陸上大会での一コマ
陸上大会での一コマで、ハードル競技の前に先生たち(ですよね、おそらく)が、一列に並んで、ハードルの高さを揃えていました。
6人くらいでしたか、それぞれハードルのところに行き、みんなで横に並んで、ハードルの高さを揃える。
これをテキパキと、でも、各列、各コース、ちゃんとやる。
それを各レース前に繰り返す。
その間は、競技に参加する子も応援の子も休憩中というか、友達と話したりしてるんですけどね。
あのテキパキと、ちゃんと揃わないと次に進まない準備は、子供たちも見ていた方がいいですよね。見ていても、なんとなく見ちゃうかもしれないので、全員の子たちに、あとで誰かが説明できたら、もっといいですよね、きっと。
子供たちからしたら、普段、「ちょっとしたことでうるさいんだよな」と思う先生がいたとして、その先生は細かいことを指摘する人だとして、だから、子供たちには「うるさーい」としか感じないとして。
でも、そういう人が、こうして準備の時にも細かく細かくチェックしているのを見たら、そして、それが自分達のためかもしれないということをわかれば、普段の「うるさーい」もちょっと変わるでしょうしね。
***ついでに***
「あの先生、てきとうなんだよ」と子供なら言うこともあるでしょうが(普通、何かしらブーブー言うでしょ?)、それもね、
例えば順位がすごく悪かった子がいたとして、「あと1秒早ければ」とか「あと1m長ければ」ということを気にしている人が多いところで、落ち込む子に対して、「なに気にしてんの?」ということがあれば、(怒る子もいるかもしれませんが)元気の出る子もいるでしょうしね。
みんなは順位ばかり気にしているけど、あのおっさんはそんなもの気にしていないぞ。細かくはねえが、もっと大きなところ見てるぞとか、てきとうそうだけど、お前らから離れないぞ、結果や数値でお前らとの距離が変わることはないぞとか、そういうこともですね、競技から離れたところで言えるといいですよね、きっと。
色んな行動、全部を全部、理想的にだけ見るようなことを私はしません。でも、全部を全部、否定的に見るようなこともしません。ただ、そこにあるものを見ようと思っています。
ただ、その子たちだけの目では気づかないこともあるはずだから、そういうものは教えたいと思います。
ハードルの準備は見えているところの準備で、見えていないところでの準備もたくさんあると思うのですが、とりあえず、見ることができることなら、みんなもわかりやすいでしょうから。それに、見えているものから十分に感じることを繰り返さなければ、見えていないものから感じることなんて、とても難しいことになるでしょうから。
ということで、まずは見えているものを大切に、みんなでしましょう。大人も子供も。
目の前の子の表情、目の前の人の表情、大切にね。大人も子供も。
大人は、そういうことを繰り返し大人になったはずので、見えていない場でのこと、気持ちも想像できるでしょうけどね。
と、偉そうに言う私が一番心配ですけどね。
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