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子を思う気持ち

先日、お休みの連絡を頂いた際、行事を控えているところで悪天候の中で練習し、体調を崩すといけないからお休みをしたようなのですが、子供からは「思い切り弱気だね」と言われたそうで。
弱気~?
子供を思うからなのにね~。
子供のことを思うと、弱気というより守るために動けないこともあるし、逆に、得るために動かないとならないこともあるし、奥に流れる思いは同じでも、行動は真逆のことだから、まだまだ子供にはわからないんでしょうね。どちらの行動にも強さがあるということを。
ところで、「ソラの日は子供が楽しみにして学校から帰ってくる」というプチネタも聞き、そういえば、「朝から楽しみにしている」とか「遊ぶのよりも楽しみにしている」という声もよく頂き、嬉しいなぁって思います。
あ、「ソラに行くのよりも遊びにいきたーい」という子もいるんですけどね~。まあ、そこからの「ソラ大好き」になるのも嬉しいことで。それに「ソラ大好き」にならなくても、自分の力・存在、友達の力・存在の大事さをわかってもらえればいいので。
そんな場に、子供の時にいて、今、成長した姿で勉強に来ている卒業生。
この子はまだ私に比べたら大きな声を出せないこともありますが、別に声は大きければいいということではないし、どっちが偉い、強いということでもありません。
この子(卒業生)も、よく頑張っているなぁって思います。強いなとも思います。その強さの表れ方は人それぞれ。いずれ成長して様々な強さを身につけ、様々な表し方をしていくのでしょうが、現段階でも、強さはあると私は思っています。
これからも、まずは自分らしく、そして新たな可能性にも気づきながら、勉強をしてほしいなと思います。
また、そうしたコーチのそばにいながら、子供たちも一緒に成長できていることは間違いなく、この時点で立派なコーチだし、吸収力・成長力ある子供であるとも思います。
両方、立派。
卒業生コーチもソラッ子といえばソラッ子だからね。
やっぱりいいね、ソラッ子。
さて。ではプレイバック企画。
今回は通信no.25(2005年)より。
ビブスの着用について・・・
(以下が通信の内容です。)
■ビブスは~?
スクールではミニゲームの時にほとんどビブス(ゼッケン)を使いません。が、決してケチっているわけではありません ― 確かに使用したまま放っておくと子供達の素晴らしき“あせ”が見事なまでの成長を遂げ“くさっ!”に変化しますので、使ったらこまめに洗濯しなくてはなりませんが、洗濯の手間などを惜しんでいるのではありません。(そんなビブスを子供達に渡すとみんなかなりエキサイトして臭いをかぎます。そして「くせー!」と叫びます ー 達成感のみなぎった顔で...。何なんでしょう、あの顔は。)
話を戻します。(汚い表現が多くてすみません - お食事中の方、特にすみません。)
さて、なぜビブスをつけないのか・・・それは、やはり子供達がすごいからなのです。
何年も前に、子供たちのミニゲームを見ました。
ビブスがない状態で、初めて会った子たちがプレーしていたのですが、メンバーはどんどん変わり、仲間の顔も名前も覚える時間などない中で子供たちはプレーしていました。
私は、この状況で子供達がどんなプレーをするのか、興味津々でした。(臭きビブスの臭いを嗅ぐときの子供達と同じ状況です。)
子供たちがまずわかっていること ー それは、自分の攻める方向と守るゴール。
みんな、ボールが自分のところにくると、まずは唯一自分のわかっていること、つまり、自分の攻める方向にボールを蹴るということをします。蹴った後は、そのボールを拾うのが相手チームなのか自分のチームなのか、運任せ。しかし運任せだけではうまく行きません。たまたま自分のチームの子がボールを拾った時にはシュートにつながりますが、相手チームの子がボールを拾うことも多く、シュートまで行かない方が多いのです。
すると、これじゃ駄目だということで、ボールが自分のところに来ると、ドリブルをしてゴールの方に持ち込もうとするプレーが多くなりました。自分一人でゴールまで持っていければ話は早いですから。もちろんパスをできれば簡単なのでしょうが、周囲の顔を見ても味方か相手かわからないので、とりあえずドリブルするのです。そして、ドリブルからのシュートが決まるということがちょっと出始めます。
しかし、ボールを持った選手に対しては、その攻める方向を見て、「こいつは相手チームだ。邪魔をしなくては」と、守る選手がボールを奪いに行くようになります。ドリブルをすればするほど、周囲の選手がその選手のことを認識してきますから、ボールを奪いに行く選手が増えてきます。やがて、ドリブル突破が難しくなり、一人で持ち込むのにも限界が出てきました。
そんなプレーを続けていくうちに、おや?・・・パスが出始めました。
ドリブルをする選手を見て、その攻撃方向から味方だと判断した子が、一緒に動き出したのです。
コート内の子の、「あいつは味方だ」「こいつは相手だ」という認識が深くなり始めたのです。
先程書いた通り、味方の顔や名前を試合前には覚えていません。実際、パスをする時も名前を呼んでなどはいません。自分がボールを持った時に誰が奪いに来るのか、他の子がボールをどっちに蹴ろうとしているのか、そんなことを見ながら、自然に味方と相手を認識できるようになっていたのです。数分の中で。
いくらなんでもそれは難しいはず、でも、なぜそんなことが可能になったのでしょうか。
それは、ボールの状況によって、ボールのそばにいる者、離れた所にいる者が、「その時に自分にできること」をしていたからです。自分の守る方向に戻り守ろうとする、自分の攻撃する方に行って攻撃する(味方を援護する)・・・唯一自分のわかっていたこと、それを動きに表したからです。
そうしたら、何ともすごい吸収力で、それらの状況の組合せから、味方・相手の認識ができるようになってしまったのです。そして、初めて会った子が行うゲームの中で、ドリブルやパス、様々なプレーが出るようになっていったのです。
これを見ていて、まさにサッカーの、子供のサッカーの原点だなと思いました。
(今はないかもしれませんが)空き地で遊んでいて、誰かが来て、サッカーをやろうということになる。また仲間(といっても、知っている子だったり、知らない子だったり)が現れる。子供達で「お前はあっち」「お前はこっち」と分けていく。もちろん、服装なんてバラバラ。でも、ちゃんと2チームでサッカーをして、やっている時は無我夢中で、終わるとなんか楽しくて、満足。また会えるかわからないけど、「じゃあねー!」「バイバーイ!」で終わり。「あー楽しかった。」そんな子供のサッカー。整っているものなんてないのに、参加しているみんなが自分を出しあって作る、色んなことの詰まっている、子供のサッカーです。
・・・・・すみません、話をもどしましょう。
そう、この光景を見て、子供達はやっぱりすごいやと思ったのです。
サッカーでは、“判断の速さ”がよく問題となります。それを養うのは必要なことです。
※ちょっと脱線→フェイントに無理やりチャレンジさせることは、そういった判断の速さを養うことを妨げるように感じられるかもしれませんが、私はそうは思いません。
話をまた戻して。
判断の速さという面から見ると、ビブスをつけないでゲームを行っていると、瞬間的に相手・味方の認識ができないので、絶好のタイミングでパスを出す瞬間を逃すこともある、瞬間的な判断を養うことを妨げるというような印象を持つかもしれませんが、そうでもありません。
なぜなら、子供達は、“瞬間”に目に入る状況を認識できるようになる力があるからです。
ボールの状況による自分以外の子の動きから、相手・味方を認識できるようになり、自分がそれに合わせて動くことができる。それを繰り返して、その動きがつながって、より判断が速く、深くなるのです。
ビブスなしでゲームをしていて、一見遅いと思われるプレー。実はその“遅い”の中には恐るべし“速さ”が入っているのです。目印のない選手の動き方から、「この動きは味方だ」と判断してパスをしたり、さらに自分がパスを出そうとした時に2人の選手が目に入った場合、2人の位置関係や動きの様子から「こっちが味方、あっちが相手」と判断して、その状況にあったパスを出したり。
こういったことをプレーに表すまでには頭の中で様々な判断があるはずです。しかも、なかなか次のプレーを判断できないでボールをキープしている状態でも、そんなことを考えながらボールをキープしているのですから、たいしたものなのです。
もちろん、味方だと思ったら相手だったり、相手だと思ったら味方だったり、思うようにプレーができない時もありますが、それはそれで「おまけ」のような魅力を持っています。それによって、さらにとっさの判断、動きも生まれます。
このような、サッカーで大切な要素を磨くことができるだけでなく、さらに、味方とプレーするには、“自分にできることをする”必要がある。
自分にできることをしなければプレーに入れない、ボールに触れない状態になりますから、そんな、大切だけど意外と実行するのは難しい力をしっかりと養えます。
さらに、声を出して伝える、動いて伝えるといった、「相手に伝える力・相手の伝えることを感じる力」という、とても大切な力も養えるのです。それもゲームを楽しみながら。
子供達はとても自然にそんなことをこなし、成長しています。だから、ビブスをつけないことが多いのです。(もちろん、練習の残り時間や学年、人数、メンバーなど様々な要素の組合せによっては、ビブスをつけた方がそういった効果を生み出すこともありますから、ビブスをつけて行うこともあります。)
以上が通信no.25(2005年)の内容です。
ここから下は今(2014.11)のご案内です。

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ビブスの着用・使用について補足しますと、上の通信で書いてあることの他にも「たくさんの発達ポイント」「良い効果」があるので、ビブスをつけないでゲームを行うことを続けています。
それから、ソラの練習で、ビブスをボール球にして投げたり、蹴ったり、的にしたりすることもありますが、そうした形で使っているビブスは、子供たちが着用できないものです。生地が伸びず、着ると痛くて子供が着ることができないものです。開校時、安いビブスを探したら・・・はい、こうなりました。ちなみに、スクールで使う前に(子供に着させようと思って)自分で「sola」のロゴ入れをしたんですよー。段ボールで型紙を作って、汗だくでプリント! 「できたー」「色も数もそろったー」と思ってスクールに持って行ったら、「伸びない」「着れない」・・・もーう、残念。でも、無理やり着させるわけにはいかず、かといって捨てることもできず、なので、練習やボールを磨くので使っているのです。
ボール磨きでビブスを使っているのを見ると、「それを子供が着るのだろうか?」と心配になるかもしれませんが、決してそんなことはしませんのでご安心を。あれは先ほど書いた、伸びないビブスでーす。
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Adre_2
◆ソラ・ホームページ http://www.sonoyosade.com
★過去の通信のおまけ(子供のことなど)はこちら
「通信のおまけ」
http://solasolasola.cocolog-nifty.com/omake/
◆天候不良時などの開催情報はこちら

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