良さはやっぱり大事にしましょ
*千葉市で開催中(四街道・佐倉・八千代・船橋の子も参加)のサッカースクールソラのブログです。
先ほどの文章ファイルのすぐ下にあったので、ついでに抜粋。これも同じ頃に書いた文章です。
(注)文中に出てくる「今」とか「〇年前」というのは、「今」=当時(10年くらい前)で、「〇年前」はさらに前ということです。
(注)ところどころ抜粋しているため、文章のつながりが変なところがあったらすみません。
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■攻撃の組み立て・得点力不足
よく、「日本代表は得点力不足だ」などと聞きますが、そんな日本サッカーの中で、ここ数年の間(10年くらい前からですかね?)、キーワードとなっている言葉の一つに「ダイレクトプレー」というものがあります。
ダイレクトプレーとは、プレーを選択する際に、得点をあげることから逆算して選択しようというものです(一番の目的は「ゴール」なので、ゴールに直結するプレーから選択していこうというものです)。
日本代表などの試合で、「ゴール前までは綺麗にパスをつないで攻撃を組み立てることができるのにその先が進めない」とか、「シュートを打てるところで日本人は打たない」などと言われますが・・・こんな風に、日本の「得点力不足」などの話題から、このキーワードが出てくることもあります。
「いいゲームはするけれど勝てない」「いいゲームをしても勝てなければ仕方ない」・・・これは、当たっている部分もあるとは思います(全面的に賛成というわけではありません)。
そして、その時に「ダイレクトプレーが足りない」とか言われることもありますが・・・その下の年代でも言われることがありますし、あまりにもダイレクトプレー、ダイレクトプレーと言われすぎると、ヒネクレ者の私は「そんなに大事かい!?」と言いたくなってしまうのです・・・。
・・・そういえば、よく、「サッカーにはその国の文化や国民性が反映される」と言われます。
昔はヨーロッパのチームのプレースタイルと、南米のチームのプレースタイルがよく比較されました。最近では、勝つために、お互いの良いところをどんどん吸収してきて(?)、差がはっきりと表れないことも出てきましたが・・・。
さて、日本の文化はどのように反映されるのでしょうね・・・。
そして、なんでダイレクトプレーが少ないのでしょう。
ということで、まずは、日本の文化、国民性からお話を…私にはとても語れぬテーマですね。
そこで、“何となく覚えていることから適当に”お話しさせていただきます(私にぴったり!)。
まずは・・・日本にいては、日本の良さをよくわからないこともあるので、海外の人たちがよく言っていたことを思い出してみましょう。今までによく聞いたことは・・・「勤勉さ」。
うん、良いこと! - でも、これは「ダイレクトプレーが少ない」ということには、あまりつながらないような気がします。
ということで、他に何か関係のありそうなことはないかなと・・・思い出したのが、子供の頃によく冗談で使っていた、「誰かに誰かにこれあげぬ」という言い方。
「言葉」って、すごく重要ですよね~。うん、文化文化。
日本語では、さっきの「これあげ・・・ぬ」のように、話し手の意思を最後に伝えますよね。
すぐには決定づける言葉には行かない。
「私は××だから、▽▽で・・・です」とか、「私は××だから、▽▽で・・・ではありません」とか。
最後に大切なことを持ってきます(この文末決定性は、中学生の頃の国語の教科書のどこかに書いてあったと思います)。それに、言っている途中で、相手の表情や反応を見ながら、最後の最後にやっぱり結論を変えちゃうとか、ありますもんね。
こういう言葉を使っているんですから、サッカーのプレーに表れてもおかしくありません。
こういったことがダイレクトプレーの少なさにも表れているのかもしれませんね。
得点したい気持ちはあるのだけれど、その前にパスをしようかな、ドリブルもしたいな、シュート打とうかなぁ、でも、パスにしようか、みたいな。もちろん、こういうことばかりでは、勝てないし、勝てなければつまらないこともあるだろうし・・・ですが、それはそれで、なかなかいいところでもあるような気が私はします。
なんか、こういう日本語の構成に、優しさとか思いやりを感じてしまうのは私だけでしょうか・・・(日本人は空気を読むのがうまいと言われますが、こういったことにも関係あると思います)。
他には・・・日本人って(他の国の方もそうかもしれませんが)過程を大切にしますよね。これも日本語の構成に表れているかもしれませんが・・・。
サッカーでは、それがダイレクトプレーの少なさとなって表れている部分も、あるのかな・・・。
そして、「過程を大切にしすぎて目的がおろそかになっている」と思われて、「目的から直結した方法で行け!」となっているのかもしれませんが・・・・過程を大切にする国民性は、結構、誇れますよね。
やっぱり、日本らしく戦うのであれば、こういう、過程を大切にするところは、残していった方がいいと私は思います。
ダイレクトプレーをすることが、過程を大事にしないということではありませんし、ダイレクトプレーをすることがこういう良さをなくすとも思いません。
ですが、「世界に追い付け、追い越せ」ばかりを考えて、私たちが誇れるものをちょっと譲りすぎているような気もして、ちょっともったいないように思うのです。
日本大好きですから、そんなに世界を基準にしなくてもいいんじゃないのかなと思います。
世界でやっていることをまるで絶対のように持ち込みすぎているのではないのかなと思います。
日本だってそんなに負けていないぞと思いますし、世界に誇れる点がたくさんあると私は思います・・・。あ、全部、印象で話していますからね。
わざわざデータを取ったりはしていません。結局、過程を大切にしていない私・・・あらら・・・。
私ももっと日本人らしくならねば・・・。
*ちなみにサッカー好きの子は、自然に、ほどよい感じでダイレクトプレーをするものです。好きなことなら負けたくないし、トライ&エラーで、どんどん方法を見つけていきます。
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というのが当時書いた文章ですが、昨日の代表戦には日本の良さがたくさん出ていたと思います。
ちなみに、先ほどの文章は、その後、(これも当時よく言われていた)ストライカー不足について書いていました。
やっぱり良い部分、素の良さは大事にしたいですよね。
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=スクール責任者指導歴=
◆プロコーチ歴20年。
1997年 クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年 クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年 クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年 クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年 高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年 サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年 サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)
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