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通信No.65おまけ:敵・味方? 

1年生のゲーム。
自分で蹴ったボールが顔に当たり、痛くて立ち直れない子がいました。この子、普段は涙を流すことはあってもプレーが止まることはないのですが・・・。相当痛かったのでしょう。立ったままです。
すぐさま駆け寄り、「大丈夫か?」と優しく声をかけるコーチ・・・ではなく、(理想のコーチ像からはほど遠い)自力での復活を待つ私なのでした。
実は、この日は一度、子供たちに「(大変なことを)無理だとあきらめてはダメ」ということを話していて、さらにゲーム中に子供が必要以上に私に頼ってきた際に「コーチより強いヤツなんかたくさんいるぞ」とも言っていたので、それを目の前で子供たちに見せるためにも、この子に頑張ってもらったのでした。(→→やりますよ、この子は!)
もちろん、逆効果になったら全部私のせいです。が、子供たちはすごいので信じて平気なのです。
立ったまま、まだ動かぬ状態の時に、その子に、(ボールがコートの外に出た時、スタートするために行う)キックインを「やってみろ」と無理やり押し付け(ひどい私)・・・。が、1度目は復活するに至らず。
ならばと、その後も「やってみろ」と押し付け・・・。しかも、(スタートしたら)「俺が(お前から)ボールを取るからな」と前に立ち・・・。(→→さらにひどい私。)
さぁ、勝負です。コーチとして、子供に関わる者として。どうなる? 
―と、鬼の体を後ろから誰かが抑えました。あ、相手チーム(キックインする子と同じチーム)の子だ。 ありゃりゃ?  今度は鬼コーチの前にも誰かが来たぞ。あれ、俺と同じチームの子だ。
ん? - 復活しようとする子を助けているのか? ・・・いつの間にか「鬼コーチ 対 子供たち」になっているぞ。ま、いいか。これで復活できるなら。
友達がここまで整えてくれた状況を、この子が無駄にするわけがなく、復活!  
ケラケラとドリブルを始め、ドドーっとゴールまで行き、ピシャッとシュートを決めてきました。
この後は完全復活。
ゲーム終了後、「無理だと思ってもあきらめないように。それから、コーチより強いヤツはいっぱいいるぞ」と話すと、さっき“涙”状態から復活を見せた子のことを「つえー!  (強い)」と言って見る子がいました。
これでいいんです。(→→「つえー!」と言った子たちもすごいのに、自分のすごさには意外に気づかないのかな?) そこにいたみんながすごかったですね。
子供たち、あっぱれ!  

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