」が大事だと言い、次に専門的な人が「危険察知能力」が大事だと言い、次の内容に移りましたが、直前の二言がそれって。
自分では守りようのない出来事、危険を察知なんてできない状況で起きたことですから、今回のことはそれはまったく関係のないことです。
今回のニュースのまとめでそれを「なるほど」と思ったら、まったく外に出ないか、外に出る時は目の前の人、横にいる人、後ろにいる人が自分を傷つけると常に思っていなければならなくなります。
そんなのどちらも変だし、無理。
「何か一言いってまとめて次へ」くらいの気持ちでいった一言だと思うので、ここでこんな風に言うほどのことではないのかもしれませんが、でも、被害に遭われた方が「自分で自分を守る意識」や「危険察知能力」がなかったかのようにも捉えられる発言だったので、絶対そんなことではないし、そんな言葉を挟むべき内容でもないように思えたため、その後は、もう番組の内容は入らず。だって、腹が立つので。少なくとも、被害に遭われた方の気持ちを考えたら、こんな言葉は出ないと思うので。まったく別の話ですから。(まったく別の話として、とかの前置きがあればわかりますけどね。)
それに、こういうことが起きている背景こそ、本当によく考えるべきことだと思いますが、そこはどうなんだろう。特に教育関係の方面で。研究をされている方は多いと思います。ですが、それが教育関係の分野には十分に反映されていないのだろうと思います。教育現場の方がどうということではなくて、その前に、反映しようという部分が少ないのだろうと思います。その逆方面のことをどんどん進ませようとしていると思うので。(そうした先にある現場ですべてに対処する、改善していくのはとても難しいことだと思います。)
本当に、過程、背景をしっかりと見た方がいいでしょうね。
そして、そこで出てきた情報を「これが正解」「これが間違い」という安易な形で出さないことでしょう。
先ほどの番組でも、「背景」を調べることの大事さについては触れていましたが、「こうしたことを調べることも大事だと思います」というように、「も」となっていました。私は「も」ではなく、「こそ」だと思います。・・・言葉の揚げ足をとっている感じですが・・・でも、その後に出ている言葉を考えると、優先順位的に、「も」くらいに捉えられているのだろうなと思います。
昨日の中学生クラスでは、最初にこのことから話を始めようかと思って・・・ただ、昨日はやめました。
ソラの子は、そういう部分を捉える力があると思うので。話してもいいと思いましたが、今はそれぞれの課題だなと。(日ごろからそうしたことをあの子たちは大事にしていると思うので。)
「なぜ」を考えることはやはり大事だと思います。
「ほぼ独り言」カテゴリの記事
- 原点? 自由? サッカー?(2025.06.24)
- まず見せてくれたもの(2025.06.22)
- スクールの様子~(2025.06.20)
- 過去最高を日々更新!(2025.06.15)
- 嬉しい「わぁ(・∀・)/」と悲しい「わぁ(/ロ゜)/」(2025.06.15)