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通信56おまけ 「声」

よく、「声が出ない」ということで、ご相談いただくことがありますが、「声が出ない子に対して、みんなの前で“声を出すように”と注意をしても、出せなくなるのが普通です」という話をしています。注目されるのが恥ずかしい場合も、まだ失敗を恐れている段階でも、責任感が強い場合でも、他にも様々な理由から、こうなるケースが多いのです。なので、その原因を確かめてから、みんなの前で注意をするような感じではなく、声が出せるようにもっていくのが普通です。(→→もちろん他にも方法は色々ありますが。)
・・・・・・が、4月に入ってからまだ10日しか経っていない段階で、私はこの、“みんなの前で「声を出せ」”という注意の仕方を、U-12クラスの2人の子にしています。
以前、この子達が声を出せなかった頃は、一般的な働きかけをし、声が出るようになりました。が、今回はその時とは違い、“みんなの前で”「声を出せ」というやり方です。
4月からクラスのメンバーが変わったので、これまでのように自然に声を出すことができなかったのでしょう。おそらく、そのクラスに馴染んでくれば、放っておいても声が出るようになるのでしょうが、その前に、(既にその子達はその高さの壁は乗り越えているので)今度は自分で(壁を)乗り越えさせないと。馴染んでから声が出るんじゃ、前に、まず馴染むように働きかけた後の状況と同じになってしまいます。冷たいようですが、すでに「声を出す力」のある子に対して、また前のようなやり方で声を出させるのでは、その部分での成長はまだまだということです。誰かが状況を整えないとできないのでは、まだ本当の力ではありません。ですから、今度は自分で「挑戦して」その力(ここでは声を出す)を出して欲しかったのです。それができた時に初めて、その(声を出す)力がついた、その部分は成長したと言えるのだと私は思います。(→→もちろん、この2人はそれくらいのことを乗り越えられると確信しているからこそ、このような働きかけができるのですが。これで成長しなかったら、当然、責任は(彼らの成長段階を読み違えた)私にあります。)
6年生の子は、特に厳しい状況にしました。厳しく働きかけた後に出た声は、たった2回。しかも小さめの声。この2回の声をどう評価するのか。

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