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2011年11月22日 (火)

子供の行動・言葉

(2011年11月 通信No.117「おまけ」より)
今回は、以前にブログに書いた、U-9クラスであったことを中心に載せます。
■誤解
ある日の1年生・・・
練習で、列になって並んでいる時に、「後ろの子がわざと押した!」と言って泣きそうになる子。
私も見ていましたが、それは誤解です。
後ろの子は、ボールをその子の方に押し出してしまいましたが、その子のことを押そうとしたのではありません。
「押された」と思った子が、ちょっと悪いタイミングでそこに出てきてしまったのです。
「押した」と言われた子に、私が「押したの?」と聞いて、「押してない」と答えても、その子は「わざと押した!」と言って話を聞きません。
なので、その子には見えなかったはずの後ろの様子をもう少しだけ詳しく話しました。また、わざとではなくても、当たってしまったのは事実なので、「わざとではなくても、君が当たってしまった相手が泣いているよ」ということを(結果的に押す形になってしまった)相手の子にも言いました。
そして、「ごめん」「いいよ」で仲直り。状況によって、言葉はあってもなくてもいいと思いますが、この時はこの言葉で仲直りをしていました。
その後のゲームでは、この2人を同じチームでプレーさせました。2人とも結構いい感じでプレー。
そして、1試合した後に、その2人に休憩を取らせました。
そっと会話を聞いていると・・・
「おまえ、いつからそんなに強くなったの? 1年生のときからここに来てるの?」と一人が言い、もう一人が、「おまえも強いな。いつからサッカーやってるの?」と。その後も、そんな会話をずっとしてました。
こういうの、大好きです。
言い合って、仲直りできて、仲良くなって。誤解、間違い、誰でもすること、されることです。だけど、プラスにもっていきたいですよね。

■いい言葉
・・・ここ数日、「懐かしい」ことが続いています
この前、練習開始前に、2年生の子が2人で遊んでいるのをじっと見ていた1年生の子が・・・
次第にニコニコした顔になり、さらに2年生を「じーっ」と見て・・・「じーっ」と見て・・・
「ぼくもなかまにいれて!」と言いました。
2年生の子と1年生の子は学校も違うし、ここ1、2ヶ月の間に入った子たちです。それに、ここでしか会わないので・・・言われた子はこういうことになれていないのか、ちょっと戸惑っていましたが・・・。
きっと2年生の子たちがとても楽しそうに見えたんでしょう。
楽しそうにしていた2年生も、それを見ていて声をかけた1年生も、「いいな」と思いました。
「なかまにいれて」ーいい言葉。
こういう光景を見ることが最近少しずつ減っていますが、こういうところが子供のいいところ。
時には傷つくこともあるでしょうが、人への興味、楽しいことへの興味を大切に、毎日、進んでいってほしいと思います。

■かけれぬ言葉
子供たちは、引っ越しや習い事のスケジュール変更、送迎の関係など、様々なご都合でスクールに来れなくなることもあります。
子供たちの中にはすごくソラを好きな子もいてくれて、来れなくなる前の最後の練習では気持ちが「悲しい」でいっぱいになって、普段とは違う様子になってしまう子もいます。
今までなら我慢できていたような、ちょっとしたことでくじけてしまったり、今までは「もう平気」と立ち直れた場面で立ち直れなかったり、何度も何度も悲しい気持ちになってしまったり。
つい前も、そういうことがありました。こういう時は、コーチとしても悲しくはなります。
子供は、気持ちが落ち着いていないと、行動に出てしまうことが多くあります。
普段と違う行動や態度になってしまうのもわかります。

普段とは違う様子や行動を繰り返す子に対して、最後の練習になるかもしれないから、すごく優しくしてあげて、支えてあげるのもいいのかもしれませんが・・・。
最後に優しくして「やめたくない」という気持ちを強くしてしまうことを避けた方がいいこともあります。それに、会えなくなるなら、尚更、これからその子が「子供の遊びのルール」の中で生きていけるように、ある程度のことを教える必要もあります。
だから、優しくするというのとは全く逆の行動を取ったり、言ったりしなくてはならないことがあります。
もちろん、離れることに対して子供もスッキリしている場合や、これまでの姿を見ていて、最後でも楽しく接して平気だと判断した場合はそうします。また、今書いたようなことを踏まえても、必要があると思えば支えますが。
子供たちが多くの時間を過ごすのは、私たちの見ていない時間です。
その、外の場で、楽しく、強く、時間を過ごし、栄養をとって、成長していってほしいと思っています。
ソラにいたことがある子を外で見かけた時に、元気に遊んでいるのを見ると、こっちのことを忘れていても・・・それはちょっと悲しいことではあるのですが・・・でも、それ以上に、安心するので・・・これまでもそうなので、だからこちらは大丈夫なのです。外の時間を楽しく過ごせよ、ソラっ子! 

■ちょっかい
子供の頃、ラグビーボールのような形をした、小さなボールでよく遊んでいました。
どこに転がるのか、どんな弾み方をするのかがわからなくて、面白いんです。
さて・・・話は変わりますが・・・子供たちは・・・
『もっと仲良くなりたいな、友達になりたいな』と思ってちょっかいを出す、
学校も違うし、ここでしか会わないので、まだ相手は“ぼくらは友達”とは思わないかもしれないけれど、『同じ場所にいるのだから、当然、友達だよね』と思って、ちょっかいを出す、
並んでいる時に、ふと、目の前の子に『ちょっとイタズラをしたくなって』しまい、ちょっかいを出す、
・・・・実に色んな理由で、互いにちょっかいを出したり、出されたり。
そして、ちょっかいの出しあいから、ケンカに発展したり、逆に、仲良しになったり。まあ・・・忙しいこと忙しいこと。
こういうことがほぼ毎週(いや、毎日かな?)、どこかのクラスで起きます。
ほとんどの場合、友達になりたくてちょっかいを出す、友達だと思っているからちょっかいを出す、という肯定的なことなので、その理由を大事にして話をすることが必要だと思っています。
ですが、気持ちの表し方は一つだけではないので、相手のことを見ながら、相手に伝わる方法を見つけていくことも必要だと思いますし、相手に対して自分が与えてしまったこと(例えば、誤解だとしても嫌な気持ちにさせてしまったなど)をちゃんと見て、それを修復する行動を取れるようになることも、必要だと思っています。
ですから、双方に、「好きだからちょっかいを出す」というような感じで話してあげる時もありますし、「相手が嫌がることをしすぎたらいけない」という感じで話すこともあります。
子供の行動は繰り返されることが多いので、成長につながっているのかどうか、以前の経験から覚えられたことは何なのだろうか、今、この子はどの段階なのだろうかと、考えながら話します。
ただ、これまでにその子のしてきたことを頭に入れて(例えば、3週間前はあんなことがあって、2週間前はあんなこと、先週はこんなことが・・・というようなことを頭に入れて)グラウンドに立つので、練習が始まって5分もたっていなくて、子供たちにとっては「まだ始まったばかり」でも、私にとっては「何日も前から見ている練習中」という感じなので・・・子供にとっては「まだちょっとふざけただけ」なのに、いきなり、「お前(ら)!」となることもあります。
また、同じ行動を取っていても、それまでの経緯は子供・クラスにより違うので、全然違う注意の仕方もします。
こんな感じなので・・・
外から見ても、中から見ても、実にデコボコの空間だなぁと思います。
決してきれいに整った形ではないし、でっぱりを触れば痛いところもあるし、どこに転がるのかわからないし、どこにはずむのかわからないし・・・。
そう、魅力があるんです。
だから、子供たちにどんなことがあったとしても、最後の最後には、「いて良かった」「やって良かった」と思える場にしたいと思っています。

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