さすが経験者
今日のU-12クラスでは、もっと行けるだろう? 力を出せるだろう? ということが多かったので、途中で話をしました。
70%とか80%のプレーは、見ていてキレイに見えても、やっていて楽しいと思えないはずでしょう?
べつに試合結果最優先の試合ではないんだから。
もちろん、勝ちたいだろうけど、ボールを蹴りたくて、サッカーがしたくてプレーしているんでしょう?
それなのに、70%くらいのキレイなプレーで満足しちゃ、ダメじゃんか。
大人っぽいことを覚えたり、まだ覚えなくていいことを形で覚えたりすると(教えられると)、こうなることがよくあります。
チームでの試合の後とかは、こういう感じ(プレーに勢いがなくなったり、プレーがパターン化したりする)になることがよくあります。
だから、また子供に戻す必要があるんです。
今日は、最初に話した後にも話し、さらにまだ、働きかける必要がありました。
まあ、怒ったような感じになるのかな。
2回目に話をした時(まあ怒った感じですか?)、「あとは自分たちでチームを作り、自由にやってみろ」と言い、中学生の子たちの方へ私は行きました。
こういう時はそばにいちゃダメなこともあるし、その中で彼らがどうするのか見る必要もあるのです。
中学生の子の方に行くと、その様子を見ていた中2の子が、
「怒ったの?」と。
私:「話したの」
中2の子:「怒ったんだ」
私:「は・な・し・た・の!」
中2の子:「怒ったんだね」
・・・だから話したんだってば・・・。まあ、「怒る」感じで言いましたけどね。
この中2の子め、さすが経験者だなぁ。
今から2年前、この子が6年生の時、最後の練習の前の週に、私はこの子の行為に対して、怒りました。
本人はもう忘れてしまったかもしれませんが、その時、この子は涙を目にためて話を聞いていました。私だって、同じ気持ちでした。
あれから二年か・・・早い。
そういうことを経て、この子との今があります。
U-15クラスは、無理に来なくてはならないクラスではありません。
部活やクラブの練習がある子は特に、無理に来なくてもいいのです。
が、この子はいつも、部活後に来てくれます。
ここを必要だと思ってきてくれています。
「注意する」とか「叱る」だと、なんかキレイ過ぎるので、「怒る」という表現を使いますが、よく怒り、素直な時間をしっかりと過ごしてきて、そして、今も、本来なら来なくてもいい状況の中、目の前にこの子がいることを、すごく嬉しいと思います。
あ・・・ところで、その後のU-12クラスのゲームですが・・・話す前の2倍、3倍のいいプレーをみんなしていましたよ。
だから、最後に言ってやりました。
自分たちにそういうことをできる力がもうあるのだということを。
私が言ったからではなく、自分たちにもうそれだけの力があることを知ってほしかったのです。
6年生はもうすぐ卒業だぞ。いい加減、覚えろよなって。
力があることを知って、さらに残りの2カ月で成長せよ!
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