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2011年2月21日 (月)

お振り替えについて・・・

(2011年2月 通信No.107より)

U-12クラスでは、今、お振り替えをお受けしていません。

人数が増えてきて、どの曜日も定員に達しているか、定員に達してはいなくても定員に近い人数なので、お受けできないというのが大きな理由ですが、定員に達していない場合でも、人数だけの問題なら、1~2名、お振り替えをお受けすることはできるのです。

ですが、お振り替えをお受けできないのは、先程書いてきたようなことがあるからでもあるのです。

ソラの空間は、子供同士の関係で成り立っているのです。

各曜日・空間は、子供たちの構成・グループとしての段階・雰囲気によって、個体として存在している時や液体のように存在している時、もう飛行船の形を作り、その中である方向に進んでいる時や飛行船の形をみんなで作っている時などあり、さまざまな形を取りながら成長していきます。

そのような流れの中では、単純に、1人の子が参加する=1人参加人数が増える、ということにはならないのです。

例えば、(ちょうど今、寒いので・・・)氷を例に挙げると・・・氷のような状態になっているところへ、もう一つの氷がポンと来ても、たがいにツルンと滑ってしまうことがあります。または、カチンとぶつかって割れてしまうことがあります。とても簡単に言うと、そんな感じです。

また、氷になるまでには、大きな氷(グループ)も小さな氷(個人)も、多くの時間がかかっていることもあるのです。

そんな氷は、その場に携わってきた人間として、どちらとも簡単には割れないことも、双方の氷の中に見える、キレイな柄を壊せないこともあるのです。

もちろん、氷を壊したり溶かしたりして、再構築していく必要のある時はそうしますが、それは、その必要のある時=空間として、(団体または個人として)次の空間に進む時です。もちろん、筋トレのように、毎回、適切な負荷を与え、壊し、栄養・休養をとり、超回復を繰り返す、ということを行い、空間として成長させてもいますが、それも、空間の状態に適した負荷なのです。

ありがたくも、「ソラに入って、子供が伸びました」と言って頂けることもありますが、(もちろん、練習内容は十分に考えて計画を立てていますが)ソラで、私たちスタッフが特別なことを特にしていないのに子供たちが伸びているのは、実は、こういう、子供同士の掛け合わせの効果があるからなのです。

混ぜる時や掛け合わせる時に、互いにプラスになるかといった部分に注意をしているのです。

人数が少ないうちや個体となっていない時には、足すことも掛け合わせることも、これまでのコーチ経験で培った技量(あったかな?)で対応できることがあるので、お振り替えをお受けできることもあるのですが(お振り替えをお受けする場合でも、できるだけ事前にご連絡をいただくようにお願いしていたのは、こういう掛け合わせのための糸をどう結ぶかを考えるためです)、人数が多くなり、1人増えることにより、掛け合わせの可能性が何倍にもなる時や、個体となり、滑りあったり、欠けてしまったりする時には、ちょっとまだ私どもでは対応できないので、お振り替えをお受けできないのです。

このあたりは、人数などにあまり関係なく振り替えのできるスクールとは全く違う部分ですし、外にも見えにくいところなので、なかなかご理解いただくことは難しいかもしれませんが・・・。

でも、冷静に考えていただければわかってもらえるかと・・・だって、本当に子供たち、伸びていますからね。

豊田はいいコーチですけどね、私はプリプリしているか、ゲラゲラ笑っているか、ブスッとしているか、ですから・・・。

こんな中で伸びているのは、こういう、子供同士の掛け合わせが大きな力を発揮しているからなのです。

もちろん、掛け合わせの糸(意図)は、慎重に、念入りに、結びますけどね(こんな私でもこういう部分は慎重になるのです)。

こんなわけですので、ご不便をおかけしますが、ご理解いただければと思います…。

=サッカースクール ソラ=
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