チームに入っていない6年生のプレー
(2006年10月 通信No.47より①)
・・・正直、驚いています。いやぁ、本当によくぞここまで上手くなったね、という感じです。
スクール中も頑張っていますが、スクール時以外も、友達とサッカーをしているのかもしれません。
ゲームでのプレーをみると“素”で驚き、「おぉー!」「ほほぉ!」などと声を出してしまいます。
ある子は、パスを受ける(ボールを止める)時に、まだ足の裏で止めることが多いのですが、よくボールを見て、足の裏でしっかり止めています。足の内側(インサイド)や外側(アウトサイド)で止めることも、次のプレーに移り易いのでぜひ覚えてほしいプレーですが、今のこの子は、まだ足裏の良さを吸収できる段階なのでしょう。見ていると、「ボールをしっかり抑えたい」「ボールを受けなきゃ」という気持ちがものすごく伝わってきます。気持ちがしっかりプレーに表れていて、これはすごくいいことだと私は思います。また、この子はキックの時に、つま先のキックをよく使うのですが、これも、相手より一瞬でも早くボールを蹴りたいから自然にそうなっているので、とてもいいプレーです。足裏でのトラップとつま先でのキック・・・一般的には評価されにくいプレーかもしれないですが、とてもいいと思います。
他にも、ボールを持った時のテクニックにかなり磨きがかかってきた子、パスの感覚が非常に良い子、テクニックに挑戦しまくる子、エネルギッシュに動き回る子、いつでもしっかり動いている子・・・本当に、一人一人持ち味は違いますが、子供らしい成長の仕方を見せています。
そして、みんなに共通しているのは、ボールタッチがよくなったこと、動き自体が速くなったこと。
だからボールを持った時だけでなく、ディフェンスの動きも素早く、なかなか驚かせてくれるのです。
特に私が注目しているのは先ほど挙げたような“子供らしい成長の仕方をしている”ことです。急に上手になるのも子供らしいと言えば子供らしいのですが、自分に合ったこと(自分にできる精一杯)をするのも子供らしさの一つです。
きっとこれからも、彼ららしく成長していくのだと思います。楽しみにしています。
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