練習前の一コマ
この前、練習前にある子と遊んでいると、その後にコートに入って来た子がその様子を見ていて、「僕もやる」と言いました。
私とその子のしていた遊びは、何とも微妙な遊びで、一応、簡単な説明をしてあげましたが、3人ではちょっとやりにくいもの。それでも、「じゃあ、こうしてやろう」という感じになったのですが、他の子もたくさんコートに入ってきたので、また、その子が(まだソラに入ってからあまり時間がたっていないということもあり)ガンガンタイプの知らない子に自分から声をかけていくということはこれまでになかったことなので、私は少しずつそこから消え、様子を見ることにしました。
すると、あれまあ、ボールを取ったり取られたりしながら、遊べているではありませんか。
こういうところに、その子の成長や、友達との関わりで学んできたことが表れることがあります。
それだけで嬉しく、楽しくなっちゃいますよね。いいなぁ、子供って。
ところで・・・最初に私と子供がしていた遊びは、「ヒーローになるごっこ」とでも言うんでしょうか。
始まりは、子供がゴールにシュートをしたんですけど、それがゴールポストに当たり、入らなかったので、私が、「おっと、シュートが外れた―。やっぱり最後に決めるのはこの男だー」と実況をしながらシュートを・・・決めるつもりが、またポストに当ててしまい、今度は子供が「やっぱり決めるのはこの男だー」と実況しながらシュートを打つ・・・というもので。
それをずっと続けていたんです。どちらも味方なんですが、どちらが、よりヒーロー的な立場になれるか。
「同点ゴール」なのか「勝ち越しゴール」なのか、それとも「追加点」なのか。ずっと二人でシチュエーションを勝手に決めながら、シュートを打つということを繰り返す遊び。
でも、簡単に決めることができる場所からシュートを決めてもつまらないから、ちょっと難しいところからシュートを打つという暗黙の了解があり、相手のシュートは邪魔しないという暗黙のルールがあり、サッカーの試合でよく出てくるような、ゴールの枠に当たり、跳ね返ったボールにつめて押し込むのはOKというような暗黙の了解があり、何とも微妙な遊びでした。
子供同士の遊びって、はっきり線が引けるものとか、そういう線がはっきりとはなくて、その時のお互いの「間」で楽しんでいくものがあるでしょう。だから外から見ていると「何やっているの?」って思うかもしれないんですけど、結構、頭と心、使ってやっているんですよね。
だから、子供よ、遊べ!
=サッカースクール ソラ=
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