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2011年8月13日 (土)

オウンゴールから・・・②

(2011年8月夏空通信「おまけ」より)

今度は、オウンゴールをしてしまう選手はどんな選手なのかを考えてみましょう。
まず、なぜ、オウンゴールが生まれるのかを考えてみましょう。
オウンゴールをしてしまうということは、自分の態勢が悪い状況、無理にボールを触らなければならない状況でボールを触ってしまったということですよね。
では、なぜ、悪い状況になるのかを考えてみましょう。
それは、(子供の場合)多くは、自分のゴールに向かうボールに対して、「走っても間にあわないかな」と思う状態からでも追いかけてしまっているからです。当然、体は自分のゴールの方を向いていることが多く、そのような状態から自分の進んでいる方向とは違う方向にボールを蹴ることは難しいので、蹴ったボールがそのままゴールに入ってしまうことがあるのです。また、自分のゴールの方に走っている時に、足にボールが当たり、そのままゴールの方へ飛んで入ってしまうこともあるのです。

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他にも悪い状況になる原因はあります。特に大人の試合では。ですが、大人の試合で起こるオウンゴールと子供の試合で起こるオウンゴールの原因は根本的に違うと思います。それらのことも含めて考えると、問題が多く、複雑になり、見えにくくなるので、それら他の要因のことは(実際に、子供たちのプレーを見ている上で大きな要因にはなっていないと思われることが多いので)ここでは特に取り上げないで考えていきます。但し、安易に、大人のゲームで起こるような要素で子供のゲームでも起こっているように見える要素を、ここで考えるべき原因から外したと誤解されるといけないので、大人と子供で同じ現象(原因)だと思われるかもしれないことについて、一つだけ説明します。
では・・・大人でも子供でも、「ポジショニングのズレ・ミス」からオウンゴールが起きたように見えることがあり、同じ原因でオウンゴールが起きたように思われるかもしれませんが、そもそも、子供が大人と同じレベルでポジションを取るべき試合などないはずなのです。なぜなら、大人はチーム戦術を実行する上で、「グループ」「コンビ」「個人」としてポジションを取っているからです。それと同じポジショニングを必要とするということは、同じように「チーム戦術」を必要とするということです。ですが、「チーム戦術」とは、それ以前に「グループ」「コンビ」「個人」としての戦術を身に付けた上に成り立つものなのです。そして、育成年代では、「チーム戦術の前に、個人、コンビ、グループといった部分での戦術をもっと十分に学ぶべきだ」ということを、育成年代の良い指導者であれば理解しているはずなのです。実際に、小学生以降の、中学生や高校生年代の代表チームを率い、国際大会を経験した指導者が、その経験から、中学・高校年代ですら、「育成年代なのだ」と強く認識し、チーム戦術の前に、「個人」戦術をもっと学ぶ必要があると指摘しているぐらいです。
ですから、小学生年代では、当然、チーム戦術が強く影響するはずはないので(影響すべきではないので)、高度なチーム戦術の上に成り立つ大人の試合での原因と子供の試合で起きる原因は、現象的には似ていても、ここでは切り離して考えることにいたします。
また、子供の試合で「悪い状況からのミス」に見えるものに、「急にボールが自分のところに来て、当たって入ってしまう」とか、「慌てて蹴って、自分のゴールに入れてしまう」というものもありますが、これらも、別に悪いプレーではありません。「その前に色々すべきだ」とか言っても、適切なタイミングで適切なポイントを捉えることができる指導者でないと、それらの原因を正しく把握し、子供に伝えることはできません。一瞬、見るタイミング、ポイントがずれるだけで、間違った指摘をしてしまいますから。
こういったことも踏まえて考えた場合、オウンゴールとなる他の原因は、その時に子供に言っても仕方のないことがほとんどなのです。ですから、それら他の原因については、ここでは特に触れないで話を進めます。
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「無理だ」と考えていたら、そこまで走らないので、悪い状況にはなりません。そして、走らなければ、失点の瞬間にはそこにはいませんから、失敗したように見えることもありません。
「失敗に見える」オウンゴールと、「失敗したようには見えない」見送りと、どちらの方が良いプレーなのか、はっきりしていますよね。
子供たちは、その時に自分の目に入ったことが情報の全てになってしまうので、「あ、オウンゴール!」となりますが・・・それにしても、「オウンゴール」という言葉を子供たちがとても使うので驚いています。
もう覚えてしまった言葉を使うなというのは不自然なのでしませんが、それにしても、こんなに多くの子が(しかも年齢の低い子)が覚えることなんてあるのかと、不思議です。
もちろん、子供が「オウンゴールだ」と言う時には、相手に対して言うというよりも、「相手が自分に点を入れてくれた」=「面白いこと」と捉え、「面白いから言う」という要素も強いかと思いますが。
ですが、言われた子は、大きな失敗をしてしまったと感じているように思えることがよくあります。
少なくとも皆さんには、いつでも正しく子供の努力を見てあげられるように、「オウンゴールをするような子は、良いプレーをしている、本来伸びるべき子」だということを覚えておいて頂けたらと思います。

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