子供の絵
子供は地面に絵を描きますよね。
道路には石で描いたり、かたい土にはクギとか石で、砂には指で描くこともあります。
絵を描きたいから、自然にその場に応じた道具を見つけていて、いちいち見つけた道具に対してああだこうだと言われないから絵を楽しそうに描き続けます。
また、道具だけでなく、描いた絵に対しても、そこでいちいちああだこうだと言われないから、どんどん自分のイメージを膨らませて描き続け、楽しい気持ちを十分に受け取っていきます。
もちろん、段階にもよるでしょうし、教える部分も必要でしょうが、何かを始める時や楽しみを知る時のスタートは、これで十分なんだと思います。
技術的なことや専門的なことで教えることは、本当に必要な、最小限度のものでいいのでしょう。それより先に教える・・・いや、感じさせることは、絵を描く楽しさ。
楽しさを知った小さな絵描きさんは、自分でより描くことを欲し、やがて大きく育っていきます。
でも、そんなに大きく育つ可能性のある絵描きさんも、もし、描いた絵に「その線は違うな」と言われてばかりいたら、絵を描くのは楽しくなくなり、やがて描かなくなるでしょうね。
-描くのは子供なのだ。
大人からの影響を受けすぎていない子供の絵は、本当に見ていて気持ちいいですよね。愛らしいし、見ていると楽しい気分になる。
子供の絵、子供のサッカー、ともに夢を描くのは「子供」であるべきです。
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