昨日の様子と昔の様子
昨日は・・・U-6クラスで私はミスをしました。すみません。
あ、あの「こら」はミスではありません。色んなことを考えている上でのことなので。
ミスは、「いたいよー」です。もう一回気を引き締めていきます。気は引き締めているのですが、でも、もっと気をつけていきます。
U-9は、昨日からソラッ子になった子が、すごく楽しみにしてくれているみたいで、すごく楽しいみたいで、練習途中に「もっと頑張りたい!」と言ってきました。面白い発言だなと思いましたが、いいですね、嬉しそうだし、楽しそうだし。
練習終了時は、みんなを集めると、「また今度サッカーやるの?」と聞くので、来週のことかな、それとも今からのことかなと思って、「来週もゲームはやるよ。今日はもう終わりだけど・・・」というと「えー」でした。もっとやりたかったみたいです。
楽しんでくれているようですね。よかった~。
U-12は、いつも通り、こらこらこらもありましたが、「ながら聞き」には厳しい私です。
そういう感じで聞いていていい内容もありますが、それではダメな内容もあり、しかも、全員で共通して覚えていくべきこともあるので。
そして、「ながら聞き」をする子は、そういう感じで聞いた内容(やってはいけないこと等)を繰り返すことが多いので。「ほら、繰り返すでしょ」と言っても何度か繰り返します。
中には、「本当だ、俺、繰り返してる・・・・」と理解して、自ら「ながら聞き」をやめようとする子もいます。
この頃多い、「ながら聞き」。すべては否定しません。が、場面、状況を考えるように。
なんていうU-12クラスでしたが、練習後、終わりの挨拶を待っている間(とりあえず、私たちが他のお客さんに迷惑にならないように一気に備品をダーッと撤収している間)、学年、学校の違う子同士が色んなところで普通に話していました。
すごくいい雰囲気でしたよ。
こちらの話を始めるの(=子供たちの話を途切れさせるの)、申し訳ないなぁって思ったぐらいです。ただ、あまり待たせたら体が冷えちゃうので解散しましたが。
なかなかいいですね、みんな。
さて、ではプレイバック企画。
2006年ごろの通信です↓
■口出す必要なし
ミニゲームをしているとある子が私に言うのです。「みんながちゃんとやってないからつまらない」と。
ただ、私には“ふざけている”状態とはちょっと違うように見えたので、一応その子には「でもふざけてるんじゃないかもしれない」と言いました。しかし、実際にプレーしている、子供の彼の方が友達の状況がわかるかもしれません。
この「ふざける」と「楽しむ」の境目は非常に難しいのです。
この子は年下の子のことも常に考えてプレーする子です。精神的にちょっと他の子より成長している可能性はあります。サッカーの楽しみ、一つ上の楽しさをわかりかけているのかもしれません。
だとすれば、周囲の子が、決してふざけてはいなくても、楽しんでプレーをしているのであっても、そこでは楽しさを感じられないかもしれません。(彼はその段階を少し前に卒業したのかもしれません。)
かといって、その子の感じる楽しさに基準を合わせるのでは、他の子の楽しみに無理が生じます。
難しい部分ですが、ただ、そのどちらにしても、もし自分がその雰囲気では楽しくないのであれば、それを伝えることは必要なので、「俺はこんなのつまらない」「俺がしたいのはこんなサッカーじゃない」ということをプレーで表すように言いました。伝えてみなければわかりません。
そう言った直後、彼がボールを持ちました。ボールがラインを割りました。そのボールで早くゲームを再開できるよう、彼がそのボールを一生懸命追いかけます。しかしボールに追いついた直後に転倒してしまいました。前につんのめり、膝を打ちました。しばらく起き上がりません。その子に私が近づいている間、背中の方から、それを見ていた友達が(転倒した子を見て)「えびになってる」などと言っているのが聞こえ、何人か笑っている声が聞こえました。
すぐさま振り返って怒鳴ってやろうかと思いましたが、転んでいる子を見て、そこはこらえました。
この子はまだプレーができる、プレーで伝える力を持っている。だから私が代わりに伝える必要なんかないと思いました。
その子は足が痛いと言って泣いていましたが、それは悔しさの表れだとすぐにわかりました。本人にも確認しましたが、プレーはできるようです。
さっき聞こえた声、冗談...いつもはそういった言葉ですぐに友達が笑いながら復帰することもあります。笑った子供たちはこの子も自分達と同じような感覚でプレーしていると思っていたのでしょう。なかなか立ち上がらないその子を見て、先ほど「えびになっている」といった子が近寄って来ました。
そんなことを言うべきではなかったとわかったのでしょう。すまなかったという表情で「大丈夫?」と声を何回もかけていました。転んだ子の表情を見て、そして出た「大丈夫?」という言葉を聞いて、さっき私が出て行かなくて良かったと思いました。私が気づかせるより、子供自身で気づく方が価値があり、私に言わされた言葉より、素直な気持ちから出た言葉の方が相手に伝わります。
さて、転倒した子がプレーに復帰。
自分のやりたいプレーをします。私も、その子と同じチームだったので、仲間としてのプレーをします。
同じチームの子には協力を求めます。
相手チームの、さっき声をかけに来た子が真っ先に「俺もちゃんと(一生懸命)やろう」と言いました。何か伝わったのでしょう。少しずつみんなのプレーがかわり始めます。
いつの間にか、真剣モードになっていました。
もちろん、この雰囲気が全て良いというのではありません。この雰囲気だと、それまでのように積極的にプレーに関われなくなる子が出てくるのも事実です。プレーしていてもちょっと無理があるような。
ですからそのような子には、運動の刺激がきちんと入るように、動けるように指示を出し、プレーに入ってもらいました。
みんなが自分の気持ちでプレーして、それでお互いに影響を与え合って成長していく。そんな難しそうなこと、それがやりたいのです。
さて、そんなゲームが終わり、その子が帰っていくとき、私に今度はこう言いました。
「みんな、終わりの方はちゃんとやってたから良かった」と。
自分のプレーで友達に何かを伝えられること、その大切さをきっと感じてくれたことでしょう。
色んな経験を重ねて、少しずつ成長して行くのですね。
↑以上が当時の通信です。
ちなみに、当時の通信のこの文章の次のネタは、私の反省ネタでありました・・・。
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