マジかよ、中1!
月曜日のU-15クラス。
ゲーム、と言っても「2対2」のゲーム中で、ある子に「10秒だけドリブルの練習を」と言ったところ・・・
走り出しました、中1の子が。
驚きました、私。
だって、私が、「10秒だけ練習をしてごらん」と言った相手は中2の子。
なぜ走った、中1の子?
空き時間、10秒ですよ、10秒。
しかも、ゲームの合い間。2対2だから、負荷もきつい中で。10秒ですもん。普通は、立ったまま待つでしょう。
それなのに、すぐに走り出して。
「うわ、走った!」って思いました。
でも、その10秒でも動きたい気持ちもわかります。
じっとしていられない。それぐらいサッカーがやりたい、上手になりたい、そういう気持ちもわかります。
それでも、本当に驚きましたね。
そして、この子は、ただ走ったわけではなく、ボールを拾いに行ったのでした。
ゲーム中、ボールが外に出ても、すぐに始められるようにと、何球かをラインのそばまで走って持ってきたのです。
やるなぁ・・・。
この子、3月まで6年生。U-12クラスではおふざけ隊長。
私はそんな彼も好きでしたが、同時に、もっと熱くなれる、力もある、さらに知らない(すごく成長する)自分がいることも知って欲しい子でした。
だから、両方を求めていましたね。
でも、段階的に、おふざけ段階を十分に経験すれば、この子は次の段階では超真剣モードのサッカーに入り込んでいけるとも思っていました。また、入り込ませなければならないとも思っていました。そうじゃないと、この子が自分の力を知らないままになるようにも思ったので。6年生の時点で、すでに本当にもう、力をつけていたんですから。周囲にはわからなかったかもしれないですけどね。
そして、4月からのU-15クラス。
この子は一カ月で、まさに「中学生」になりましたね。次の段階にしっかりと進みました。
ここまでくれば、どこでも伸びます。
やったね、中1。
それにしても、あの10秒で動こうと思えるとは・・・すごい。
こんな驚きは、久しぶりでした。
マジかよ! でした。
