保護者の皆さんへ・お礼
(2010年3月 通信No.92より)
■保護者の皆様へ
4月からの一年間、スクールの活動にご理解、ご協力頂きまして、本当にありがとうございました。
ソラに通う子は、良い意味で子供らしくて、とても楽しい空間を毎回作っています。
「楽しい」というのは、色んなものが詰まっているという意味ですので、怒りたくなるようなことも(実際に怒ってますが)、笑いたくなるようなことも、悲しくなるようなことも、本当に色々あるのですが、“小さな小さな大きなこと”のたくさん詰まった「子供の一日」を一緒に過ごすことができ、私も毎日がとても充実しています。
このような空間なので、外から見ていて、自分の子がちゃんとやっていないように見える時や、人に迷惑をかけてしまっているように思える時には注意をしたくなる時もあったかと思いますが、そんな時でも外から声をかけるようなことはせず、スクールの空間を大事にして下さったことに感謝いたします(私やスタッフへのご意見などは遠慮なくどうぞ)。
子供たちは色んなことを経験しなくてはなりません。
自分で色んな経験をしないで、人の気持ちなどわかるようにはなりません。
まだまだ失敗をして、間違ったことをして、その時に色んなことを感じる経験をしなくてはなりません。
グラウンドで起きていることは、その時に単発的に起こることも、これまでの日々があった上で起きていることも、その組み合わせであることもあります。
その時その時で、何を経験させるべきか、何を感じさせるべきか、何を学ばせるべきか、その判断が難しいこともあります。
その時の空間をめいっぱい感じた上で、コーチとして、何をどうするか決めているので、今のように見守って頂けると非常にありがたいです。
今年度も、子供たちは、自分たちで作った空間で、それぞれ色々な部分が成長したと思います。
それも、外から支えて下さった皆さんのお陰です。ありがとうございました。
■6年生の保護者の皆様へ
卒業まで、子供たちをソラに通わせて下さり、ありがとうございました。
感謝の気持ちは言葉でいくら綴っても表せないくらいですが、ここでは、重たくなりすぎてもいけませんし、話し過ぎるわけにもいかないので、少しだけ・・・
・・・私は、子供たち、皆さんにたくさん力をもらいました。
「君には無理だ」と言われたこと、コーチを目指した時には想像すらできなかったことに、挑戦できました。
そのきっかけをくれたのは、6年前に閉校したスクールに来てくれていた子供たち。
そして、スカイランドの方に協力して頂き、保護者の皆さんに支えられ、スクールをスタートし、スタート後も、新たに加わった子供たち、子供を預けて下さった皆さんから、さらに力をもらい、コーチになる時に夢見たことよりももっと大きなものをつかむことができました。
本当にみなさんのお陰です。感謝しています。
6年前、私がスカイランドの社長さんにスクールの話をしに来た時は、「会社として」ではなく、「個人的な形」の話でしたから、話を聞いてもらえなくても仕方ないし、聞いてもらえても、スクールを開催できなくて仕方ない状況でした。
それにも関わらず、スカイランドの社長さんは、話を聞いて下さり、そして、スクールを開催させてくれたのです。
きっと、お話しした相手がスカイランドの社長さんではなく他の方であったなら、このようにスクールを続けることはできなかったと思いますし、子供たちや皆さんに会うことはできなかったと思います。ですから、スカイランドの方にも本当に感謝しています。
当時、ここでスクールを始める時に私が心に決めたこと、それは、「絶対に、子供たちに二度も閉校を経験させない」ということでした。
子供たちに「がんばれば何とかなる」なんて言いながら、目の前でスクールがなくなる経験を二度もさせたら、「がんばっても無理なものは無理」と教えるようなものです。
もちろん、実際には、がんばっても「無理」(一時的にそう映るものだと私は理解しています)なことがあるのかもしれません。
それに、子供たちには、閉校といってもどういうことなのか理解できないかもしれません。
でも、これからそういったことを学んでいく子供たちに、まだまだ自ら多くのことに挑戦していかなくてはならない子供たちに、(その時は理解できなくても後で振り返って)がんばってもダメなことがあると強く思ってしまうような経験は絶対に二度もさせない・・・これだけは最低限守りたいことでした。これをできた上で初めて他のことを追求できる、これを守る意思を持っていて初めて他のことを追求する権利があると、自分で思っていました。
今年、ソラを卒業する子の中には、閉校したスクールに在籍していた子もまだ残っています。
今年の卒業生を送り出すことができれば、閉校を経験している子は本当に少し。その子たちは、当時はまだ年中さんだったので、その頃のことはもうほとんど覚えていないでしょう。今年卒業する子が、かろうじて覚えているかどうかというところです。
(皆さんはいつも「無理しないでいいので」と温かく、応援だけしてくれましたが)子供に接する者として勝手に自分に課した課題でしたが、それをもうすぐ果たせます。
6年前の自分のままでは、きっと果たせなかったと思いますが、スクールの再開後、たくさんの子供たち、皆さん、仲間に会うことができ、ここまで来ることができました。
最初からいた子だけでなく、一年前にソラに来てくれた子も、二年前にソラに来てくれた子も、保護者の皆さんにも、ソラに来てくれた全ての方から、本当に力をもらいました。
今までに会った子供たち、保護者の皆さん、スカイランドの方・・・本当に感謝しています。ありがとうございました。
・・・これらの思いの他にも、今年卒業する子たちは、色んな状況、環境の中で、ソラでサッカーを続けてくれた子がたくさんいて、また、ソラに来る一人一人の子がそれぞれの頑張りを見せてくれましたので、彼らに対する思い、今年の子に対する特有の思いもあります。
彼らへの思いや皆さんへの思いを綴るといつも重たくなってしまって、何度も書いては消すということを繰り返したことがあります。ですから、今回は・・あとは心だけ、ドカンと放たせて頂きます。
勝手な、重たい思いかもしれませんが、どうか、届きますように。
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