2人の関係(続編)
(2006年3月 通信No.36より①)
前通信で紹介した「追いかけ・追いかけられ」2人組の続編です。実はちょっとした続きがあるのです。通信No.35で、お互いの気持ちを理解し、気持ちの面でもプレー面でもお互いに良い影響を与えあった様子はお伝えしましたが、あの、ちょっとした友情プレーがあった翌週、「追いかけた」側の子(友達に何とかシュートを決めさせようと努力していた子)がスクールをお休みしたのです。
友達が休むことを伝えると、「追いかけられた」側の子は残念そうにしていました。
そしてその翌週(休みから友達が復活)、ゲームの時にチーム分けをしようと子供たちを集め、チームにする子供の名前を「××君(実際には呼び捨てです)と○○君と...」と言っていると...
“追いかけられていた”子が、さり気なく、そろりそろりと(実際には小鳥のようにちょっとずつ跳ねながら)○○君(追いかけていた子)の方に近寄って行くではありませんか。そばにいれば同じチームになれると思ったようです。ピョンピョン近づいて行きます。思わず笑っちゃいました、可愛すぎて。今回は“偶然”同じチームになれたようで、その2人はとても喜んでいました。これからも、気持ちを伝え合う経験、失敗やら成功やらをたくさんして、多くの楽しい仲間を作って欲しいものです。
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