背景を考えなければならない変化
昨日のU-9クラスは忙しかったです・・・。
「ソラ・ソラ・ソラ」ならぬ、「コラ・コラ・コラ」。
順番に「コラ」「コラ!」「コラ!!」です。
注意の仕方や話し方は、これまでにも内容や相手の受け取り具合により考えてやってきていますが・・・もう何年も前は、「みんなの前で注意される」は避けて、「一人で、ちゃんと落ち着いて聞ける状態で、理解させて話す」ことで改善できることが多かったのですが、それでも同じことが繰り返されることが増えてきたなと感じます。
当然、みんなの前で注意されるほどのことだと知らなければならないことも、みんなの前で話をして共有しなければならないケースも、増えてきています。
そういう時は、多少、聞く方がきつくても、私は話しますし、注意しますし、怒ります。(→状況を見て落ち着いて話すこともありますが。)
子供なので、順番に、「あ、俺、やっちまったな」ということをしてしまうのは、別に悪いことだとは思いません。同じ子が、数度繰り返してしまうのも、まあ、わかります。
が、一回一回の捉え方は、ちゃんと気にします。その捉え方が、「子供」ということを差し引いても「受け取ってない」のであれば、注意をします。今までにどんな形で話し、どんな風に聞いてきたのか、行動がどう変化してきたのかを考えた上でですけど。
こういう働きかけを繰り返してきて感じるのは、「人よりも強いこと」や「人よりもできること」の価値を捉え違えてしまいそうになっていることがあるな・・・ということです。
大会優勝? メダル獲得?
チーム内で○○ができるからレギュラー?
レギュラーで試合出ているから出ていないヤツよりすごい?
そういう、チームでの成績や今の立場のことを間違って捉えていることがあるなと、子供同士の会話ややりとりをすぐそばで見ていると感じます。
だって、子供が、急に言うことが変わったりしますからね、すぐそばで見ていれば、嫌でも変化に気づきます。
「前までそんな言い方はしなかったのに」って、わかりますもん。
子供の世界の中でありそうな価値の捉え方ならいいんです。
成長過程で見せる言葉や行動ならいいんです。子供の世界とくっついているから。
子供の世界とくっついていれば、ちょっと違う捉え方をしていれば、「ふざけるなよ!」と言い返されることも、周囲の子の言動から、自分の行きすぎた部分に気づかせてもらうこともできるので。
でも、大会での成績やチーム内での自分の立場や状況(レギュラーかどうか、活躍しているかどうか、良いプレーをしたか、失点につながるプレーをしたか)を、私たち大人が、それこそ結果的な部分だけで子供たちに優劣がつくような形で教えていれば、できること、強いことの評価は、そういう環境によって固められ、子供の世界の中の捉え方とは離れていきます。
そういうことが起きているなと、感じます。
だから、繰り返し方が、子供ばかり見てきた私にとっては「非常に不自然」なのです。
子供だけの責任ではないところが、非常にやっかいです。
そういう部分を含め、子供たちの成長を見ているので、放っておけない部分は放っておかないのです。
チームに入っている子もいない子もいて、色んなチームの子や色んな遊び方をしている子がいて、その中でのやりとりを継続して見てきているので、だからこそできること、しなければいけないことは、やっていこうと思います。
ソラの子は、「コラ」と怒る子でも、かわいいですもん。
=サッカースクール ソラ=
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