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以前の通信より「大切にしているバランス」

(かなり古い通信より)

一人一人が成長する、それを実現するためにトレーニングで気をつけていることをお話します。
―それはバランスです。バランスといっても実に様々なバランスがありますが...
まず、こちらから子供達に与えることと子供達が自分達の力で吸収することのバランス。与えすぎず・教えすぎず、でも彼らが力を発揮できる・自分達のすごさを認識できる・成長できるように。
次に、守る部分と守らない(ことにより成長する)部分のバランス。例えば、一人一人の練習スペースをマーカーなどで決めた場合(守ってあげる場合)、メリットとしては、
・周囲に惑わされず集中して練習に取り組める・安全である(他の子が入って来ない:ぶつからない)   などが挙げられますが、逆に、(とっさによけるなど)危険を回避する能力、自分で自分の場所を見つける・環境を整える・環境に適応/反応する能力の成長を抑えることもあるかもしれません。
そのため、場合によっては、スペースを区切らず、周囲の子と(トップスピードではない状況で)軽く体が接触するような状況を作ってそれらの能力を養えるようにしたり(イメージ的には小さい子が何度も転びながら手のつき方を覚え、大怪我をしないようになる感じ)、またはまったく別の見方として、友達と(心理的・身体的に)触れ合う状況を作るようにすることもあります。
そして、自由と規制のバランス。例えば、メニューを実施する時に、練習の仕方(例えば走り方やボールタッチの仕方)を子供達に自由に考えさせる・決めさせる場合と、こちらから指定・規制して行うことがあります。
子供の発想の方がより多くのアイデアがでることもありますし、また、自分で考える楽しさ、考えたことを実行する楽しさを知ることも大切です。
しかし、様々な経験をすることがとても大切な時期です。食事でいう偏食のようになってしまっては困ります。ちょっと無理してでも(或いは工夫をして)野菜を食べさせたり、様々な栄養素をとれるようにするように、様々な経験をさせるために、あえて無理なこと・嫌いなことに挑戦させたり、やり方を規制・強制することもあります。また、頭の中で考えることにのみ集中してしまい“動き”を起こさなくなると少しもったいない気もします(運動の刺激を与えられない)...より多くの成功体験を経験するために、経験させるために、ここは非常にバランスをとるのが難しいところです。

・・・これらはあくまで例ですが、このように様々なバランスがあり非常に悩むのですが、その中でなんとか子供達の顔や実際の動き(成長具合)を見ながら、良いバランスをとれるようにしていきたいと思っています。
文章で説明するのは難しい部分もあり、また文章能力が・・・・なので、わかりづらい部分もあるかと思いますが、詳しい説明をする時間を日頃あまりとれなかったため、書面にてお伝えさせて頂きました。

前述の通り“バランス”に注意している分、毎回の練習では一見不自然に思えることもあるかもしれません。そのような時には練習の構成・メニューについてお気軽にご質問・ご相談頂ければと思います。

最後に、最も大切にしたいことを。テクニックの向上と精神面の向上は、どちらかが向上すれば、もう一方も向上する、相乗効果をもたらす関係にあると思います。その相乗効果を生み出すときに必要なのは、達成感、成功体験です。
自分がそれらを経験することで、自分のすごさを知ったり、友達にもそのすごさがあることを知ったり、逆に友達のすごさを知って、自分にもすごさがあることを知ったり...。集まる子供達が、互いに関心を持ち合って、自分のすごさ、友達のすごさを感じられる、そんなスクールにしたいと思っています。
そのためにも、一人一人の大切さ・すごさ、一人一人の持っている一つ一つのものの大切さ・すごさを子供達に伝えていきたいと思っています。

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