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昨年末、個人レッスンを行っている子の親御さんが、子供の今の様子を見て喜んで下さると同時に、「コーチに出会えていなければサッカーは辞めてしまっていたと思います」とおっしゃっていました。
こうした言葉を頂くことが、なぜか多いです。個人レッスンを始める前から、実は、スクールの開校当初から、たくさんこうした言葉を頂いてきました。
嬉しいような、悲しいような。でも、こうして出会う子たちは、みんな、本当はサッカーが好きで。だから、こうした子たちがその後もサッカーを楽しみにしてくれているなら、やっぱり嬉しいです。
プロコーチになったばかりの頃 - 
初めて入ったサッカースクールの会社で、私はある業務の担当になりました。私を含め、最初は3人でその担当をしていたのですが、私以外の2人は、歳は私の一つ下、そして、先輩 - 会社の先輩なので私は敬語を使っていたのですが、一人は私の方が年上なので私に敬語を使ってくれ、もう一人は、もともと先輩とか後輩に関係なくフラットな言葉使いをする人なので、普通の言葉使いで、なんか面白い関係でした。
時間がたち、みんなが普通の言葉で話すことになりましたが・・・私は二人のどちらのこともとても尊敬していたので、「普通の言葉でいいよ」と言われても、なんか「不自然なタメ語」で。だって、本当に、二人ともすごかったので、どうしても敬意が出てしまい・・・。
ここで、ちょっと、その二人のうちの一人のことについて書かせて頂きますね。
この人、サッカーがすごくうまいんです。一緒に担当していた業務とは別に、同じスクールに勤務もしていたので、ボール扱いを見る機会もたくさんあったのですが、うますぎで。後で経歴を聞いて「納得」でしたが、それにしてもサッカーがすごくうまかったです。当時、スクールを行っていたフットサル施設のスタッフさんが、その人のプレーを見て、「すごいんですよ! 相手のマタ抜きをスコンスコンやってるんです。で、相手の人、プロの○○とか○○なんですよ。それを簡単にマタ抜きしていて!」と興奮しながら教えてくれたこともありました。うますぎですよね・・・。私なんか比べることもできない・・・差があるどころじゃない、別次元のレベルです。
そして、それとは別に、これまた驚かされたのが、英語。すごい。でも、全然、そういうことを教えてくれないんです。偉ぶらないから。だから、初めはわからないじゃないですか。でも、外国のスタッフと平気で英語でしゃべってる・・・。え? え!? です。そう、英語、堪能・・・というか、完全にネイティブです。本人は「いやいや。あの人のはネイティブだけど俺のは違う」とか言っていましたが、いえ。だって、海外から来たスタッフの誰とでもずーっと英語で話してるし。意味が通じないことなんてないし。すご過ぎでした。
信じられないくらいのサッカースキルと英語力・・・そして、性格も良し・・・。
私にとっては、「神」レベルでした。だから、後輩にその人のことを話していて、「山口さん、○○さんのことを神様みたいに話しますよね」と言われたこともあります。
ただ、それぐらい、すごかったんですよね。
そして、時間がたち、改めて色々と考えた時、コーチになりたての頃に、そんな、自分のレベルとは違いすぎる人と一緒に業務をできたこと、一緒に行動できる機会が多くあったことは、私にとってとても大きかったなと。完全に自分とは別格・・・だから、逆に自分らしく精一杯頑張れたのかもしれないし、多くのことを学ぼうと、より強く思えたのかもしれません。
そういえば・・・いつもはその人と二人でアシスタントとして行っていることを、私一人で行うことになった時のこと・・・。ちょうどその直前に休日があり、私はその休日を利用して何時間もサッカーのワザの見本の練習をしました。雨も降っていたのですが、その人と私の見本には違いがありすぎるので・・・同じようにはできなくても、(完成度は抜きにして)少なくとも同じ役割をできなくては、と、雨の中で何時間も練習したことがあります。そして・・・熱が出て、結局私は休むことになり、その人が行くことになった・・・なんていうこともありました。
また、外国から来ている最高位の方と色々と行動する時に、いつもならその人が通訳としても一緒にいるからいいのですが、その人が後から合流することになっていたことがありまして。私は英語の辞書を手に持ちながら、歓迎会等に同行しました。その様子を見ていたスポンサーさんが、そんな私の様子を後で笑い話にしていたそうですが、彼の代わりをするには(絶対に代わりなんてできないのですが)格好なんかには構っていられなくて、辞書を持って、何とかしなければ・・・という気持ちだったので。
それぐらい、私にとって、その人はすごい人だったんです。
そんな彼が、私がその会社を辞めることにした後にかけてくれた言葉・・・
「絶対にさ、○○(他の人の名前)には○○の得意なことがあって、俺には俺の得意なことがあってさ、××(私のこと)には××の得意なことがあってさ、それをそれぞれが力をつけていってさ、いつか一緒に何かできたら、きっとすごいことができると思うんだよね」と。正確には「得意なこと」ではなくて、「~にしかできないこと」という言葉だったかもしれません。私は、彼がそんなことを言ってくれたのが嬉しくて、言葉というより、気持ちをもらった感じで。
おそらく・・・というか、確実に、私のコーチングの根底には、そうした言葉や彼から学んだことが生かされていると思います。
それを追いかけて、今のコーチングスタイルに辿り着いたのかもしれません。そして、喜んでくれる子や親御さんがいてくれるのなら、それは、彼のおかげです。ありがとう。
真面目なことを書いちゃいました💦
次からは、また、バカなことを書いていきます。
さて、明日(というか今日ですね)もレッスンがあります。
また頑張っていきます!

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