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2010年9月23日 (木)

試合のことなどなど

(2005年11月 通信No.30より③)

■みなさ~ん!? (チームに入ってない方には直接関係ないかもしれませんが、“参考”ということで。)
試合を見に行くと、スクールの子がいるチームを私も内心応援しています。残念ながら負けてしまうこともありますが、「試合結果=実力の差・可能性の差とは限らない」ということは覚えておいて下さい。
いい、年代に合ったサッカーをしようとしているチームの中にも負けてしまうチームもあります。だから私は、応援しているチームが負けて悔しくても、内容的に良ければ「別に~」という感じもあります。もちろん勝った場合も、プレーについてはさらに冷静に見なければならないと思っています。応援しているチームが勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。色々な思いも渦巻きますが、それでも冷静に考えることも必要なのです。

■ところで応援は...
「行けー!」「守れー!」「攻めろー!」など様々な声が聞こえてきます。これらの声援は子供達にとってもやる気の源になるでしょう。しかし、一つ気をつけなければならない声があります。それは、子供に対する具体的な「指示の声」です。「こうなったらこう動け」・・・これはコーチが出すべきものです。コーチとの間で意思疎通ができていたり、チーム的に問題がないようであれば構わないかもしれませんが、そうでない場合は控えた方がいいでしょう。それらの声により短期的には良い結果が生まれるかもしれませんが(見た目)、これはやめた方がいい声です。子供が本来すべきプレーや、成長の機会を失います。コーチをされている方は別ですが、親として試合を見る場合は、楽しんでしまうスタンス、声かけが理想でしょう。余裕を持って自分の子に突っ込みを入れられたりできるくらいなら最高です。実際にはそうはいかないかもしれませんが、ドキドキ・ハラハラ、喜び・悲しみ・楽しみ・ズッコケくらいがあった方が楽しいと思います。もちろん絶対に勝ちたい試合もあるでしょうが、それでもその「勝つ」という目標も、子供達の年代では「育成」という大きな目標の中の、一つの要素に過ぎないということは見失わないように、心の奥ではゆとりを持って応援していきましょう。
皆さんは応援はしてますがちゃんと“楽しむ”スタンスがあり、素晴らしいなと思います。

■“親だからこそわかる”感情を感じつついきましょう
チーム事情によっては、一つ下の学年の子が一緒にプレーしたり、経験の浅い子とずっと経験のある子が一緒にプレーすることもあるでしょう。当然、経験や意識の差がグラウンドで出る場面があるかと思いますが、全て受け入れちゃうくらいの余裕があるといいと思います。例えば、ボールを一生懸命追いかけている子と、砂いじりや、自分で遊ぶことに夢中になってしまう子が同時にコート上にいたりするのも珍しくありません。
自分の子がチームの他の子に迷惑をかけると申し訳ないので、つい自分の子がそのような行為をしている場合には厳しく注意したくなるかもしれませんが、本人にとってはまだその注意の意味がわからないということもあるでしょうから、必要以上に注意をしない方がいいでしょう。しかし、親がそこまでゆとりを持てるためには、周囲の皆さんのゆとりが重要です。
たまに、試合中に全く関係ないことをしている子を見ると、私なんぞは「可愛い」「面白い」ということで手を叩いて笑ってしまったりしますが、殺気だった応援の中だったりすると、浮いてしまう時もあります。
こんな中では親の方でも「うちの子かわいい」という余裕はなかなか持てないでしょう。皆さん、いつも見せてくれているゆとりをたっぷり発揮して下さいね!  もちろん学年が上がり、周囲との協調性をより育てる必要のある段階や、周囲の子の気持ちをしっかりわかった上でプレーしなければならない年代では別ですが。
子供達は自分達が楽しいからサッカーをしています。プレーしているのは子供達です。どんなことに“楽しみ”を感じるか、これも子供達の成長とともに変化していきます。みんなで、その時にコート上にいる子が楽しくプレーできる環境、応援している皆さんが素直に子供達を応援できる環境を作れるといいですよね。皆さんはすでにしていますけどね。

■自信を! 
自分の子のプレーを見ているとつい他の子と比べてしまいがちです。子どもの成長が気になるので当然だと思います。しかし、子育て経験豊富な皆さんはご存知でしょうが、成長には個人差があります。
他の子との差を認識することや比較も大切ですが、ここでもゆとりは大切です。自信・・・比較により生まれる自信も大切なものですが、他者との比較と関係なく持てる、絶対的な自信はそれ以上に大切です。子供のプレーは環境も影響します。可能性ある子供達が、彼らに似合わない劣等感や優越感などを持たず、強く成長していけるよう、良さを充分に認め、正しい自信を育てていける、伸びる環境をみんなで作っていきましょう。

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