« 2人の関係(続編) | トップページ | 「ダセー」・・・ちょっとだけ続編 »

2010年9月23日 (木)

空間・・・

(2006年3月 通信No.36より②)

ついこの前はすごく心地よい空間だったのに、今日は全く違う空間になってしまう...。そんなことがよくあります。そんな中だからこそ子供たちが成長するのだとも思いますが、それでも、理想の空間とかなり離れてしまった時には、悔しくて、悔しくて、たまりません。詳細はここでは触れませんが、2月の第4週も、U-9クラスでそんなことがありました。
…もちろん上手くなることは大切です。しかしスクールは“表面上”上手くなる(上手くプレーできる)空間かどうかなんてことより、そこにいることが意味のある空間であるかどうか、それが重要なのです。
あそこにいる一人一人が互いに影響を与え合って、そしてテクニックが身につくから、グラウンドに子供たちが集まる意味があるのです。表面的なテクニックなんかでなく、中身のつまったテクニック、自信、力が着くのです。自分の力だけでなく、友達の力、可能性を認識する力がつくのです。
気持ちや存在がバラバラなままで上手くなる、そんな空間にはしたくありませんし、そんな中での上達なんかに負けないくらいの、強い、力のある上達を、グラウンドでは、させたいと思っています。
―スクールの時はあらゆる言葉が飛び交います。時には許せない言葉も出てきます。よく気持ちをぶつけているように見えるかもしれませんが、あれでも実は抑えている時もあります。抑えなくてもいいのでは、と思われるかもしれませんが、抑えることが必要なこともあるのです。もちろん、そのままストレートに伝えることもありますが。
思いは伝えなくてはなりません。「お前の今の言葉は許せない」、それを伝えるために気持ちを抑えない方がいいこともあるかもしれません。でも、それでは逆に気持ちを伝えられない可能性もあるのです。
私が友達を注意しようとして、私が間違っているような時には、私に向かって「違うよ、こういう理由があるんだよ」ということを言ってくれる子もたくさんいます。こういう子が増えればいいと思います。
しかし、彼らはまだ子供です。まだ大人に“怒られる”のが「怖い」と感じてしまう年齢です。“怒る”ような形で接し、「“汚い言葉を言ったら怒られる”だから汚い言葉は言わないようにしよう」「“怒られるから”悪い言葉は言わないようにしよう」「怖い」から言うことを聞く、そんな風になってしまったら、いけないんです。形や見た目ばかり強要して、“形ばかり整える”空間、そんな風になってしまってはいけないんです。
本当に伝えるべきことを、いかに伝えていくべきかー。
私なりにその時、その空間で感じたことを、より子供たちに伝わるように伝える努力はしていますが、それでも、後で子供たちの顔を思い出し、もっと違うアプローチの仕方があったのではないだろうかと、反省することも少なくありません。
これからも、場合によってはその場にいる子供の誰かが嫌な気持ちになってしまう空間に(もちろん望んでなんかいませんが)、なってしまうことがあるかもしれません。
それでも、表面上の綺麗さや上辺だけのフェアプレー、そんなものではなく、もっと奥に目を向け、色んなことを子供たちが感じ、強い成長をできるよう、努力していきたいと思います。
至らぬ点もまだまだあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

|

« 2人の関係(続編) | トップページ | 「ダセー」・・・ちょっとだけ続編 »

スクールの考え」カテゴリの記事