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子供たちでは気づかないかな

昨日、U-9クラスのゲームで私があるチームに入ろうとすると、「入らないでほしい」とそのチームの子に言われました。人数合わせのためだけに入ることはしないのですが、子供は人数合わせのためだと思ったのでしょう。話の感じからすると、「自分たちは相手チームより人数が少なくてもできる」ということなのでしょう。まあ、できると思います。ドリブル上手になっているし。でも、知ってほしいのは違うことですからね。
「勝ちたい」気持ちが強いと、自分のゴールにへばりついて守ろうとすることが多くなることがあります。待っていても相手が攻めてきてくれるので、シュートを止めれば今度はチャンス。それに、攻めてくる相手を他の仲間が邪魔しに行ってくれれば、自分のところに来る時には相手はボールコントロールを失っているので、ボールを取りやすい。だから簡単にボールを取ることができる。その上、自分はいい態勢でドリブルもスタートしやすい。相手ゴールまで行きやすい。
こんな感じでプレーをしていれば、自分たちの人数が少なくても平気なので、「コーチがわざわざ入らないでいい」という感じにもなりますが、これではうまくなりません。使うべき体力も使わないので、もったいない。
だから、その子をもっと動かすために、私は入ったのです。べつに勝たせてあげるためではありません。
「入らないでいい」と言ったので、理由を少しでもわからせるために最初は様子を見ました。どうしてもリスクを考えながらの動きをしてしまうし、味方がリスクをおかす攻撃をしようとすると首を傾げてしまったり、仲間にもリスクをおかさせない攻撃を求めたり・・・やはりこういう状況になったので、私が入る理由を説明。
その後、その子はいいプレーをたくさんしていましたが、いつもの何倍も疲れていました。シュートを決める数も、ピンチを防ぐ数も、いつもと同ぐらいです。でも、何倍も疲れている。それは、たくさんボールを追いかけていたから。リスクをおかす動きをたくさんしたので、攻めも守りもたくさんすることになったのです。絶対にこっちの方が上手になりますからね。
私が入るのはただ楽にさせてあげるためではないのです。成長させるため。
どうしても、勝ち負け最優先の試合が多かったり、リスクをおかさないようにプレーをすることを教えられたりすると、子供の動きが減ってしまう傾向が強いのです。
この子はソラリーグなども通じて、ちょうど子供のサッカーにたくさん触れた後だったので、リスクの詰まった、チャレンジのつまったプレーの楽しさ、それを含めた勝敗の(子供にふさわしい)楽しさを教えるなら、今。伸びるプレーを教えるタイミング的には昨日のような好機は外せないわけです。
本来、あれだけドリブルや動きを発展させる機会がたくさんあるんですからね、ミニゲームの中には。
チャレンジの詰まったゲームを子供がたくさんできるようにさせたいですね。
あたり前の子供のプレーなんですけどね。
知識の前に体感せよ、させよ。

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