けしかける
昨日のU-6クラスは・・・はじけてました。やっぱりやっぱり面白かったです。
ところで、昨日は、ある場面で、「あれっ?」と思うことがあったので、ある子に、「怒れ、怒れ!」とけしかけました。すると、「うんっ!」と怒って、ぶち返し。おぉ、できるぞ、けんか。(→→けんかというほどのものではないですけどね。)
片方の子が「よし、じゃあ、今度は蹴りっこね!」と言い、半分じゃれ合いで、でもこれは本気になるかな? という蹴りっこになったところで終りにさせました。
えぇ、けしかけなければぶち合いにはならなかったと思いますが、やっぱり怒った方が相手に伝わることもありますし。(→→怒らないから相手に伝わらなくて、相手の子が知るべきことを知れないのもいけないですし。)
ちなみに、こちらでけしかけても、「ケンカは絶対だめ」と言われている子は「ううん」とノー(ケンカはしない)の意思表示をします。また、全然なんとも思っていない子は「え?」という顔をします。そうじゃない場合は「このー!」となることもあります。
さて、そのじゃれ合いの蹴りっこになったときに、一人の子が2人の仲裁に入りました。
この子もつい前、冗談で蹴りっこをしていた子です。(→→あ、この時はけしかけていないですよ。)蹴りっこをして、この子は思ったことがあったのでしょう。小さいなりに。
あ、それから・・・いつもけしかけるわけではありませんから。
昨日の場合も、日頃からの情報収集の上でとった行動ですから。子供の気持ちをもてあそぶようなことはしません。子供に不要な傷を負わすことなどしません。意味なく子供を傷つけるようなことはしません。
逆に先にとめておくこともあります。
一応、これでももう何年もプロコーチとしてグランドに立っています。
時間の長さはべつに意味を持つとは思いませんが、でも、一日一日、どこのグランドにも負けない気で子供たと一緒に空気を吸い、心を使い、ここまできたつもりです。
なので、その時にグランドに流れているものを吸い込んだ上で発する自分の声、手の動き、言葉を私は信じることにしています。
その時その時で働きかけはかわります。
子供たちに、今日もなかなかいいものを見せてもらいました。ちなみに蹴りっこの時にはお互いに軽く手加減をしています。うん、なかなかだね。
ちなみにちなみに、この2人、その後は何もなかったかのようにいっしょに遊んでいますのでご安心を。
そういえば、さっきのテーマのタフっ子も、どうしても練習に来たかったのは、言い合いをした子とその後にサッカーをできたのが楽しかったから。
子供の時って、これですよね。
その後のU-9クラスでも・・・
一年生のある子とある子がじゃれ合いから転び、一人が泣きました。泣かせてしまった(といっても、どっちもどっち)子がその時に私のところに来ましたが、(成り行きは見てましたが)「コーチはいないと思って遊んでなよ」と。すると、謝りに行き、「ごめんなさい」。
泣いている子も、泣きながら「いいよ(許してあげる)」。
その後のゲームでも、この2人、どちらかがあきらめるともう一人が「あきらめるなよ」と言い、どちらかが声を出すともう一人が答える、どちらかが転ぶともう一人も転ぶ・・・という具合で仲良しぶりを発揮していました。(→→お前ら、兄弟か!?)
U-9クラス、はじけてましたね。
そんなU-9クラスの1年生グループには、一般の子が2人いました。さっきの仲良し2人組はスクールの子。こんな感じでハジけて楽しかった1年生グループ。
一般の子の2人とも、またスクールに来たいとのこと。子供たち2人とも「楽しいから行きたい」と言ってくれたようです。もちろん、都合が合えばですけど。ということは、やっぱりあの空間は楽しかったんですね。
子供の空間ですからね、楽しいですよね、きっと。