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2010年9月23日 (木)

復帰・復活できるんだ! 

(2006年1月 通信No.32より④)

ニュースが飛び込んできました。中学3年生の女の子の。私が他県のスクールで指導をしていた時に小学3年生だった子です。
当時、この子は本当に楽しみながら、チャレンジを繰り返し、テクニックを身につけていきました。
私は一年後には別のスクールを開校するためそこを離れてしまい、そのスクールには約1年間しかいられませんでしたが、素直な子が多く、とても楽しいスクールだったので異動後も気になり、後任のコーチに色々と様子を聞いていました。この子も順調に成長し、無事に卒業したようでした。
卒業後は、Jリーグの下部組織のチームに所属したことを聞きました。順調です。そして今は中学3年生。チームは変わりましたが、まだ元気にプレーしています。順調ーーーーいえいえ、実は全然順調じゃなかったんです。・・・この子は足の病気で、中学1年生の時に手術をしています。手術をしても「サッカーは無理」と病院の先生が言うほどの状況になっています。私がお見舞いに行ったときには病室で横になり、足を上に吊った状態で固定されていました。退院の連絡はもらいましたがその後しばらく連絡がなく、そろそろ復活できたかな、それとも復活できず苦しんでいるのかなと気になり連絡をしてみると、ちゃっかりすでに復活していました。しかし、入院、手術、退院後のリハビリなどで、サッカーの練習に参加できるようになるまでには約1年間かかったそうです。
1年間、皆さんどう感じます? 長い人生の中での1年間だと考えれば、長くないと言えるかもしれませんが、子供にとっての1年間 ― ボールを蹴ることが大好きな子です。サッカーが好きで好きでたまらない時の1年間。友達がどんどん上達していく1年間。どれだけ長かったことでしょう。
実は、私はきっとそんな状態からでもその子が復活することはなんとなく予想していたのですが(それまでに色んな子がすごい力を私に見せつけてきましたからごく自然な考えです)それにしてもよく耐えたと思います。
子供ってすごいですね。この子、U-15ナショナルトレセンに選ばれたんです。
全国から126名選ばれているのでこれからも大変ですし、選ばれていなくても優秀な選手、今後伸びてくる選手はたくさんいるでしょう。あくまで現時点で選ばれているということなので今後どうなるかはまったくわかりません。本人もそれはきっとわかっているでしょう。でもブランクの時期、期間を考えるとすごいことは確かです。サッカーに復帰どころかここまで来たんですから。
本人の努力、そしてそれを後押しする家族、友達、チームスタッフの支えがあったからこそ得ることができた成長だということは言うまでもありませんが、乗り越えたものの大きさを考えると、きっと、ただ順調に成長していた場合に得ていたであろう力の何倍もの成長する力を手に入れたのだと思います。
実際にどうなるかは、やってみないとわからないことがたくさんあります。
みんなが、自分の期待通りの結果を得られるとは限らないかもしれません。でも、子供たちの可能性は私達の想像をはるかに超えています。一人一人の子に、色々な、強い可能性があることだけは事実です。
子供たちはすごいですね、遠くにいても、会わなくなってから時間がたっていても、しっかりと私達に存在を示し、勇気をくれます。今年最後に、また力を見せつけられてしまいました。

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