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大丈夫? 

-12クラス。

子供たちは、特別に仲のよい友達が一人だけいる子や色んな友達と仲良くしている子もいます。どちらもいいことだと思います。でも、周囲にいる色んな子の良さを知ってほしいし、周囲の子に自分の良さを伝えてほしいとも思います。

友達や仲間はたくさん増やしてほしいと思います。

さて、今日はこんなことがありました。

ゲーム中に、自分のキックを止めに来た相手の子が転ぶ。

それに対して、ボールを蹴った子が、転んだ子が体を強く打たないようにさっと手を出す。転んだ子の勢いは、その手に触れるほど強いものではなかったけれども、さっと手が出たんです。そして、使わなかった手を引っ込めて、転んだ子に「大丈夫?」と。

当たり前のこと―そう思われるかもしれません。でも、これは特別なことでした。

私は本当に嬉しかったです。心配して手を出したことが、とても、本当に、嬉しかったです。そして、その後の、「大丈夫」の一言も。

この子は、ある特定の子とはとても仲がよく、表情もとても素直に出します。その、仲の良い子と一緒にいる時はとても子供になって、体もよく動いているし、声もよく出ているし、表情もいきいきしています。

でも、その他の子とは少し距離がありました。この距離が気になり、ずっとどうしようか考えていました。

考えて働きかけをしても、それがすぐに効果を出すことはなく、考えて考えて・・・働きかけては様子を見て・・・という日が続いていました。

一年は長いようで短いものです。じっと待たなければならないことがあることも、焦ってはいけないことがあることも、私も十分にわかっています。

でも、何もしなければ、一年はあっという間にたってしまうんです。

今のクラスで練習をするのは一年間。だから、この中で得られるものはたくさん得てほしいと思います。この中で得られる成長は得てほしいと思います。

どこまで伸びるのか、おそらく本人はわからないでしょうが、とてつもなく伸びるんです。たった一年でも、存在の掛け合わせの力は大きく、とても伸びるんです。

「お前らはすごく伸びるんだ」ということをこの子にもしっかり知ってほしいと思っています。

だから、この一年を大切にしたくて、考えて働きかけて、・・・なんてことを繰り返していたのでした。そして、今日見れた、一見、当たり前の、でも、この子にとっては特別な光景・・・。実際には、働きかけが良かったのではないのかもしれません。

でも、こうして自然に他の子に接する姿を、一日も早く見たいと思っていたので、それが、例えコーチとしての働きかけの結果でなかったとしても、それはそれとして謙虚に受け止めて、そんなこととは全く別に、ただただ嬉しいんです。

数か月前には想像できなかったんです、本当に。

はじめの一歩 ― 歩き出したんですよ。

もちろん、今、頭の中にある問題が全て解決したわけではありませんし、子供達もこれからまだまだ伸びていかなくてはいけません。油断しないでしっかり見ていきます。

でも、一歩自分で前進した子、前進させた周囲の子たち・・・この子たちならやってくれる、そう思っています。

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