ここでやったか
今日、U-12クラスでは私は結構注意をしました。が、クラス的にはナイスでした。なぜか・・・
さて、以下(青字部分)は、いつか通信のおまけに載せようと思い、下書きしておいたものです。まさか、ここで今日、載せることになるとは思っていませんでしたが、今日の子たちが、実にいい感じだったので、ここで載せます。
・・・子供のサッカーって、昔はそういう場がたくさんあったんですけどね。
あまりに自分勝手なことをやっていたら、「あいつにパスするのをやめようぜ」ということになり、子供のルールを覚えていく。
やっていて楽しい攻めの時だけボールを追いかけて、つらい守りの時には何もしなければ「戻ってこいよ!」ということに。それで戻らなければ、例えその子にボールをパスすれば得点できるようなシーンでも「あいつが点をとっても(チームとして)面白くない」ということでパスをしない。そして、好きなことばかりでなく、みんなのために嫌いなこともやらなければならないことを覚えていく。
これは、単純に周りに合わせるというのではなく、一緒に遊んでいるのに友達のことを考えないでいたら、そりゃ、一緒に遊んでいてもつまらないから遊ぶのをやめようというような、頑張っていれば認めるけど、頑張ってない奴は認めないよという、子供の社会での当然のルールなのです。
最近は、子供の試合を見ていても、完全にポジションが決まっていて、頑張りなどに関係なく、試合で勝つために、子供同士の気持ちなんて関係なしに、当然のようにパスをもらうこともあるみたいですし・・・。
これではチームメイトの一員として感じることができる本当の嬉しさや悔しさを、どこまで覚えられるのだろうかと・・・。
子供が子供としての気持ちを十分に感じられる場が、たくさんありますように。・・・
と、だいぶ前に打っておいたのですが・・・上の内容のようなサッカー、今日の夏空、U-12クラスの子はやりました。
子供のサッカー。好き勝手なことばかりやっていたり言っていたらパスはこないサッカー。
まあ、今日の場合は、その子は別に自分では好き勝手にやっているつもりもなかったのでしょうし、守りをさぼっていたのではないと思いますが・・・。別に悪気もなかったのでしょう。
もし、その子に対して、「お前、そんなこと言うんだったら守りに戻ってこいよ」という仲間がいれば、自分がどんなプレーをしているのか気づいたのかもしれませんし、気づけば、もっといいプレーもたくさんできたでしょう。ただ、まだそこまでの関係にはなっていなく、このようなことになっただけです。いいところもたくさんある子です。その出し方が、今日はうまくいかなかっただけでしょう。いいところがあるのでちょっと残念でしたが・・・。
でも、夏休み中の一か月のメンバーで行う子供のサッカーとしては、上出来です。
これでいいと私は思います。色んな経験をみんながしなければいけません。
ここでやったか、なかなかいい子供たちです。