ナイス
・・・ここで言葉ネタで一つ・・・
もう10年以上前のことですが、保護者の方から頂いた手紙に「ナイス・トライという言葉に子供が励まされている」と書いてあったことがあります。
そうか、嬉しいなと思いつつ、「ところで外国では“ナイストライ”という言葉を使うのだろうか」と思い、英語好きの後輩に聞いたことがあります。
「あまり言わないですかね。グッド○△□とか、○×△とか言いますかね」と言われ、はーん、使わないんだぁと思いながらも、私はその後もジャンジャン使っています。
だって、その方が分かりやすいんだもん。
「あの人、知識ないね」なんて思われたって、「べっつに〜、それが何か?」
どの子にもわかり、伝わりやすければ、それで私はいいのです。
それに、「ナイス」も「トライ」も英語というよりは日本語の感覚で使っていますから。
そもそも昔は「両手をあげて喜ぶ」とか「手放しで喜ぶ」という以上の「いいこと」があった時に、人は「寝椅子(ねいす)だね」「まるで寝椅子のような状態だね」と言ったとか。寝た椅子(倒れた椅子)に座ると、足を上げた状態になるでしょう? また、足が地面から離れた状態にもなるでしょう?
だから、いいことがあった時・・・そう、両手を上げるだけじゃ足りないくらいのいいこと、手放しで喜ぶのでは足りないくらいのいいことがあった時、人は「寝椅子(ねいす)だね」なんて言っていたのだとか。その「ねいす」が海外に渡り、「ネイス」が「ナイス」に変化し、そしてそれが日本に戻ってきたという考えも・・・だから、「ナイス・トライ」は別に変じゃないのです。
なんて、ずっとウソを書くと心が痛いからやめま〜す・・・「寝椅子」なんてないですからね、皆さん。(→あったりして。)さっき書いた「そもそも昔は・・・」以降はウソですからね、信じちゃだめですよ、私の言うことを。信じていないでしょうが・・・。(→皆さん“ネイス!”)
ということで、私はまず伝えたいと思っていますし、それがどこまで心に届くかだと思っていますから、その時その時で、より届く言葉を探して行きたいと思います。
私が変な言葉を使ったせいで子供が外で恥ずかしい思いをしたらかわいそう?
いえいえ、きっと子供らなら「ネイス、オヤジ」と言ってくれるでしょう。