過去最高・・・
(2006年5月 通信No.41より①)
「絵に描いたような」理想のスクールだというイメージを持たれてもよくないので、4月の最終週に起こったことをここでお伝えします。
木曜日、U-12クラスの練習での出来事です。
ミニゲームをやっている時にゲームをやる回数を私が数え間違えることが2回ほどありました。
その後のことです。大ゲームの準備に入りました。さて、チーム分けです。
チーム分けはかなり重要です。計画した様々な裏テーマがあるからです。さらに当日の様子から調整が必要になるので、色々考えながらチームを決めていきます。この日もそうでした。
色々と考えながらチームを決めていると、ある子が、「オレ、黄色(チーム)がいい」と言いました。私にも考えがあるので「色々考えて決めてるんだから」と言うと、「どうせ考えてないんでしょ」という言葉が聞こえました。「考えてないから(試合の数などを)間違えるんでしょ」という声も聞こえ、(それは反論するところではないので)練習メニューを書いた用紙を見せました。しかし見せている時も(彼らのことを)「考えてないんでしょ」という言葉がいくつか聞こえました。
私は、子供たちが練習をやらない・できない・話を聞かない・コーチに文句を言う・・・くらいではそれほど怒ったりはしません。今まで何度かきつい言い方で叱ったり、注意をしたことがありますが、それは本当に必要だと思った時です。しかも“注意”や“叱る”です。
―が、この時は怒りました。
考えていないと思うなら、信じられないなら、ここには来なくていいと言いました。これは叱ったのではありません。子供たちにも言いましたが、注意したのでもなく「怒った」のです。
子供たちは軽い気持ちで言ったのかもしれませんが、「考えてないんでしょ」と言われ、「そうですよ」なんて言えません。大人げないようですが、気持ちを伝える必要がありました。
コーチを始めて10年経ちますが、こんな風に“怒った”のは実は初めてです。その後、少し話をしましたが、少しは気持ちをわかってくれたかな、と思います。
吸収後はすっきりしてほしいものです。解散時にはもう私に、可愛い可愛い“憎まれ口”をたたく子が何人も。こんなところが子供らしくいいですね。
子供の受け取れる大きさで受け取り、次に進む。この大きさが、心・体の成長とともに少しずつ大きくなるように、その手助けをコーチングを通じてしていきたいと思います。
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