通信No.61おまけ「貫禄」
7月、U-12クラス、ある曜日のストレッチ中・・・話の流れ的に、私が「あ、ごめん、実は俺、仙人だったんだ」と言うと(←どんな流れだ・・・)、子供たちが「ウソだー!」。
「ホント、普段は雲の上にいる」・・・と言ったものの「あれ、雲の上にはいないよな」と思い、「それとか山奥にいる」と付け加えたのですが(そういう問題じゃないですよね)、この“雲の上”に子供が食いつき、「はー? ぜってい(“絶対”のムキになった時の発言型)ウソだ!」とある子が言い、さらに他の子が、「(雲の上に)行ってみ! 5分でいいから行ってみ! 絶対無理だから!」と、顔を真っ赤にして力いっぱい声をあげ・・・・。
『お前ら、ウソだってわかるだろ。そんなムキになるなよ。それに「5分でいいから」って・・・長いよ! 俺には5秒だって無理だ、雲の上に行くなんて。』(以上、心の声)その後、ちょっと練習をしてから休憩に。数人が「トイレ行ってくるー!」と。
すると、さっき「5分でいいから行ってみ!」と言った子が、素の顔で「あ、トイレ・・・」と言いかけた後すぐに「あぁ・・・、トイレ行っていい?」と言い直しました。
あれ? 何で言い直した? 言い直してそれ? -ん? 普通にしゃべりそうになったところを敬語に置き換えようとしたんじゃないの?
どうやら逆だな、丁寧に聞きそうになったところを普通の言葉に直したんだな。
んー・・・、それにしても、子供たちが、こんなにコーチに突っ込んでくるスクールって・・・。
練習中も、見本を見せる時に失敗すると嬉しそうなんですよね。見本が上手くいくと、「今ゆっくりだね」(=「だから上手くできたんでしょ」の意)やら、「もっと速くやってみて」(=「きっと失敗するから」の意)などという言葉をかけ、“挑発”してきます。そんな言葉を受けて速くやる時もあります。(→→それで失敗すると嬉しそう。逆にそれでもうまくいくと「じゃぁ、もっと速くやってみて」とまたムキに・・・。)
見本って、きれいなのを見た方が嬉しくないの?? ? 君たち。
いったい彼らは私のことをどう思っているんだろう?
あの話し方、表情からすると、友達・・・いや、友達ならもっと優しくしてくれるよな。
ライバル? ・・・でも、ライバルだったらもっと敬意を持っても良さそうだし・・・。
生意気でうるさい人? ・・・んー・・・。(→→たぶん、これだな。)
コーチに対してこの態度。
尊敬しているわけでも憧れているわけでもないコーチのいるスクールに(普通はもうちょっと“キラキラ”している目でコーチを見るでしょう。あいつらの目はギラギラしている・・・)、いつもここに来てくれているということは(ちなみに「仙人」の話をした日は“雨”!)、コーチではなく、色んな友達に会えるこの場が好きで来ているということなので、(ちょっと悲しいですけどぉ)実はこんなに嬉しいことはないのですが・・・。
まぁ、こんな“貫禄”のない私ですが、かわりに佐藤コーチに貫禄が・・・あ、まだな~い! (だって、今はまだまだ“エネルギー”、“情熱”、“若さ”が持ち味の時期ですから。
私にはないすがすがしさ、躍動感があります。)
・・・ということは貫禄ある人物不在? えーっ、それは困る・・・あ、ああ、あああ、いたぁ! 見学されている皆さん、貫禄ありますよ~! (良かった、良かった。これで安心。)
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