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2016年10月14日 (金)

「嫌」から笑顔に

(2016年10月通信No.174より)
◆すごいね①
無意識に、子供たちは(…私もですが…)相手を嫌な気持ちにしてしまうことを言ってしまったり、やってしまったりします。そう、無意識のケースが多いのです。本当に傷つけるために嫌なことを言ったり、やったりした場合は、とても厳しく注意しますが、無意識の場合や誤解によって相手を嫌な気持ちにさせてしまうようなことについては、双方への伝え方に気をつけています。
よくあるのは…チーム分けをする時や練習でグループを組ませる時に、コーチが「○○と××と組んで」と言うと、○○君が「えー! ヤダ」と言うことがあります。それを聞いたら、××君が嫌な気持ちになりますよね。まるで、○○君は××君と一緒になるのが嫌なように思える態度です。ですが、実際には、○○君は××君を嫌なのではなく、ただ△△君と一緒になりたかっただけであることがよくあります。または、××君と対決してみたいということもあります。(同じチームになると対決できない。)
こうしたことがよくあるのですが、こういう時は、まず、言ってしまった側の子に対して、「そういうことを言うと、嫌がっているワケではなくても、××君は”自分のことを嫌がっている”という風に思ってしまうよ」と話します。そして、誤解をしてしまった側の子に対しては、「今は、~~というような気持ちだったから、こう言っただけだよ。キミを嫌がっているということではないよ」と伝えます。
子供たちの間では、お互いに、こうした「誤解を与える」「誤解をする」ということがよく起こるのですが、それぞれの子の存在を自他ともに認めてほしいので、ソラでは、特に、その子の「存在」に関することについては、こうした誤解はできる限り解いていきたいと思っています。
例えば、よく注意される子や言葉を発しすぎて誰かに嫌な思いを与えてしまう子などは、一般的には否定的に捉えられることが多いと思いますが、ここでは、そうした子が誰かを守ってくれたり、支えてくれたり、勇気づけたりしてくれることも多いので、そういう肯定すべき部分もみんなに伝えられるようにしたいと思っています。
「あいつ、注意されてやんの」「また怒られてる」「嫌なことを言う」というマイナスの面は、(教えようとしなくても)伝わってしまうのですが、そういう子が実はたくさん助けてくれている、良いことをたくさんしているというプラスの面は説明しないと気づいてもらえないことも多いので…。
これだけ色んな子が集まっているので、どれだけのプラスがあるのか、それぞれの子の存在がどれだけプラスなのか、そうしたことがわかる空間に…はい、子供たちがしてくれていますね!
◆すごいね②
さて、①で書いたようなことを伝える必要のあった、ある日のU-12クラス。
ちょっとおとなしめのA君に、A君が誤解をしてしまうかもしれないB君の良さをわかってほしいなと。その前の時点で、A君がB君のことを「嫌だな」と思うような雰囲気があったので…。
そこで、あるメニューでA君とB君を一緒に練習させました。そして、練習後、A君に、「B君はどんなヤツだった? いいヤツ? それとも嫌なヤツ?」と聞きました。
こういう時、子供に「なんとなく、こう答えた方がいいかな?」と想像させる聞き方もできますが、この時の私の聞き方は答えを導き出すような聞き方ではありません。
さてさてー、なんて答えるかな? 少なくとも私がそのメニュー中の様子を見る限り、A君はB君にたくさん助けてもらい、B君のおかげで楽しく練習ができていたことは明らかなんですけどね…そういうB君の良さに気づいているかな。いや、気づくだろう…と思って答えを待つと、「わからない」と。
えー?! わからないって…。この時、私は、A君が正しい答えを言おうとしているのかなと思いまし
た。私に聞かれ、正解があるのではないかと思ったのかなと。でも、私の聞き方からは、どっちが正解な
のかはわからないので、困って、「わからない」と答えたのかなと思いました。
…こらこら、しっかり見ていたら、どっちかわかるだろう? 「これが正解かな?」を答えるのではなく、
感じたことを言ってほしいのです。なので、「わからない」という答えに対し、(A君は最初、B君にいいイメージを持っていたわけではないようなので=誤解をしていたようなので)「それじゃ、お前ももっと相手のことを見ないとイカン」と話しました。
その後、再度、A君に「B君はいいヤツ? 悪いやつ?」と私が聞くと、困った顔で黙り…。
すると、A君の困っている様子を見て、ある子が、「恥ずかしいんじゃない?」と。
え? 恥ずかしいの? … まあ、考えれば、「コイツをいいヤツと思うか?」と聞かれ、「いいヤツ」と答えるのが照れる、恥ずかしいと感じる気持ちもわかりますね…。
そこで、「恥ずかしかったの?」と聞くと、「うん」と。
その時の表情からは、私にはそうは思えなかったのですが、それは私の見方が悪かったのかもしれませんし。子供の言うことが正しいこともありますので。ですから、そこでは、そのままに。
この時はB君が実はいいヤツだということをA君やみんなに知ってほしかっただけなので。そして、ある子が「恥ずかしいんじゃないの?」と聞いた時点で、みんなはB君の良さがわかっているということで。
ははは、さすがB君。普段から良さが周りに伝わるようなことをしているんだね。そして、周りの子も、そうした関わりから、ちゃんと覚えているんだね。さっすが~。
◆すごいね③
さてさてさて、②に書いた様子を見ていれば、A君も「B君にはいいところがある」と理解できるはずなので(これで目的は達成されているので)、この時は答えを明確にはしませんでした。
ただ、それとは別に…そうかぁ、恥ずかしいこともあるのか、あるよな、照れることもあるかぁ…と。
私は、この時、ちょっと考えればわかりそうなこの可能性に、まったく気づきませんでした。A君が照れくさそうにしていれば、その可能性にも気づいたかもしれませんが…。いや、同じくA君の様子を見ていた子がその可能性を感じたんですから、私もそこまで可能性の幅を広げて感じられるはずだったんですよね。つまり、子供の感度になっていなかったんですね。うーん…悔しいですが、子供の勝ち~。どんな可能性があるのか、常に幅を持って表情は見ないといけないですからね。「そんな可能性があるんだよ」と、子供に教わったのでした。
…ま、そういう自分の反省部分とは別に、「この子のおかげで楽しく練習できたんだから、恥ずかしくても、コイツがいいヤツだということは、言えないとダメでしょ」とA君には言いましたが。
それにしても…ね、ソラッ子、やるでしょう?
この時、A君を見て、「恥ずかしいんじゃないの?」と言った子は他にもいましたからね。相手の顔を見て、色んなことを感じる、想像する力があるんですね。すごーい。
…まあ…この「恥ずかしいんじゃないの?」と言ってくれた子も、相手に誤解を与える言動をすることがあるんですけどね(・´з`・)( ´艸`) それぞれの子がパーフェクトじゃないところが、逆に可能性を大きくしているんですよね。(私がパーフェクトからほど遠いのも、それを狙ってであります(゚∀゚))
毎年、卒業する子たちが見せてくれていることですが…「あいつ、キライ!「あいつムカつく!」というぐらい仲の悪かった子たちが「親友」になることがここではよくあります。誤解した時点で離れてしまえばそこまでの関係にはならないのですが、離れずに同じ空間にいるので、こうなれるのでしょう。努力と言えば努力ですよね。そして、同じ空間にいることができるのは、他にも色んな子がいるからなんですよね。本当に、それぞれの子が関わって、子供たちの力で、ここでは伸びていくんです。
やるね、すごいね、ソラッ子たちは。
9月から、新しい友達がたくさん増えましたが、これでまた可能性が大きく大きく膨らみましたね。
みんなで関わりながら、それぞれの子がまたどんどん伸びていきますように。

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9月から、またたくさん友達が増えました~(^O^)/
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=スクール責任者指導歴=
1997年  クーバー・コーチングサッカースクール浦和校 サブマスター
1998年  クーバー・コーチングサッカースクールあざみ野校スクールマスター
1999年  クーバー・コーチングサッカースクール相模原校スクールマスター
2000年  クーバー・コーチングサッカースクール世田谷校スクールマスター
1997〜2002年 クーバー・コーチングジャパン 指導者講習会担当スタッフ
2002年  高木琢也主宰サッカースクール責任者
2003年  サッカースクールa 千葉北スカイランド校スクール責任者
2005年  サッカースクール「ソラ」を立ち上げ(現在に至る)

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