金曜越え
先週の金曜日、私は5・6年生のゲームを担当しました。
気持ち的な部分、技術的な部分を含め、今年度、これまでの中で最高のゲームでした。
見ている私がゲーム中の子供の表情やプレーを一瞬でも見逃すと全てをつかめなくなる、そういうゲームをしていました。グランドの中にすべてがあって、そこで行われていることがすべて、という感じです。全神経をただプレーに、子供の表情に向けなければ、とてもプレーを見ることなんてできない、99%くらいの集中力で見て子供たちに何かを言ったりしたら、逆に全てが壊れてしまう、そういうゲームでした。もちろん、自分からはそんな言葉はかけません。(→→こういう時は保護者の方をコート横に見かけても、私は挨拶をしません・・・というか、できません。すみません。とにかく、目を離せないんです。たとえ私の友人や恩師が「よぉっ」て声をかけてきたとしても、「勝手にこの空間に入ってくるな」と思うでしょう。そういうゲームでした。)
子供たちの息、足の動き、目の動き、体の使い方、言葉使い・・・全てが最高の形でかけ合わさっていたと思います。あんなゲームはめったに見れません。ふだんの子供たちのプレーが悪いとかではなく、いくつもの条件が重なって、かけ合わさって生まれるもの、生まれる空間です。
あのゲームを超えるゲームが、今年度中に出てくるのか、楽しみです。