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こうしてコーチに・・・14

さて、そんなこんなで色々あり、偶然、希望していたサッカースクールの団体に入り、コーチ生活がスタートしたのですが、自分が責任者としたスクールを持つまでには、アルバイト時代を除いて、2年くらいかかったかもしれません。

短いようでもありますけど、多くのことを経験できる立場にいたことがすごくラッキーでした。
アルバイト時代は、行く先のスクールで「アルバイト」というのは一人だけであることや、他にいても、もう何年もやっている人がいるという感じでした。

だから、備品の管理やらコーチングの準備やらをみっちり覚えることができました。
また、正スタッフになってすぐに、団体の代表と共に、日本の各地に講習会にいく担当にもなりました。
団体代表は外国人で、言葉の面だけでも緊張するのに、その人は海外の名門クラブからも呼ばれるような人だったので、一緒に行く時には、嬉しいけれどとてもプレッシャーで・・・。

そして、そんな代表と各地を回る担当は、私以外に2人いたのですが、この2人が個性的で(良い意味で!)。
2人とも全然違うタイプなんですけど、共通するのはサッカーが上手ということだけで、スペシャルな部分がそれぞれあり、しかもそれが並外れていました。
1人は英語がペラペラで半分外国人? という感じ。それに、カッコいいし、おまけに字もうまいし、サッカーのテクニックはすごすぎるし・・・団体の代表の人は色んな国で指導をしているので、海外のスタッフのこともよく知っています。

海外のスタッフの中にもすごい技術レベルの人もいるわけですが、団体の代表が、「スタッフの中で最もサッカーがうまい」というほど、その人はうまくて。もう、非の打ち所がないとはこういうことを言うのでしょう。
そして、もう一人は、英単語はそんなに覚えていないと思うのですが、「話す」「話せる」のです。すごいんですよね、積極的で明るくて。どこの国のスタッフとも、すごく話す、話せる。関西系エネルギーが体中から出ているような人でした。そして、コーチングにはとても真剣。ちなみにこの人が私をその団体に誘ってくれた人です。恩人恩人。
そう言えば・・・彼らと一緒に講習会に行っていた頃、こんなことも。
講習会には、私とその2人の3人の中から、順番に2人ずつ行く形が多く、見本を2人でやることが結構ありまして。
その時に、「とんでもなくうまい人」と一緒に見本をするのって、すごくプレッシャーで。
そして、ある時、次の講習会は、私と、そのとんでもなくうまい人と一緒に担当をするので・・・
私は講習会の前日に、コートを借り(雨で使う人がいなくて、使わせてもらっちゃいました)、ひたすら、それまでに見たことのある見本の動きを練習したんです。そして、夜に発熱・・・。雨の中、やりすぎたのか・・・熱で全く動けず、私は不参加に・・・。みんなにすごく迷惑をかけてしまいました・・・なーんてこともありました。
ですが、それぐらい、2人は私にとってすごい人で、もちろん団体代表は一緒にいるのが恐れ多いと感じるぐらいの人で、他にもそういう人がいて、団体に入ってすぐ、こういう人たちと仕事をできたのが本当にラッキーでした。
そんな感じで密度の濃い時間だったので、期間の割には多くのことを吸収できたのです。
そう言えば、あるスクールで、メジャーな人とクリニックをした時、クリニックの手伝いに来ていた若いスタッフから、クリニック後に「驚いた」と言われたことがありますが、それは、クリニック中に相手(メジャーなお方)から次から次へと続けて飛んで来る指示に続けて反応しているところを見て驚いたということで。すごく早く反応しているように見えたようです。「打ち合わせがあったのですか?」と聞かれましたが、彼らが驚いた部分での打ち合わせなんてありません。(→他の部分で必要なことをきちんと打ち合わせするので、できて当たり前の部分は打ち合わせなどしません。)
若いスタッフたちはもうコーチ学校などがある時代でしたが私の頃はありませんでした。それにスクールを運営している団体も少なかったですから、コーチになる道なんて見えなかったのです。団体に入った後だって、ずっとコーチをできる保証なんてないと私は思っていました。
ですから、アルバイト時代から、一回の練習後に、見た見本を何度も思い出して自分で練習したりしていました。
また、自分で感じた反省事項はもちろん、先ほどの2人や他の人からアドバイスをしてもらったことも、毎回、頭に叩き込みました。
叩き込むと言うと大げさなように感じるかもしれません。確かに叩き込まなくても、可もなく不可もないアシスタントはできるのです。ですが、私の場合は何かすごい経歴とかを持っているわけではなかったので、可もなく不可もなく過ごすようでは子供たちを伸ばせるコーチにもなれないし、コーチを続けられる力もつけられないと思っていました。
叩き込まなくては、また次もそれを意識しなければなりません。そっちに意識が行っているようでは、次の課題を意識できません。ですが、逆に叩き込んでおけば、また次の新しい課題を意識できるのです。毎回、課題を克服し、力をつけていくことができるのです。
ですから、叩き込む方が、私には良かったのです。それもできればたくさんのものを。
子供にアドバイスをする時は、一度にたくさんのことを言っても吸収できないので、言うことを絞ります。ですが、自分が吸収する場合は、別です。

先ほどの2人は全く違うタイプなので、「あそこはああした方がいい」というアドバイスも全く違う種類のものであることがありました。それを一つずつとか、どちらかから先に、なんて言ってたら、もったいないのです。
また、それらのアドバイスに対して、自分の考えを言うことももちろんありますが、自分の知らないことを経験してきている人のアドバイスは、自分ではわからない部分も含んでいるはずで、きっと大きな意味があるのです。ですから、自分の考えがある場合でも、そういう人のアドバイスを理解しようと、叩き込もうと自然にできました。
あ、アドバイスをしてくれるといっても、待っているわけではありません。もちろん、向こうから言ってくれることもありますが、こちらから聞きに、もらいに行くんです。成長したいのだから、当たり前 ーもう、食べられるものは食べる!   食べに行くのです!  
そういう感じでしたから、クリニックの時に、あれぐらいできるのは当然なのです。自分に特別な力がないことが逆に良い作用を生みました。
・・・偉そうに言っていますが、これには事務用品商社時代の経験が役に立っているのです・・・
事務用品商社に入る、入社前の研修で、私はグループ発表で「パソコンは将来なくなる」と言いました。事務用品を扱う会社に来ておいて、「パソコンがなくなる」とは何なんだと思われるかもしれませんが、大嫌いだったんですもん。ちなみに、なくなると思った理由は、人間が便利さを求めすぎて、いずれ、良からぬ影響が出てくるだろうから、というものでした。(→今はちょうどよく付き合っているので、いいですね、パソコン。)
そんなに嫌いなパソコンだったのですが、入社後に会社から言われたことは「お前は一ヶ月後にパソコン専門の部署に行く」というもので。(→ヒェーッ!)
そのため、入社早々、社外の一ヶ月のパソコン研修に出されました。そこには他の会社から、数年営業経験もあり、これから「パソコンを売っていくぞ」という人が集まっていて、それだけでもプレッシャーなのに、講義の時には「ハテナ?」という内容で。
もちろん、内容は易しいものだったと思いますが、パソコンアレルギーの私にとってはチンプンカンプン。
そして、一日の講義がやっと終わったその翌日には、前日にやったことは理解されたとして講義が続いていくのです。会社もお金を払って参加させているわけで、当然と言えば当然ですが。
「これは俺、ヤバすぎる!」と思い、数日後から、パソコンの持ち帰りをしていいか、講師の方にお願いをしました。当時、研修で使っていたパソコンはラップトップと言って、ノートタイプのものを二まわりくらい大きくした感じで、「持ち帰るの?!」と驚かれましたが・・・。
もう、毎日が本当に戦いで、毎日パソコンの夢を見て、うなされていました。
この研修で、講義が次から次へと当たり前のように進んで行き、それをそこにいる人が当然のように、顔色一つ変えずに受けているのを見て、社会人になってからいきなり、「一回教えてもらったことを、またゆっくり教えてもらう時間などないのだと、そんなことを待っていたら、いつまで立ってもたどり着くどころかどんどん離れていくこともあるのだ」という、大人なら当たり前のことを教えてもらったので・・・。
こういう経験をみっちりしたので、その会社を辞めた後も、一回一回で起きていること吸収しようと、たくさん振り返ったり、復習できたのでした。
その結果、学校で当たり前のように教えてもらう環境にいる若いスタッフには、すごいと思われるような印象を与えることができたのでしょう。
そして、もちろん当時は大変だと思ったこともありますが、見本となるような人がすぐそばにいて、吸収しようと思えばいくらでも吸収できる環境は、本当にラッキーだったと思っています。

=サッカースクール ソラ=
【練習会場:スカイランド】
千葉県千葉市稲毛区長沼原町261番地
■TEL : 042-534-3766
■ソラ・HP→ http://www.sonoyosade.com
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